あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

衰えた

2013-11-23 19:43:47 | Weblog
今週はMICS-AVRでAoからの出血に難渋して6時間の長丁場となり神経すり減らしてるときに、解離が来られまして、落ち着いてはいたので内科の先生に挿管以外の全てライン類を入れて、検査も全部やってもらって、後は手術終わって入れ替えるの待つだけ状態にしていただき、夜から開始です。エコーでARmoderate、冠動脈CTでRCAの石灰化で50-75%狭搾とLADのsubtotalがありましたので、LITA-LAD、hemiarch、AVPとしました。支援の先生とたまたま来ていた見学の先生がそのまま残ってくれていましたので、今回は2人でなく3人のちゃんとした心臓外科医がそろっておりパパパッとやりまして5時間かからず終了です。LADが筋肉内走行で、心停止の状態でこればっかりは、手に負えず、指導の先生にLADを露出していただきました。 当然、心停止中は出血しませんが、デクランプ後に最後まで剥離した周囲からの出血が止まらず、なかなかでした。いつも一緒に働いている職員さんの親族でしたので、目が覚めてくれるまでは、こちらもかなり緊張しましたが、翌朝には覚醒、順行性の脳分離はやはり目覚めが抜群で安心です。寝たのは4時ぐらいですので、翌日は少し遅らせて予定のAVRとなり、正中でしたので、こちらも3時間弱で終わらせて、そのまま爆睡です。
以前は夜中に緊急きても翌朝は、元気に予定手術へ入っていたもんですが、40過ぎるとつらいものです、最近はまったく体力作りをしてませんので、こういう時に体力の衰えを著明に感じます。
みんな順調に来ていましたので、そんなこんなでも翌日は予定されていたゴルフコンペに参加、私にとって久々の高スコア100点、遊びとなると、これまた別腹、なぜか元気が出るのね。

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