7月30日(日)
雌阿寒温泉公共駐車場での朝。
5時少し前に起きる。
祈りが通じて、晴れ。

▲ 駐車場(左)、そしてすぐ近くにある雌阿寒温泉登山口を6時頃に出発した。

▲ きょうのコース計画を確認。
①を出発し雌阿寒岳を目指す。
そのあと、調子が良ければ④を経て、阿寒富士をも目指す。
阿寒富士まで登ったなら、ピストンで戻るよりは、⑤のオンネトー国設野営場へ抜けたい。
野営場からは黄色の車道を伝って戻りたい。
アカエゾマツの樹林帯をかなり登ったあと、五合目を過ぎて標高1000mを越えた頃、

▲ 右手にオンネトーが見えてきた。

▲ この辺りで森林限界を超えて、一面のハイマツ帯に変わる。

▲ 羊蹄山では、一番見かけたイワブクロがここでも顔を出し始めた(左)
黄色い花も(右)。これぞ北海道の特産種、メアカンキンバイ(雌阿寒金梅)。小葉の先が大きく3つに裂けている。

▲ 山頂に至る、岩場が現われてきた。
初めは背丈ほどあったハイマツも、文字通り岩場で這うだけの背丈に変わる。
そういう中でも、咲くものは咲いており、

▲ 白い小さな花の繁茂。右のワタスゲみたいな花は、山麓に生えるマルバシモツケの変種で、エゾマルバシモツケ。ここでは地面を這うように生える。
八合目辺りにくると

▲ おお、岩場の先に初めて見る人影が。
のちに、頂上はあの稜線の左先のほうにあった。

▲ この辺りでは、右手にもう雌阿寒岳の火口が目に入るようになった。
あの茶色い水溜りは、赤沼なのだろう。
右下の火口壁からは白い煙が上がっている。
ズームすると。

▲ ズーム。
ゴーゴーという爆音とともに煙が上がっている。
雌阿寒岳はまだ活火山なのだ。

▲ だいぶ頂上近辺にきたかな。
左へ折れて進んで

▲ 雌阿寒岳の頂上1499m ! 8:25AM
雌阿寒岳は阿寒岳の最高峰だから、これでもう阿寒岳登頂!と言って100名山マニアの方は帰れるのだが。
時間はまだ8時台だし、体調に問題はなさそうだからボクは帰る訳にはいかない(笑)。
8時台だが、お決まりの助六寿司を出して半分だけ食べた。
よおしっ! お隣の阿寒富士1476mも登るのだ!
外輪山を時計回りに周り始める。

▲ 火口の下に、青沼が見える。
背後には阿寒富士が待っている。

▲ 青沼をズームする。
綺麗な、お鉢だ。

▲ 外輪の向こうに阿寒富士。
外輪をどんどん進む。

▲ でーんと、阿寒富士が迫ってくる。
頂上に雲がかかっている。
外輪を下りて、阿寒富士のふもとへ。

▲ 雲もとれた。
さあ、これを登るのか。
ここは標高1256mだから、高低差200mを登るのだ。

▲ 山はほぼ全域火山礫で、そこをギザギザに登っていくようだ。
ヒエーッ・・・大丈夫かな。
ともかく開始。
足元がずり落ちるから、杖が無ければまず登れない。

▲ 中腹あたりで振り返ると、雌阿寒岳がよく見える。
それで元気を呼び起こして、また一歩一歩。
ザクッ、ザクッ・・
花はそんな登山者には関係なく、火山礫に適応したあの花たちは

▲ 青色の花と、あのコマクサまでが 頑張ってガ礫にしがみ付いている。

▲ そして、花粉を媒介する蝶も頑張っている。
茶色の蝶の方が多かった。
2蝶が乱舞するように、あちこちでヒラヒラ飛び回っていた。

▲ おおー、あの柱が頂上の印だろう。

▲ 阿寒富士登頂! 1476m 9:56AM
背後に雌阿寒富士。
誰もいない頂上。

▲ 雌阿寒富士の方向をワイドで撮る。
スマホ、タブレット用;


▲ 山頂には、あのイワブクロがここかしこに咲いており、、やはり撮ってしまった。
そして

▲ オンネトーの方向。
阿寒湖が逆方向に見えるはずだが、残念ながらずっと雲で隠れて見えなかった。
阿寒富士山頂で、残りの助六寿司を食べて、40分ほど景色を見ながら留まっていた。
さあ、降りようか。

