企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

38*50のポストイット 強粘着が欲しい

2005年01月20日 | 企業の一般的な話
先日、ダイソーの付箋について記事を掲載しましたが、今度は、ポストイット(Post-It!)本体についての記事です。別に、今のポストイットに不満があるか、と言われるとそうでもないのですが、あえて言えば、台紙と、メモとの粘着力が弱く、一度離れると、うまくくっつかないことが多い、ということでしょう。ただ、そのような不満に対して、3Mが提案してきたのが、ポストイット強粘着なんですね。パソコンの画面などにつけておいても、落ちることがない。ざらざらの面につけても、十分にくっつく。。そういうこれまでの顧客の声に対して開発されたのが、この新製品なんだと思います。
ただ、選べる色が少ないのと、サイズが限られているのが、とってももったいない。在庫管理もあるでしょうから、多品種を一気に投入、というわけには行かないのでしょうが・・。今、出ていないサイズのもの、色のものについても、顧客の声を反映していただきたいものです。

しかし、今回のような商品、既存顧客の満足には役立っても、売上を劇的に増やすようなことにはならないのでは?と感じもします。というのは、これまで粘着力が弱くても、仕方なく使っていた人が、強粘着に乗り換える。。粘着力が強い分、付箋をはりなおすことが少なくなる=消費量が減る。そんなことはないか、と。。。もっとも、全く新しい使い方が、どこかの業界で提案されたりすれば、別かもしれません。例えば、建設工事現場などでは、埃が舞うなかで、かこのポストイットではほとんどくっつけることができなかったかもしれない。また、オフィスの壁、パーティションの壁が繊維質であったりざらざら立ったりして、糊が付かないタイプだった時、これまでは画びょうで留めていたかもしれないけれど、これからは強粘着で留めるようになるかもしれません。

いろいろな使い方、見てみたいし、参考にしたいものですね。それから、3Mさん、なんとか38*50のサイズでも、強粘着をつくってください。加えて、白無地のPost-It!も欲しいです。
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ある美容室のチラシ 京橋Prior

2005年01月20日 | 企業の一般的な話
大阪の京橋で、ある美容室のチラシを受け取った。いつもなら、読みもしないのだけれど、このチラシには、お店からのメッセージがしっかりと記されていて、読んでみる気になった。このヘアーサロンのコンセプトは、「一人ひとり」をたいせつに・・・、である。そして5つの価値提案を掲げている。

1一人ひとりの顧客について、髪についての希望や相談を受け付ける
2スタッフは厳しいテストに合格した一流ばかり、スタッフによる料金差はなく、指名料も取らない
3シャンプー、薬剤、ヘアケアーは、客にあわせて提案。シャンプー剤による料金変動はない
4料金設定を、簡単明確に設定、カウンセリング中、施術中に金額を提示して、料金への不安をやわらげる
5満足できないヘアスタイルの場合、カット・パーマは2週間、カラーは1週間の保証期間内は、無料でスタイルを変更可能

この5つの価値提案、ほとんどの美容室では行っていない、消費者からみた美容室への不満を解消するようなものだと思う。駅でチラシを配布するようなお店、なんて思ってはいけないだろう。相当な戦略家が裏にいるのではなかろうか?もっともチラシだけ見て、現実がどうかはわからないのだけれど。一度、寄ってみて様子を見てみたいものだ。
ウェブページがジオにあるのは、どうかと思うが、電話番号が下4桁7000番というのも企業(またはオーナー)の力の入れ具合を感じる。

ビジネスオーナー、営業会社の方へ・・・
あなたは、お客様にどんな価値を提案していますか?その価値は、払ってもらっている値段に見合っていますか?できれば、その価値を、言葉にして伝えてみてはどうでしょう?
コメント (2)
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