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企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

エクセルの話題 ショートカットについて

2005年01月25日 | ビジネスで使うエクセル
コピー、切り取り、貼り付け、その程度のショートカットキー、と言ってしまえばおしまいですが、会社などで、いちいちマウスをもってきて、上記の作業をしている人を多く見かけます。上書き保存もそうですね。これらの機能は、Ctrlキーと、C(コピー),X(切り取り-もともとXが、見た目的にはさみをイメージすることから定められたようです),V(貼り付け)、S(
保存)、と二つのキーを押すことで達成できる、本当に基本的なものです。

この他にも、セルの書式設定は、日本語入力がオフ(半角直接入力になっている状態)で、Ctrlと数字の1。Ctrlを押しながら、矢印のついたカーソルキーを押せば、連続して入力されているデータの端っこまで一気に飛ぶ。CtrlとShiftをおしながらカーソルキーを押せば、連続データをひとまとめに選択できる。日本語入力オフで、Ctrlとスペースキーをおせば、アクティブセルの含まれる縦の列すべてを選択する。Shiftとスペースキーで、横の行自体を全て選択する。などなど、いろいろ小技があります。

CtrlとFで検索、CtrlとHで置換。CtrlとPで印刷。

またAltを使うと、別の作業も効率的に行えます。Altについては、同時に押さなくても平気なので、アクロバティックな動きだなんて思わなくても、誰でもできます。Altを押して、Dを押して、Fを押す。そこでエンターを押せば、一気にオートフィルタが出来上がります。また、形式を選択して貼り付けるときも、Alt, E, Sを押せば、あのダイアログが出てきます。中身も、キーボードで選択できるのですよね。

こうしたショートカットキーを使うのが嫌いな人(教えても、なかなか使おうとしない人)は、たいてい、キーボードで文章を打つのも嫌いな人です。でも、嫌いだからって、できないではすまないし、ショートカットを効率よく使って、作業時間も短縮できれば、よりいいのではないでしょうか?

もっとも、初心者の内は、マウスをつかっての作業時間とかそういうことよりも、コンピュータを使うことによる脳内での作業変換に時間がかかることでしょうから。。たいしたスピード化も測れないのかもしれないです。それに、最後に大事になるのは、コンテンツですからね。


(本記事ですが、変なコメントがあったため、再アップしました)
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そば処 SM吉 客を無視した接客は・・

2005年01月25日 | 企業の一般的な話
池袋から電車で数分のある街にある。。。おそばや。ウェブを調べてみると・・・「3年前に改装したきれいな店舗が印象的なこのお店。中に入ると明るい奥さんが出迎えてくれます。そば一筋28年のご主人は、特に水にこだわり、料理用も飲料水もアルカリイオン水を使用。麺も、この水と純内地粉を使って毎朝お店で打っています。5分以内に料理を提供する手の早さも職人芸。」
なんて紹介されている寿美吉。明るい奥さんは、確かにいる。そして味も、さほど悪くない。ただ、この明るい奥さんの接客がちょっと外れてしまっている。なんというか、店側に立ったものの言い方しかしないのだわね。たとえば、お茶を出してくるとき、その奥さんがお茶を持ってくるのだけれど、奥さんの目の前に、メニューを置いて見ていると、無言で、そのメニューをのけるよう圧力をかけてきました。
また、隣の客が、ティッシュペーパーが欲しい旨を話すと、その客の後ろ側で見えない場所であるにかかわらず、「そこにある」と言います。その客がティッシュを1,2枚取ると、もう、中身は空。それを訴えると、新しいティッシュの箱を持ってきて、箱を持ったまま、中身をとれ、とばかりに突き出します。
いくら、味に自信があると言っても、この接客はないでしょう。。そう感じました。

このお店の立地は、確かに、駅とコンサートホールのちょうど間にあります。そして、そのコンサートホールでは、よく演歌歌手のコンサート、また、観劇系の催しが開かれています。そういうお客様ばかりを相手にしており、足元商圏でのリピーター獲得はあまり意識していないのかもしれません。でも、そんなことを続けていると、早晩、客は来なくなりますよ。。人のふり見て我がふり直せ・・自分も気をつけないとなぁ。
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エクセルについて