▲ 慎重に足元を確認しながら阿寒富士を下りた。
ここからは

▲ 右端に見えるオンネトー湖畔に向けて、この谷沿いに下っていけばよいのだ。
下りは、ハイマツ帯、そしてアカエゾマツ帯を下っていった。
アカエゾマツ帯ではエゾマツの根が出ていて歩きにくかった。
しかし、ピストンでの消化試合ではないから飽きはしなかった。

▲ 国設野営場からの登山口に到着。12:39AM
まだ12時とは、ボクの山行としては珍しい。
しかし、さすがに一つプラスアルファの山の上り下りが加わったから、左膝の腱が痛くなってきた。

▲ 帰りは、オンネトーの左岸に沿った車道を歩いていくことにする。
これだけで1時間はかかるのだが、湖から山をもう一度眺めたかった。

▲ はい。オンネトーの向こうに、今登ってきた雌阿寒岳(左)と阿寒富士(右)の雄姿が。
左の下から山頂へ、また右の山へ登って降りて、ここまで来た。
まあ、よく登ったものだ。
自分でも信じられないくらいだ。

▲ 看板で、今日の山行をたどってみれば、赤線になる。
よくやった!
自己拍手 !

▲ 一般観光客向けの展望台で。
5年前の2012年10月に、初めて来たとき、ここでオンネトーと阿寒岳を眺めた。
素晴らしい景色だと思った。
特に背後の奥深い山に惹かれた。
が、あの時は実際自分が登ることになろうとは・・
しかも同時に二つも登るとは・・
思わなかった。
やったー!

▲ 駐車場に戻る。
当然スタバフレンチローストを淹れて、充実感をかみ締めながら飲んだ(^^)。
休憩後、駐車場横の温泉へ。

▲ 昨日入った温泉とは別の温泉へ行く。
野中温泉。200円。
ここは、昨日の山の宿野中温泉のように露天風呂は併設されてないが、ここも

▲ 左下に溢れ出た湯は流れ出す、文字通りの源泉かけ流し。
ゆっくり、温泉を独り占めさせていただいた。
今晩も、ここで野営。
雌阿寒温泉公共駐車場での朝。
5時少し前に起きる。
祈りが通じて、晴れ。

▲ 駐車場(左)、そしてすぐ近くにある雌阿寒温泉登山口を6時頃に出発した。

▲ きょうのコース計画を確認。
①を出発し雌阿寒岳を目指す。
そのあと、調子が良ければ④を経て、阿寒富士をも目指す。
阿寒富士まで登ったなら、ピストンで戻るよりは、⑤のオンネトー国設野営場へ抜けたい。
野営場からは黄色の車道を伝って戻りたい。
アカエゾマツの樹林帯をかなり登ったあと、五合目を過ぎて標高1000mを越えた頃、

▲ 右手にオンネトーが見えてきた。

▲ この辺りで森林限界を超えて、一面のハイマツ帯に変わる。

▲ 羊蹄山では、一番見かけたイワブクロがここでも顔を出し始めた(左)
黄色い花も(右)。これぞ北海道の特産種、メアカンキンバイ(雌阿寒金梅)。小葉の先が大きく3つに裂けている。

▲ 山頂に至る、岩場が現われてきた。
初めは背丈ほどあったハイマツも、文字通り岩場で這うだけの背丈に変わる。
そういう中でも、咲くものは咲いており、

▲ 白い小さな花の繁茂。右のワタスゲみたいな花は、山麓に生えるマルバシモツケの変種で、エゾマルバシモツケ。ここでは地面を這うように生える。
八合目辺りにくると

▲ おお、岩場の先に初めて見る人影が。
のちに、頂上はあの稜線の左先のほうにあった。

▲ この辺りでは、右手にもう雌阿寒岳の火口が目に入るようになった。
あの茶色い水溜りは、赤沼なのだろう。
右下の火口壁からは白い煙が上がっている。
ズームすると。

▲ ズーム。
ゴーゴーという爆音とともに煙が上がっている。
雌阿寒岳はまだ活火山なのだ。

▲ だいぶ頂上近辺にきたかな。
左へ折れて進んで

▲ 雌阿寒岳の頂上1499m ! 8:25AM
雌阿寒岳は阿寒岳の最高峰だから、これでもう阿寒岳登頂!と言って100名山マニアの方は帰れるのだが。
時間はまだ8時台だし、体調に問題はなさそうだからボクは帰る訳にはいかない(笑)。
8時台だが、お決まりの助六寿司を出して半分だけ食べた。
よおしっ! お隣の阿寒富士1476mも登るのだ!
外輪山を時計回りに周り始める。

