今日は大学時代の恩師のところへ行って結婚式の招待状を渡しに行きました。
話を聞くと、けっこう外の病院にでて精神的に病んでしまう人は多いみたいで、うちの母校の卒業生はみんな外に対する免疫がないというかなんと言うか、厳しく言えば私も含めて、甘えて育てられすぎているのかもしれない。
ゆとり教育、そんなのも関係あるのかもしれない。
せっかくなので、1年ほどお世話になっていた泌尿器の医局にも顔を出して、懐かしい皆さんとお会いすることができた。
ここの先生方も、2年ほど前になるが忙しさのあまり、中堅どころの先生が心不全、メニエール、頚椎症と3人も立て続けにダウンしてしまい、たいへんだったらしい。
みんな働きすぎなのである。
患者さんも大変であるが、今の時代、医療サイド側も少し患者さんをセーブするようなシステムにしないと、やたらめったら患者さんが病院を訪れてしまい、パンクしてしまう。
というかもうパンクしており、巷では患者の受け入れ拒否だとか、たらいまわしだとか騒がれている。
しかし、マスコミのこの受け入れ拒否とか、たらいまわしと言う、あたかも医療サイドが悪いような表現はいい加減やめてほしい。
現場のドクターは、食事も睡眠も取らず診療に当たっている方がたくさんいる。
受け入れを拒否しているのではなく、受け入れたくとも出来ないのが現状である。
そこのところをマスコミの方々はわかっているのか、いないのか。
ない袖は振れないというやつである。
しかし医者が倒れてしまっては本末転倒、何のために医療に携わっているのかわからなくなってしまうのである。
今日の新聞で大学病院の救急外来の記事が載っていたが、救急外来の患者はここ10年で約4倍に増えたとのこと。
患者の9割がたが救急外来を受診する必要の無い軽症患者だと言う。
その上、救急を受診する理由が、昼間これないなどの自分勝手な理由だったりと、、、、医師が疲弊して次々と辞めて行くのがわかる。
夜中に受診しても、「一昔前は夜分遅くにすみません、ありがとうございました」、と言ってくれる患者さんもいた気がするが、今は、そんなねぎらいの言葉一つも無く、「いったい、いつまで待たせるんだ」と文句を言ってくる方も多いようである。
自分勝手で自己権利意識の強い患者が増えたこと、また核家族化が進んだせいで親から子への家庭医学の知識が消滅しつつあること、それにアメリカの訴訟社会に煽られて増えるクレーマー、こういったことが、救急をやる医師のやる気を削いでしまうのだろう。
なんか今の学校の先生の置かれている状況と重なることが多いきがする。
その大学では4月から、救急外来を受診する必要のない軽症患者には8000円程度の追加料金を徴収するとのこと。
こういうことをすると、低所得者はどうするんだという事を言う方が必ず現れてくるが、では軽症患者の中にまぎれている重症患者や疲弊して倒れていく医師はどうするんだと言いたくなる。
いくら低所得者といえ、本当に命に関わることなら8000円ぐらいは払えるのではないかと思うのだが、、、文句を言う人は命の値段って8000円以下だと思っているんですかね。
それからもう1つ新聞に書いてあった例が
救急要請があり、どちらにいますかと聞いたところ病院の前から電話していると言う。
その理由が救急外来が混んでいて、なかなか診察してもらえないから、救急車を呼べば優先的に診てもらえると思ったからだ、と言う。
きっと救急隊もやれやれだろう。
こういった方には救急隊のトリアージも有効だろう。
もう1つ言えば、救急車も早く有料にすべき。
国民も一度、命の重さを自覚すべし。
話を聞くと、けっこう外の病院にでて精神的に病んでしまう人は多いみたいで、うちの母校の卒業生はみんな外に対する免疫がないというかなんと言うか、厳しく言えば私も含めて、甘えて育てられすぎているのかもしれない。
ゆとり教育、そんなのも関係あるのかもしれない。
せっかくなので、1年ほどお世話になっていた泌尿器の医局にも顔を出して、懐かしい皆さんとお会いすることができた。
ここの先生方も、2年ほど前になるが忙しさのあまり、中堅どころの先生が心不全、メニエール、頚椎症と3人も立て続けにダウンしてしまい、たいへんだったらしい。
みんな働きすぎなのである。
患者さんも大変であるが、今の時代、医療サイド側も少し患者さんをセーブするようなシステムにしないと、やたらめったら患者さんが病院を訪れてしまい、パンクしてしまう。
というかもうパンクしており、巷では患者の受け入れ拒否だとか、たらいまわしだとか騒がれている。
しかし、マスコミのこの受け入れ拒否とか、たらいまわしと言う、あたかも医療サイドが悪いような表現はいい加減やめてほしい。
現場のドクターは、食事も睡眠も取らず診療に当たっている方がたくさんいる。
受け入れを拒否しているのではなく、受け入れたくとも出来ないのが現状である。
そこのところをマスコミの方々はわかっているのか、いないのか。
ない袖は振れないというやつである。
しかし医者が倒れてしまっては本末転倒、何のために医療に携わっているのかわからなくなってしまうのである。
今日の新聞で大学病院の救急外来の記事が載っていたが、救急外来の患者はここ10年で約4倍に増えたとのこと。
患者の9割がたが救急外来を受診する必要の無い軽症患者だと言う。
その上、救急を受診する理由が、昼間これないなどの自分勝手な理由だったりと、、、、医師が疲弊して次々と辞めて行くのがわかる。
