今週も頑張ります。

みんな順調に退院されて、現在術後はお一人となり、その方も数日中に退院となりそうです。

今週は、ちょっと無理して3つ開心術が入ります。
・変性のＭＲ、これは後交連で、範囲が小さそうですので、おそらく3角切除でいけるのではないかと思っていますが、指導の先生は弁膜症病ですし、初めてのお手合わせですので、完全に下駄を預けてみようと思います。

・ＩＣＭのＭＲ、これも先月の症例とそっくりで後壁のＯＭＩでtetheringで完全に引っ張られています。hightｈが計測していませんが、見た目は10ｍｍ以上ありそうですので、弁化組識にも手を加える必要があるのではないかと思っています、もしくは清く置換もありで、バイパスはＬＡＤとＲＣＡで2-3本の予定。ただしporcelain aortaなので遮断はできず、東海メディカルのバルーンを準備しています。ＳＶＧの中枢吻合も、、、、エンクローズ？すら、刺す場所もないような画像です。最悪はＬＩＴＡにコンポジットですが、あんまり成績はよくないですからね。

・透析のＡＶＲですが、かなり石灰化がひどい、弁輪からバルサルバ、上行までずーと石灰化が連なっていて、さすがに前任地でもあまりお目見えしたことがありません。やはり東海メディカルのバルーンを準備していますが、どうするものやら、循環停止で内腔を確認してからでしょうか。また、それ以上に問題なのはバルサルバが全周性にガチガチであることであります。切るところもありませんので、かなり上の方で切開してとなると、、、遮断はどこまで上に、、、、いちおう、キューサーを頼んではありますが、実際には触ったこともありません。兎に角、指導医の先生を信じてやるしかありません。今回ばかしは無理せず、バトンタッチもありかな。

今週は細辛の注意で、丁寧な手術を心がけます。いつもしなければいけませんが。