▲ 火口の下に、青沼が見える。
背後には阿寒富士が待っている。

▲ 青沼をズームする。
綺麗な、お鉢だ。

▲ 外輪の向こうに阿寒富士。
外輪をどんどん進む。

▲ でーんと、阿寒富士が迫ってくる。
頂上に雲がかかっている。
外輪を下りて、阿寒富士のふもとへ。

▲ 雲もとれた。
さあ、これを登るのか。
ここは標高1256mだから、高低差200mを登るのだ。

▲ 山はほぼ全域火山礫で、そこをギザギザに登っていくようだ。
ヒエーッ・・・大丈夫かな。
ともかく開始。
足元がずり落ちるから、杖が無ければまず登れない。

▲ 中腹あたりで振り返ると、雌阿寒岳がよく見える。
それで元気を呼び起こして、また一歩一歩。
ザクッ、ザクッ・・
花はそんな登山者には関係なく、火山礫に適応したあの花たちは

▲ 青色の花と、あのコマクサまでが 頑張ってガ礫にしがみ付いている。

▲ そして、花粉を媒介する蝶も頑張っている。
茶色の蝶の方が多かった。
2蝶が乱舞するように、あちこちでヒラヒラ飛び回っていた。

▲ おおー、あの柱が頂上の印だろう。

▲ 阿寒富士登頂! 1476m 9:56AM
背後に雌阿寒富士。
誰もいない頂上。

▲ 雌阿寒富士の方向をワイドで撮る。
スマホ、タブレット用;


▲ 山頂には、あのイワブクロがここかしこに咲いており、、やはり撮ってしまった。
そして

▲ オンネトーの方向。
阿寒湖が逆方向に見えるはずだが、残念ながらずっと雲で隠れて見えなかった。
阿寒富士山頂で、残りの助六寿司を食べて、40分ほど景色を見ながら留まっていた。
さあ、降りようか。

▲ 慎重に足元を確認しながら阿寒富士を下りた。
ここからは

▲ 右端に見えるオンネトー湖畔に向けて、この谷沿いに下っていけばよいのだ。
下りは、ハイマツ帯、そしてアカエゾマツ帯を下っていった。
アカエゾマツ帯ではエゾマツの根が出ていて歩きにくかった。
しかし、ピストンでの消化試合ではないから飽きはしなかった。

▲ 国設野営場からの登山口に到着。12:39AM
まだ12時とは、ボクの山行としては珍しい。
しかし、さすがに一つプラスアルファの山の上り下りが加わったから、左膝の腱が痛くなってきた。

▲ 帰りは、オンネトーの左岸に沿った車道を歩いていくことにする。
これだけで1時間はかかるのだが、湖から山をもう一度眺めたかった。

▲ はい。オンネトーの向こうに、今登ってきた雌阿寒岳(左)と阿寒富士(右)の雄姿が。
左の下から山頂へ、また右の山へ登って降りて、ここまで来た。
まあ、よく登ったものだ。
自分でも信じられないくらいだ。

▲ 看板で、今日の山行をたどってみれば、赤線になる。
よくやった!
自己拍手 !

▲ 一般観光客向けの展望台で。
5年前の2012年10月に、初めて来たとき、ここでオンネトーと阿寒岳を眺めた。
素晴らしい景色だと思った。
特に背後の奥深い山に惹かれた。
が、あの時は実際自分が登ることになろうとは・・
しかも同時に二つも登るとは・・
思わなかった。
やったー!