2005年01月24日 | ビジネスで使うエクセル
前回は、いきなりsubtotalからはじめてしまいました。今後、適当にやっていくと、思いついたままに記事を出してしまいそうなので、これから記事をアップしていこうとしている機能についてまとめておきます。

○hlookup, vlookup テーブルなどから、データを検索してきて、取りたい場所にあるデータを持ってくる関数ですね
○キーショートカットのいくつか 特にshift+ctrlとか、shift+space, ctrl+spaceとか、そういうのをまとめます
○文字列操作関数の基礎 right, left, mid, substitute, concatenate, & あたりをまとめます
○ピボットテーブルの活用方法
○Large, Small関数の活用によるRMS(Relative Market Share)の一括計算
○ゴールシーク、ソルバーの利用
○オートフィルタの活用(そもそも、この機能を知らない人も多いようですし・・・)
○find, matchなどを利用した、データの参照方法
○offsetを利用しての、データの参照方法
○sumifなどを利用した、集計方法

これくらいを基本として捉えてまとめていきます。
多少知っている人は、ここの記事はあまり読む必要はないと思いますし、Excelファンクラブなどで調べていらっしゃるでしょう。それにマクロとかは、私が対象としている方々にはあまり必要ないかなぁ、とも思いますので説明はしません。以前、ググるという本の紹介をアップしたことがありましたが、そこでは情報の検索力は、発想力だと申しておりました。エクセルでも、ある程度の方法の引き出しを持っていれば、同じ答えにたどり着く方法は複数あるのですね。だから、そういう視点でものをまとめていきます。
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エクセル小技 subtotal

2005年01月24日 | ビジネスで使うエクセル
仕事で、エクセルを使うことは結構多いです。それで、よく思うのは、基本的な関数の使い方についてあまりにも知らない人が多いということです。そこで、ちょっとエクセルの関数についていくつか記事を載せようと思います。まず、最初に、subtotalから。エクセルで計算式を入れる際に、=A1+A2とかで計算する人、sumを使う人、様々だが、subtotalを使う人は少ないですね。。オートフィルタを使った時、ざっと表示されている数字の合計や個数、平均を見たりするのに便利だし、また、途中に小計が入っているような表で、選択範囲をわざわざ飛ばしたりせず、ひとまとめにして指定できるという意味でもなかなか重宝する関数なんだけれど。

たとえば、縦に3つ数字があります。その下に、小計で上の3つの小計を入れます。そして、また3つ数字が、そして小計。。。と続き、一番下に総合計が入るとします。ここで、小計欄にsubtotalをして、また、総合計欄にsubtotalで全部の範囲を指定する。そうすると、ぴしっと全部の数字が入るのですね。いちいち、小計を足し算したりする必要がないわけです。もっとも、検算というかチェックをするとき、セル参照を見るときなどがありますが、その時は、範囲が全部表示されてしまいますが。。。subtotalであれば、きちんと計算されていることになります。

例?まぁ、そう言わずに、Excelのヘルプを見たり、自分で試してみてくださいよ♪
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ペットボトルのお茶飲料

2005年01月23日 | 企業の一般的な話
清涼飲料が、昨年一年間で十五億六千万ケースも売れたとのこと。うち、四億一千八百万ケースが無糖のお茶だそうだ。500mlでは、1ケース24本入りだから、だいたい、国民一人当たりで、100本飲んでいることになる。3日に一本。仕事をしているときは、もっと飲んでいるか。まぁ、一日1本~2本は、無糖のお茶のペットボトル飲料を飲んでいるから、年間で700本くらいは、自分で消費していることになる。ものすごい数だとあらためて感じる。
今年は、3月に「生茶」がリニューアル。四月に、アサヒが「若武者」を発売するなど、また面白いことになりそうだ。「伊右衛門」「おーいお茶」などの既存のお茶と、熾烈な戦いをするのだろうなぁ。
今年は、普通の季節となってほしいけれど、既に花粉が数十倍と言われており、異常気象なんだろうね。

