あぽいち

温泉とヨガ、たまに心臓外科医

3Dエコー

2008-03-10 07:21:37 | Weblog
現在オペ室で使っているTEEに3Dエコーの機能がついていることがわかり、これは使わなもったいないと言うことになり、先日、オペ室に業者さんを呼んで、3Dエコーの講習をしてもらった。
操作方法はいたって簡単なのであるが、構築する画像を取り込む際に最高の画像を取り込まないと、なかなか綺麗にはならない。
うまく行くと、弁などはsurgen viewで見ることが出来て楽しいが、実際に臨床に応用することになると、まだまだであり、今のところ遊びの段階である。
使えるとすれば、僧帽弁や左室の形態学的な評価かな、でも、人工物入っちゃうと、もうアウトだからなかなか厳しいかな。

そういえば、その前の週には大動脈ステントの勉強会を開いて内科の先生はじめレントゲンやMEさんも含め参加したが、20frのシースと言うことで、さすがに内科の先生は手を出せないようである。
大動脈のステント治療を行うには施設基準と実地医の基準をクリアすることが必要となってくるので、さっそく症例を集めて資格を取っていこうと思う。
実地医の基準としては、AAAの手術10例と腸骨動脈の血管内治療20例を経験していることとなっている。
AAA10例は良いとして、腸骨動脈領域の血管内治療を内科の先生にお願いして経験させてもらわなければならないので、毎日カテ室に顔出して症例を探すしかないかな。
でも血管内治療ってことは、fogartyでもいいのかな?
fogartyでよければ何例かはやっているはずであるが、、、どうだろう、今度業者さんに聞いてみよう。
まー、とにかく20例集めて申請するのである。