企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

小論文試験..今は、どんな評点の付け方をしているのだろう?

2005年01月29日 | 過去の不満たらたら記事
小野田博一氏の著書に、面白いことが書いてあった。「高校生の小論文は、前までに書いてきたことと全く違うことを結論にして終わっているものが多い」とのこと。自分が高校生だった頃を思い出してみて、わかるなぁ、と思った。自分では、論理的に書いているつもりでも、限られたスペースの中で頭の中に考えているロジックをしっかり表現できず、結局、不十分な論理展開で、結論を迎えてしまうということが多かったのだと思う。
さて、その小論文についてだが、あのテストは、いったい何を見ているのか。。。ということを感じたことがある(それも15年くらい前)。話は高校時代に受けたことがある通信添削の小論文にさかのぼる・・・。自分にとって、その通信添削は、勉強というよりかは遊び的な感覚であった。ある、小論文の試験のような添削において、2つの小論文を書いたときのこと。一つは、じゃんけんの由来を述べよ・・という題だった。もう一つは覚えていない。(こっちは、まじめに回答したから) 私は、そのじゃんけんの由来について、全くの作り話をでっちあげて試験(といっても添削だが)に臨んだ。結果は、添削者を怒らせることになったらしい、長々と説教が書いてあった。ウソを書いてはいけません、という話から始まり、強烈に・・ある種、悪意に満ちた添削で、あっちこっちが真っ赤だったのを覚えている。
実は、その通信添削には、辞書を見てもよいとか、調べてもよいとか何も注意書きがなく、いつもの通信添削のごとく、参考書類なしで文章を書いた。その私がバカだったのだろうか?じゃんけんの由来なんて全く知らないから、テキトーに話を作り上げるしかなかったのだ。知らないものは知らん、と開き直って書けばよかったのか・・・。本当は、調べてまとめれば良かったんだけれどね。(それが、本来の論文であろう)
話が長くなったが、小論文とは、事実の断片を論理的につなぎ合わせて、自らの論旨を限られた文字数の中でまとめあげることを試しているのだと思う。そのために必要な知識を持ち合わせているか、また、文章表現の豊かさがあるか、また、論理展開に矛盾がないかなどを見ることになる。もちろん、正しい漢字を使うことも重要だろうが、それは評価には大きく影響を与えないものではないかと感じる。最近は、小論文の試験における評価の仕方もだいぶ成熟してきたのだと思うが、90年頃は、そうでもなかったのではないか?なにせ、減点法で点数がつけられたのだから。今の小論文の試験について、点数をつけている人がいらっしゃれば、ぜひ、その評価方法を教えて欲しい。(コメントよろしく頼みます)
コメント
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