異常気象、数年続けば通常気象、なんていわれるけれど、数百年単位で続いてきた日本の四季が大きく変わろうとしているならやっぱり異常なのかもしれない。商品の流行りみたいな気象だけは勘弁だ。
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手を抜くな、と言いたい(JR切符売り場)

2005年01月22日 | 企業の一般的な話
新大阪駅で新幹線の切符を購入するときのことです。50代のおじさんが切符売り場に座っていました。私は、できれば、電源が使える席に座りたかったので、一番前の席、とお願いしたのですね。通常、そういうときは、車両の座席一覧のページを開いて、○×を確認して、席を選ばせてくれるのですが、このおじさんは、違いました。まず、一番近い列車について、一車両調べて、ない、と言いました。もぞもぞしていたので、次の列車でもいい、と新大阪始発の列車を指定したのですが、その時も一車両だけ調べて、それも一番前のC席しかない、と宣うのです。他の車両を調べることもなく、ざっと見ただけで、すぐ回答する。怪しいですよね。
話は前後するのですが、C席を出されたとき、新大阪始発で、たくさん車両もあって、一番前のAEが空いていないなんてことはまずないと考え、他の席はないのか?と聞き返しました。どの車両を見ることもなく、ない、と即答したこのおじさんは、神通力でももっていることでしょう。なお、この切符売り場は、新大阪駅の、新幹線の中央改札(入り口側)から向かって右手にある、JRの改札です。JTT(JR東海ツアーズ)新大阪支店の人ですね。係員の名前は名札を付けていなかったのでわかりませんでした。まぁ、領収書の取扱者にはY田という印鑑が押してありましたが、本人のかどうかはわからない。ただ、最悪な売り場担当ですね。以前のほかの人は、よかったのだけれど。比較しちゃなんですが、東京駅のJR北海道とはえらい違いです(^^;。
なお、新大阪駅で、切符売り場でしっかりしているのは、御堂筋線の近くにあるJTB。ここが一番応対がいいです。逆にだめなのは、御堂筋線前のJR西日本?のところ。確かに、スピーディーなんですが、事務的でかつ、列の並びとかを無視する客に無頓着でした。今は、全員、一列に並ばせる方式になっていますが、どの受付に行っても、出口が遠回りになる方向一方向で、まだまだ客の立場を理解していないですね。他の売り場では、中央改札を前にして後ろ側の巨大な切符売り場があります。ここは、時間帯によると、たいへん混雑しますので、利用に注意が必要です。

今回の事件、人によってうけられるサービスが異なる、というか、受け付けた人にとって面倒だから、という理由で、サービスができない、ということ。結構、いろんな企業や、役所で起きていると思います。組織が大きくなれば、こういう人がたくさんでてくる。組織の末端(もしくは、客を前にしての最前線)まで、すくなくとも、提供するサービス内容に違いがないようにすることは、当然のことではないかと思います。(接客レベルの違いとか、そういうのはまた別の話です)
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首都圏、近畿圏で教員が足りなくなる?

