あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

指先の挫滅

2009-08-13 18:59:01 | Weblog
今日は山の病院に来ていますが、先ほどハンマーで指先をつぶした方がみえました。レントゲン撮ったら、見事に末節骨は砕けておりました。
伝達麻酔して、取れかかっていた爪を取り去ってみると、組織は挫滅して、骨が露出していました。これも開放骨折(複雑骨折)に入るのでしょうか?
この場合、古くには断端形成が行われていましたが、10年ほど前からアルミホイルでラッピングする方法も行われており、どうしようかと思いましたが、この辺の方ではなく、明日、地元に変えるとのことでしたので、とりあえす、応急処置のみして、明日、地元の整形に行って、そちらで処置を行っていただくよう紹介状を書きました。
自分でやるならやはりアルミホイルでしょうか、それでも、骨の断端などはある程度は形成しなければいけないのでしょうが、これはいわゆる、閉鎖湿潤環境を保つという、現代の創傷治癒法のはじまりでありましょうか?
最近ではアルミホイルではなくいわゆる浸出液を吸収するような被覆剤でラッピングするようなことも行われているらしい。そちらのほうが患者さんにとっては快適だとか、ただ、材料とコストがアルミホイルより高くなるとのことらしい。

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