▲ 駐車場に戻る。
当然スタバフレンチローストを淹れて、充実感をかみ締めながら飲んだ(^^)。
休憩後、駐車場横の温泉へ。

▲ 昨日入った温泉とは別の温泉へ行く。
野中温泉。200円。
ここは、昨日の山の宿野中温泉のように露天風呂は併設されてないが、ここも

▲ 左下に溢れ出た湯は流れ出す、文字通りの源泉かけ流し。
ゆっくり、温泉を独り占めさせていただいた。
今晩も、ここで野営。
さすが、若い!!
Soraさんの元気がいいのには、感服いたしました。
次はどこを狙いますか?
ところで、ブログのテンプレートはいつ頃変えました?
十勝牛美味しそうでしたよぉ~~
実は私もオンネトーへは行く予定だったのですが
こんな素敵なところ行ってみたかったです
但し行っても自分で登山なんて出来ないし
Soraさん2山も踏破されるなんてすごい!
絶景ばかり拝見で来て嬉しいです
いつも素敵なアングルですね
どんなカメラをお使いでしょうか?
サイバーショットですか?
何をおっしゃるうさぎさん、失礼、うなぎさん。
十勝牛のおかげですよ。
>次はどこを狙いますか? ~
こういうふうに、尋ねられるかたがいるので、がんばってしまうのですよねー。
羊蹄山と雌阿寒岳は、実はマストとして北海道へ来ました。これは無事完了しましたので、あとは遊ぶだけですと言いたいところですが、サブとして富良野岳を考えています。
PCテンプレートは四季折々に毎年変えてますが、これは7月に入ってからだと思います。
話は戻りますが、必須の二つの山が終わりましたので、コース取りが難しく迷走状態に入ってしまって(笑)、今夜は釧路近くの海辺の道の駅です。これからどうしよう・・
登れましたのも、十勝牛そしてカエチャンのご声援のおかげです(笑)。
オンネトーは、山の中にひっこんでますし湖沿いには駐車スペースもほとんどなく、私のるるぶにも囲み記事はなく(なくてかまわないのですが)地図に「湖越しにみる雌阿寒岳が美しい」とだけ注が付いている処です。
>サイバーショットですか?~
コンデジ、カシオExilimですが本体に型番記載がないですね。2万円弱の安物ですが、私には十分。日本製は良いですねっ。
青沼のエメラルドグリーン、綺麗ですね
火山礫のギザギザ道は、足をとられて大変だったでしょう?富士山みたい。
オンネトーから制覇した2座を眺めるのは、充実感であふれた事でしょうね。すごいなぁ〜
どの写真も爽やかで、涼しい風が吹いてきます
野中温泉、200円、安いですね
今は釧路ですか。たしか炉端焼き発祥の地ですね。友だちと旅した時、魚やカニや貝を沢山焼いて食べたのを思い出しました。でも、結構お高いんですよね〜。
>火山礫のギザギザ道は、足をとられて大変だったでしょう?富士山みたい~
他の方も、足が潜るところは富士山みたいだ、と言ってましたよ。私にとっては、浅間山火口を登っていらいの火山礫のもぐりでした。秘訣が判りました。雪道のつぼ足みたく、必ず先行者の足形が残ってますから、それに合わせて登ると比較的容易になりました。
>この時期に北海道を旅して大正解ですねー
やはり、夏はここですね。あ、いや、八ヶ岳のあたりも好きですけどね(笑)。
野中温泉は軽い硫黄温泉だと思います。200円ですから、これで洗髪もしまして。よかった、まだ髪が残っている(笑)。
>今は釧路ですか。たしか炉端焼き発祥の地ですね~
さすがjunさん、発祥の地なんですか。「厚岸味覚ターミナル・コンキリエ」と横にパンフがおいてありますが、この炙り焼きどうしようかな。
北の山に咲く花も可憐ですね、信州辺りで
咲く花に比べると色が薄く感じますが、気のせい?
未だ煙の立つ雄阿寒岳豪快ですね、
見晴らしが良いですね、
オンネト-神秘的
全く大丈夫です。毎日山に登っているわけではありませんし、それ以外の日は好きなだけ寝ていますから(笑)。今日は、海に面した高台での、初キャンプです。静かで最高!
北海道に咲く花の特徴は?分かりません。あわてて掲載した花の名を調べてみると、メアカンキンバイとエゾマルバシモツケは、北海道固有種なんですね。(追記)
>見晴らしが良いですね~
北海道の山並みは、大きく広がっていて、見晴らしがいいところが多いような気がしますよ♪
2つも、1日で登るとは・・・・。
私も、雌阿寒岳 層雲峡で知り合ったばあちゃんに誘われて 登りましたよ。
でも、頂上付近が凄い風で50mぐらい手前で断念でした。
野中温泉 いいですよね。
冬は、そこで道路が通行止めになります。
そこから、スノーシュウ履いて オンネトーまで歩いた事も有りますが、全面氷結してるオンネトーの向こうに見える雪山も綺麗でしたよ。
確かに、頂上近辺は森林限界を超えて、ふきっさらしですからね。風がある日は、火口に落ちるかもしれません。どうせ落ちるなら赤沼より青沼のほうがいいな、とか選んだりはできませんし(笑)。
冬のオンネトー、雌阿寒岳の景色・・・それは秘境でしょう。素晴らしいでしょうね。見たいですねー。でも私のクルマでは帰ってこれなくなるでしょうね。