2005年01月22日 | 過去の不満たらたら記事
今朝付けの日経新聞、教育面(いつのまに、こんな面ができたのか?)に、少子化時代の教員不足 どう対処、という記事が載っている。桜美林大学の潮木守一教授の論だ。人口が減っていっているため、教員が余ってしまう、と思っていたら、どうやらそうではないらしい。地域によってではあるが、退職する教員の方が多すぎて、2021年には、いまのままでいけば、首都圏で5500人も教員不足となってしまうとのこと。なお、退職者については、ここ数年ででてくるとのこと。
本論考は、15年先の、需要不足ピークに対して、今から論調を投げかけるという意味では、すばらしい。だが、この人員の受給予測については、もっと前からわかっていたことでもあるだろう。教員自身が、自分の職がどうなる、ということを長期的に考えてこなかった、その結果であるとも言える。文中には、過去にも、受給のアンバランスが何度か起きてきたことが説明されているが、それ自体、失政であることは否めない。
教員、そして労働者は、仕事が忙しくなると人を採用する様要求する。そして暇になっても、職の確保を訴える。忙しくなった時に、採用を増やすことは理解できる。まぁ、適正に利益の労働分配が行われていれば、労働者も、人が増えれば場合によっては自分の得る収入も減るかもしれない、と感じて、むやみやたらに人を増やせとは言わなくなるかもしれない。逆に、暇になったときに、どれくらい人員削減を受け入れるか、というと、なかなか受け入れられないのが実情ではないだろうか。
これは、民間企業でも同じだと言える。一部の企業で、労働者を守る手だてがないようなリストラも行われているが、多くの中規模以上の企業では、リストラ&子会社出向、というのが常である。そして、給与水準がどれくらい変わるかというと、管理職になっていなかった人などは、ほとんど変わらない。(管理職の場合は、2割、3割くらいは下がることもあるようだ)
このような問題は、実は、社会の中では限られた領域の話に過ぎないのだが、どうしても着目されてしまう。そして労働者の権利が高々と論じられる。よのなか、零細企業を中心に、人材の流動化は起こっており、これは昔からそう変わるものではない。また、成果主義の世界、特にプロフェッショナルの世界でも、転職は当然となっている。一部の大企業や、中小企業、そして、公務員など役所関係者だけが、声を高くあげても、もう、時代は変わってしまったのだから、他の人々はついてこない。。そんな気がする。自らが変革しなければならないのだよ。

なお、教員については、目指すべき教員像と、教育現場をきちんと定義して、フレキシブルに教育現場を変えていくことが必要だろう。先日、テレビで中国の教育現場の話が出ていたが、北京オリンピックに向けて、小学校1年から英語、それも話せる英語の教育を実施しはじめたとのこと。子供たちのことだから、覚えるスピードはとても速い。日本の現場では、まず、ありえない話だ。時代に合わせて教育の仕方が変わるのは当然。それをせず、IT教育も、いまだにできない教師が大量にいるようでは、内側からの改革は無理と考える。中には、常日頃努力している人もいるのはわかる。だが、手を抜く教員もいるわけだ。学校、そして教員仲間、という狭い社会で議論をするのではなく、もっと社会の一員として、積極的に動いてもらいたいなぁ。刺激は必ずあると思う。
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社員を怒鳴り付ける経営者へ・・・

2005年01月21日 | 企業の一般的な話
人材採用についてのコンサルティングをしている会社に、ワイキューブという会社がある。この会社については、社長の著書などで知っている人も多いことだろう。この会社が、タクシーの中にいれている広告がある。それに面白いことが書いてあったので、紹介したい。

「同じことを何度も言わせるな!もっと頭を使え!」 → それは、言うだけ無駄です。極端な話、バカな人に「賢くなれ」と言ったところで、そんなことは不可能です。
「ダラダラするな!やる気を見せろ!」 → 残念、いくら尻をたたいても、本人が決めた目標を、他人がムリヤリあげることはできません。
「お客様の気持ちになって考えろ!」 → 残念ですが、それは酷な話です。コミュニケーション能力の低い人に、相手の気持ちは読めません。

と例を挙げて、最後に次のように締めくくっている。
「結論 育たない人材は、どれだけ時間をかけたところで育ちません。その人材が「できる」かどうかは、採用段階で100%決まっているのです。」
以上、とっても刺激的な広告だ。これを、読んで、そうだなぁ、と感じる経営者も多いことだろう。ワイキューブは、そういう意味で、いいところに目をつけていると思う。
だが、私が気になるのは、そもそもの経営者の資質だ。経営者の頭が固かったり、時代についていけなかったりすると、結局だめなのだと思う。優れた従業員は、自分より優れた社長のもとで働こうとするだろう。自分より優れていない従業員しか、自分の下には付かないのだ。この広告を読んで踊ってしまう経営者の方々には、ぜひ、自分のふりを見直してもらいたい。私自身、上の指摘は、自分に対して言ってくれていると感じて、行いを見直そうと思っている。
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38*50のポストイット 強粘着が欲しい