夜中に受診しても、「一昔前は夜分遅くにすみません、ありがとうございました」、と言ってくれる患者さんもいた気がするが、今は、そんなねぎらいの言葉一つも無く、「いったい、いつまで待たせるんだ」と文句を言ってくる方も多いようである。
自分勝手で自己権利意識の強い患者が増えたこと、また核家族化が進んだせいで親から子への家庭医学の知識が消滅しつつあること、それにアメリカの訴訟社会に煽られて増えるクレーマー、こういったことが、救急をやる医師のやる気を削いでしまうのだろう。
なんか今の学校の先生の置かれている状況と重なることが多いきがする。
その大学では4月から、救急外来を受診する必要のない軽症患者には8000円程度の追加料金を徴収するとのこと。
こういうことをすると、低所得者はどうするんだという事を言う方が必ず現れてくるが、では軽症患者の中にまぎれている重症患者や疲弊して倒れていく医師はどうするんだと言いたくなる。
いくら低所得者といえ、本当に命に関わることなら8000円ぐらいは払えるのではないかと思うのだが、、、文句を言う人は命の値段って8000円以下だと思っているんですかね。
それからもう1つ新聞に書いてあった例が
救急要請があり、どちらにいますかと聞いたところ病院の前から電話していると言う。
その理由が救急外来が混んでいて、なかなか診察してもらえないから、救急車を呼べば優先的に診てもらえると思ったからだ、と言う。
きっと救急隊もやれやれだろう。
こういった方には救急隊のトリアージも有効だろう。
もう1つ言えば、救急車も早く有料にすべき。
国民も一度、命の重さを自覚すべし。
持続可能な、制度じゃないような気がします。
そのうち、一人また一人と去って行き、
若い人たちは増えることなく、衰退してゆくのでしょうか?
厳しい環境ですよね。現時点では、来年も入局者はゼロだそうです。
大学医局はいったいどうなってゆくのでしょうか?
患者さんを助けるのが当たり前なのに、医者も人間で限界がありますね。
この国の医療制度はイギリスみたいに一度ぶっ壊れないといけないのでしょうか。
外国で働くと言うのも、一つですが、やはり私は日本が好きですし、なんとか変わって欲しいものです。
どこかに救世士はいないものでしょうか。
Y.I.先生
僕は早々大学には愛想つかして、逃げ出してしまった人間ですが、最近は本当に実力があり期待できる教授も増えてきているようなので、もう少し制度が変わってシステムがよくなれば、大学も働きやすくなるのではないかと期待してはいますが、まー、あと10年ぐらいはダメだろうね。
H一先生
何が正解かはわかりませんが、廃人になる前に、わずかでも気力の残っているうちにお考え下さい。
そっちとこっちとは紙一重ですが、一度、ぶっ壊れると、けっこう厄介ですよ。
ぶっ壊れる前に少しペースダウンしてください。
やはり仕事は楽しくなくてはいけませんよ。
先生も第一線というより楽しく仕事できる環境が似合っていると思いますよ。
だいたい第一線でやってけるのは、どっか精神的にずれている鈍感力に優れたやつばかりですから。
ミホさん
お気持ちお察しいたします。
私もこれまでは、自分はどこまで無理してもぶっ壊れることはないと、変な自信を持って貪欲にやっていましたが、今では酒と一緒で、自分の限界を知ることが出来たので、自分の貪欲な気持ちを抑えるようになりましたよ。
今の日本のシステムのなかでは純粋に医療を追求しちゃうと、自分がつぶれてしまいますよね。
残念なことですが、今はまだ自分を守りつつ出来ることをやっていくしかないのかなと思います。
しかし、それだけでは患者さんが幸せになれないから、リハビリ科があります。
近況です。
全くの畑違いで、初心に戻り、0からの勉強も楽しいです。最近は初めてリハ科で研究会発表しました。
ニーズは多いし、やりがいも大きい仕事と思います。
また、ある程度自分のペースで出来る仕事で、抜くときとやる時をある程度自分でコントロールできます。
大事な家族と過ごす時間も前より格段に多いです。
急性期の経験も非常に生きていると思います。
ただ、そのうち、心臓外科専門医、外科専門医は手術件数のしばりで更新できなくなります。僕の医師人生の根底の資格が更新できなくなるのは残念ですが、そんなものに縛られないように行こうと思います。
さっそくですが、福祉住環境コーディネーター2級を取得しました。だから何?っていう資格ですが、患者さんの家屋評価で自宅へ伺うことも多いので知識のために取得しました。
今後はリハビリ専門医、循環器専門医など、手術しなくても更新できる資格は取っておこうかな?とも考えてます。
明日は、ジョギング大会頑張りましょう。
俺が今いるところは、やっぱり考え方がかなり変だぜ・・・ 常に売上売上で、患者をモノとしか考えてねぇーからな。
自分も含めて、身内には絶対に進めないとこだよ。
S一先生も元気そうで、よかったです。
僕も元気になりたいです・・・
先日はマラソンお疲れ様でした。
バーベキューできなくて残念でしたが、今度は花見でも誘ってください。
H一先生
心配です、マジで無理しないで、先生。
先生なら、どこでも引く手あまたなはず。
楽しく仕事できるとこ、探しましょう。
辛いなら、思い切って休んでください。
AH先生
ついに動き出しましたか、やっぱり先生の言うとおり、いろいろ面倒なこともあるけど、患者さんとちゃんと向かい合って仕事しないと、やりがいは実感できないでしょ。
これまで良くそこで耐えて頑張ってきましたよ。
もうひと踏ん張りして、いい環境みつけてくれ。