企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

タクシーによって・・・サービスの違い

2005年01月17日 | 企業の一般的な話
接客サービスについて、いろいろな人が感じていることがあるのだろうか、このblogでも、関連の記事の閲覧が多いようだ。
さて、先日乗ったタクシーにおいて、たいへん驚くようなサービスがあったので、ご紹介したい。運転手の方は、松林さんとおっしゃったか。。なかなか他では見たことがないようなサービスをされていた。まず、座席の背もたれ部分には、布団がかけてあり、その上にタオルケット、そしてシーツ。座席部分には、3重の座布団。席の前側(運転手の左側の空間)には、飴をごっそりかごに入れておいてある。加えて、車に乗った時には、おしぼりサービス。これが、普通のウェットティッシュなのだけれど、今は冬だから、暖房の通風口の前において温めてある。夏は、同じく通風口の前で冷ましてあるとのことだった。そして、運転手のちょうど後ろ側には、ウェットティッシュを片付けるゴミ箱的なかごがかかっていた。
運転手によると、おしぼりサービスは非常に好評とのこと。また、このサービスをするために、毎日、乗車前に30分かけて、セッティングと車の掃除をするらしい。この人、別に個人タクシーというわけではない、また、必ずしも、自分の顧客を持っていて、つねに、携帯に呼び出しが来るような営業をしているわけでもないようだ。なのに、お客様のことを考えて、サービスに徹している。お客様満足、という視点から見れば、ちょっとやりすぎているかもしれないくらいだが、嫌味でない分、好感が持てる。
こういうタクシーが増えればいい、という風に単純には思わないが、やっぱり、客として、うれしいことには違いない。なお、このタクシーの話を、別のタクシーの運転手にお話ししたら、へぇ、そんな人がいるんだ、ってくらい。その運転手は、自分は自分の道をいく、なんて言っていた。それでは、なかなか数字も上がらないものだと思う。なぜ?それは、お客様に気遣いができるほどの人なら、お客様に自分のタクシーが乗ってもらうためにも、しっかり気を使っているから。東京にタクシーは、何万台もある。それらが、毎日いくら売り上げるのか。いい人もいれば悪い人もいる。でも、コンスタントにいい業績を上げられる人は、地道な努力を怠っていない。顧客本位、自分が本当に客になって初めてわかるタクシーの問題点を解決していくことが、近道だろう
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