2005年01月20日 | 企業の一般的な話
先日、ダイソーの付箋について記事を掲載しましたが、今度は、ポストイット(Post-It!)本体についての記事です。別に、今のポストイットに不満があるか、と言われるとそうでもないのですが、あえて言えば、台紙と、メモとの粘着力が弱く、一度離れると、うまくくっつかないことが多い、ということでしょう。ただ、そのような不満に対して、3Mが提案してきたのが、ポストイット強粘着なんですね。パソコンの画面などにつけておいても、落ちることがない。ざらざらの面につけても、十分にくっつく。。そういうこれまでの顧客の声に対して開発されたのが、この新製品なんだと思います。
ただ、選べる色が少ないのと、サイズが限られているのが、とってももったいない。在庫管理もあるでしょうから、多品種を一気に投入、というわけには行かないのでしょうが・・。今、出ていないサイズのもの、色のものについても、顧客の声を反映していただきたいものです。

しかし、今回のような商品、既存顧客の満足には役立っても、売上を劇的に増やすようなことにはならないのでは?と感じもします。というのは、これまで粘着力が弱くても、仕方なく使っていた人が、強粘着に乗り換える。。粘着力が強い分、付箋をはりなおすことが少なくなる=消費量が減る。そんなことはないか、と。。。もっとも、全く新しい使い方が、どこかの業界で提案されたりすれば、別かもしれません。例えば、建設工事現場などでは、埃が舞うなかで、かこのポストイットではほとんどくっつけることができなかったかもしれない。また、オフィスの壁、パーティションの壁が繊維質であったりざらざら立ったりして、糊が付かないタイプだった時、これまでは画びょうで留めていたかもしれないけれど、これからは強粘着で留めるようになるかもしれません。

いろいろな使い方、見てみたいし、参考にしたいものですね。それから、3Mさん、なんとか38*50のサイズでも、強粘着をつくってください。加えて、白無地のPost-It!も欲しいです。
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ある美容室のチラシ 京橋Prior

2005年01月20日 | 企業の一般的な話
大阪の京橋で、ある美容室のチラシを受け取った。いつもなら、読みもしないのだけれど、このチラシには、お店からのメッセージがしっかりと記されていて、読んでみる気になった。このヘアーサロンのコンセプトは、「一人ひとり」をたいせつに・・・、である。そして5つの価値提案を掲げている。

1一人ひとりの顧客について、髪についての希望や相談を受け付ける
2スタッフは厳しいテストに合格した一流ばかり、スタッフによる料金差はなく、指名料も取らない
3シャンプー、薬剤、ヘアケアーは、客にあわせて提案。シャンプー剤による料金変動はない
4料金設定を、簡単明確に設定、カウンセリング中、施術中に金額を提示して、料金への不安をやわらげる
5満足できないヘアスタイルの場合、カット・パーマは2週間、カラーは1週間の保証期間内は、無料でスタイルを変更可能

この5つの価値提案、ほとんどの美容室では行っていない、消費者からみた美容室への不満を解消するようなものだと思う。駅でチラシを配布するようなお店、なんて思ってはいけないだろう。相当な戦略家が裏にいるのではなかろうか?もっともチラシだけ見て、現実がどうかはわからないのだけれど。一度、寄ってみて様子を見てみたいものだ。
ウェブページがジオにあるのは、どうかと思うが、電話番号が下4桁7000番というのも企業(またはオーナー)の力の入れ具合を感じる。

ビジネスオーナー、営業会社の方へ・・・
あなたは、お客様にどんな価値を提案していますか?その価値は、払ってもらっている値段に見合っていますか?できれば、その価値を、言葉にして伝えてみてはどうでしょう?
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きものの普及

2005年01月19日 | 和の話(呉服業界など)
きもの市場が、活気があるとのこと。いろいろなメディアで論じられている。市場規模が6000億。規模としては、インスタントラーメンと同じくらいではないか?きもの市場は縮小傾向にあると言っても、確かに、このところ着物姿の人を見ることが多くなった。これって、低価格商品が広く売れて、高い価格帯のものが、淀んでいるのかもしれない。きものって、価格帯は、それこそかなりある。リサイクルも含めれば、数万円で一揃えできるわけで、下はかなりこなれて来ていると言えるだろう。上はといえば、一揃えで一億円くらいか。
オートクチュールで宝石をつけずに、自分ものをつくった場合、どんなデザイナーブランドでも、そこまではいかないだろう。その意味では、本当に高級なんだと思う。実際、一億円クラスのものは、工芸品だ。で、翻って、芸術品という視点で見たら、絵画などは、1億円というものもごろごろしているではないか。なのに、きものでは、そういう商品はあまり聞いたことがない。なぜって、きものは誰かが着用して、初めて最高の価値を出しうるのに対して、絵画は、そのものでも十分価値を発揮し得るからだろう。もっとも、絵画だって、収まるところに収まらないと、価値に見合わないかもしれない。価値なんてものは、主観的なものであり、相対的なものであるから、最後は買った人次第なわけだけれどね。
で、きものの普及において、今、何が足りないか、っていうと、この超高級品が、一般の目に触れることがほとんどない、ということではないか?と思う。非売品という形で、博物館や美術館に入ることはあっても、それらは、手に入れたい、纏いたいという対象にはまずならない。値段が付いて、高嶺の端とはいっても、あこがれるようになる。そんな超高級品というのがないのだ。今のきもの業界では、限られた人々しか、高級品を知らない。
たとえば、グッチやエルメスというブランドは庶民も知っている。もちろん、庶民の目に振れないようなコレクションラインがあり、また上には上があって、個人でオーダーしたりもしている人もいることだろう。でも、ある程度の価格のものならば、誰だってショップに行けば見ることができる。絵ならば、バブルの頃ほど騒がれないにしても、オークションなどのカタログを取り寄せれば、だいたいの価格もわかるし、現物も見ることができる。だが、きものは、一般の人には、ほとんどの場合、工芸会の作家のものですら目に触れない。
私なんかは、工芸会作家のきものを、欧米のオークションに出してみたらどうか?なんて思うくらいだ。え?オークションで取り扱ってすらもらえない?確かに、そのための下準備も必要だろう。誰かが買ってくれなくてもいい。一度、オークションに出品するということだけでも、大きな話題になるだろう。また、買う人が現れれば、値段が付くわけで、付いた値段の情報とともに、きものに興味を持つ人も出てくることと思う。千總とか川島織物あたりで、やってもらえんだろうか?業界の人は、頭が固いから無理かな?
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センター試験の国語で・・・

2005年01月18日 | 過去の不満たらたら記事
教科書に載っている文章が掲載されたとのこと。だからといって、どうするわけでもないらしいが、それのどこが悪いのだろうか。教科書は、全国同じではない。学校ごとに異なるくらいだ。何種類の教科書があるのかはわからないが、それに載っているからといって、その教科書を使って学んだ人がどれくらい得なのか。。と考えてしまう。また、そういうことを言えば、教科書以外のいろいろな文章を用いて、学校で教えている場合はどうするのか。
本当に、国語力があるかどうかを試すならば、どうせなら、この文章から出すよ、ということを公表して準備させてもいいくらいだ。国語、特に現代文については、つまらない問題(たとえば、漢字の読みや慣用句の意味など)で読解力を試してもあまり意味がなかろう。逆に、これは出しますよ、ということになれば、その用語程度は当たり前に理解しようとするだろう。いっそのこと、現代文の出題の範囲を、過去十年間に出版された新聞、雑誌から。。なんてしてしまえば(^^;、誰も、全部を読み切れないか。
まじめな話、今回の事件は、二つの視点で考えないといけない。一つは、センター側が規定していたルールが守られなかった件。自らで、ルールを定めておいて、運用において抜けがありました、これはお粗末な話だ。ルールの運用自体を、しっかり見直さなければならないだろう。もう一つは、そもそも、教科書から出さない、なんていうルールがあった方がいいのかどうか、という点。二つ目の点を、今、私は議論しているのだ。
私は、どんなところから出題されてもいいし、もっと言えば、国語の問題文なんかは、先に公開しておいてもいいと思う。学校の先生や、予備校の先生も、生徒自身も、この文章だったら、こんな問題を作るなぁ、と考えられる。また、センター側も、下手な問題を作れない。練りに練った、測りたいものがなんなのか、が明確な試験問題を作らざるを得なくなる。
試験の内容が、何を測るためのものか、とマッチしていればいいが、どうも、今のセンター試験などは、そういうものではない気がする。なお、今回の事件が大きく騒がれているが、同じく騒がれている試験問題流出の方が、本当の意味での公平性の問題からして、より重要性が高い。それについては、また別の記事で投稿したい。
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タクシーによって・・・サービスの違い

2005年01月17日 | 企業の一般的な話
接客サービスについて、いろいろな人が感じていることがあるのだろうか、このblogでも、関連の記事の閲覧が多いようだ。
さて、先日乗ったタクシーにおいて、たいへん驚くようなサービスがあったので、ご紹介したい。運転手の方は、松林さんとおっしゃったか。。なかなか他では見たことがないようなサービスをされていた。まず、座席の背もたれ部分には、布団がかけてあり、その上にタオルケット、そしてシーツ。座席部分には、3重の座布団。席の前側(運転手の左側の空間)には、飴をごっそりかごに入れておいてある。加えて、車に乗った時には、おしぼりサービス。これが、普通のウェットティッシュなのだけれど、今は冬だから、暖房の通風口の前において温めてある。夏は、同じく通風口の前で冷ましてあるとのことだった。そして、運転手のちょうど後ろ側には、ウェットティッシュを片付けるゴミ箱的なかごがかかっていた。
運転手によると、おしぼりサービスは非常に好評とのこと。また、このサービスをするために、毎日、乗車前に30分かけて、セッティングと車の掃除をするらしい。この人、別に個人タクシーというわけではない、また、必ずしも、自分の顧客を持っていて、つねに、携帯に呼び出しが来るような営業をしているわけでもないようだ。なのに、お客様のことを考えて、サービスに徹している。お客様満足、という視点から見れば、ちょっとやりすぎているかもしれないくらいだが、嫌味でない分、好感が持てる。
こういうタクシーが増えればいい、という風に単純には思わないが、やっぱり、客として、うれしいことには違いない。なお、このタクシーの話を、別のタクシーの運転手にお話ししたら、へぇ、そんな人がいるんだ、ってくらい。その運転手は、自分は自分の道をいく、なんて言っていた。それでは、なかなか数字も上がらないものだと思う。なぜ?それは、お客様に気遣いができるほどの人なら、お客様に自分のタクシーが乗ってもらうためにも、しっかり気を使っているから。東京にタクシーは、何万台もある。それらが、毎日いくら売り上げるのか。いい人もいれば悪い人もいる。でも、コンスタントにいい業績を上げられる人は、地道な努力を怠っていない。顧客本位、自分が本当に客になって初めてわかるタクシーの問題点を解決していくことが、近道だろう
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カンバラクニエのきもの(着物)

2005年01月16日 | 和の話(呉服業界など)
SPOONという雑誌がある。それで紹介されているきものに、カンバラクニエさんというアーティストがデザインしたものがある。お値段は、振袖としては、まぁ普通というか、やや安めかもしれない。(もっとも、198000円とかのものもあるので、安いとも言えないけれど、コンセプトをもってデザインされている振袖としては安い部類に入ると思う)うららないちにち

お友達が、ここのウェブサイトの担当をしているから、記事にしているというわけではないのですが、いや、本当に、このきもの、よさげなんですね。今風というか、派手すぎないけれど、しっかり主張しているし。こんなのを着ている人って、自分のスタイルしっかり持っているのだろうな、って感じます。応援したくなる。

こっちがショッピングページ
デザインを見ていただくとわかるが、これまでになかったような色使いだ。でも、きれい。中には、袖を短くして訪問着としても十分使うことができるものもある。個人的には、うららのきみどり、が好きなんだけれどね。

今年の成人式では、まだ着ている人はほとんどいなかったのでしょうけれど、来年の成人式では・・・。楽しみですね。
成人式に限らず、振袖っていろんなシチュエーションで着ていいものだと思います。ちなみに、男は、何を着たらいいのかしら・・・。
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情報力とは

2005年01月16日 | 企業の一般的な話
The21の2005年2月号の記事に、堀江貴文氏が登場している。ここで、ビジネスの仕組みを運用するための能力として、リーダーシップと情報力があげられている。この情報力について、インタビューアーの山口雅之氏は、「具体的には、情報収集力、分析力、整理力になりますか」と問うのだが、堀江氏の答えは、「というより、処理能力ですね」と応えている。また、整理力について問われて、「なぜ、情報を整理なんかするんですか」と応える。堀江氏は、情報をストックする感覚がなく、あとでレビューもしない、とも応えている。

山口氏はフリーライターだから、情報をストックして、加工して仕事をしているのだろう。やりとりがここで終わってしまったのが残念だ。

私の解釈は、次の通り。堀江氏は、頭の中には情報をしっかりストックしているはずだと思う。たくさんの情報を処理するわけで、その際に、かなり多くの情報が彼の頭を駆け巡るわけだ。だから、思い出そうと思えば、完全にとは言わなくても、ポイントは思い出せるだろうし、その情報を引き出しにして、別の判断に用いているのだろう。情報の整理については、処理した段階で、整理がされているのだと思う。わざわざ、クリッピングしたり紙としてファイリングしたりはしない。(もちろん、会社の中では、会社としてファイルしておくべき資料はあり、ファイリングはしていると思いますよ。本人がやっているか、別の人がやっているかはあれですが)例えば、ある資料が持ち込まれて、議論をしたとする。決断したかもしれない。その内容は、持ち込んだ人が整理しているわけで、堀江氏が整理する必要もないし、細かな情報が必要になれば、持ち込んだ人に聞けばいいわけだ。
レビューもしない、というのは、無目的に情報を読み直すということをしない、という意味だろう。環境が変わったりして、必要になった場合は、その情報を見直し、また判断するのだろう。最初に情報にあたるときに、その時もっている最大限の情報と知恵を使って判断している。だから、いちいちレビューする必要がないわけだ。

この記事を読んで、自分が仕事でしていることを見返してみる。
仕事の上で、常々言っていることがある。それは、報告のための資料作り・資料整理は無駄だということだ。逆に、適切に、自分が考えるために、そしてマネージするために資料を作っていれば、それが報告にとって代えられるものとなるはずだからだ。だが、現実は、報告のためだけの資料作りをさせていることが多い。私が、その組織の長であれば、いっさい、そんな無駄なことに給料を払わないつもりだ。どんな情報を元に、何を考えて、どんなアクションを起こしたか、たいていの場合、数字で考えるわけだから、全てエクセルでまとまる。仮説とアクション、結果、ぜんぶ数字でまとめてしまう。立派な報告資料だと思う。別に、定性情報を否定しているわけではないが、定性情報も、最終的には数字に落としこんで影響を見るわけで、数字で考えることには違いない。

いろんな情報を処理する、というのは、inputされた情報を元に、考えoutputを出すこと。outputが出ないのであれば、意味はない。失敗してもいい、それがoutputだから。そう考えて、仕事に励むとしよう。
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