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杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

いいね! 光源氏くん

2020年12月12日 | ドラマ

2020年4月4日~5月23日放送 NHK総合「よるどら」

2020年12月5日・12日DVD視聴

いとをかし、次元ジャンプ! 平安貴族は働かない?
奇想天外ながら、ゆる~く笑える千年の時を越えた“いけめん"居候コメディ! !
「源氏物語」の中で、雅の世に生きていた平安貴族・光源氏が、まったく世界観の違う現代に出現。
あたりまえに見える現実世界とのギャップに驚いたり、楽しんだり・・・。
また、光源氏は千年もの間、絶対的美男子として数多くの女性たちをトキめかせてきた登場人物。
こんな光源氏をヒモ同然のように住まわせることになる、地味で自分に自信がない今風のこじらせOL・沙織。
はじめは違和感を覚えつつも、徐々に光の存在に癒されていく。
そんな矢先、ふたりのもとに新たな源氏物語の登場人物、あの中将まで現れて! ? (アマゾン内容紹介より)

あらすじ(NHKオンデマンドより)

1「平安のいけめん現る?」

藤原沙織(伊藤沙莉)は会社から帰宅した週末、非日常の解放感に浸るため、すだれとお香をセットしてうたた寝。すると、突然すだれを潜って装束をまとった男(千葉雄大)が現れる。不審者と思い男をバットで殴った沙織は、警察を呼ぶ。尋問される最中、男がイケメンで平安時代の扮装をしてるのがわかった沙織は、ふと“光源氏”と口にし、男はさも自分がそうだと言わんばかりに沙織を抱擁する。はたして二人の行く末やいかに?

2「ひもなのに朝帰り?」

沙織が会社に行ってる間に妹の詩織(入山杏奈)が家にやって来て光源氏と遭遇する。光は驚愕するが、彼女が沙織の妹だとわかり光は詩織に誘われて街に出かける。仕事が終わるや否や速攻帰宅する沙織。光がいないので心配するが詩織と共に帰ってきた二人にプリクラ写真を見せられて、あぜんとする。詩織に「恋人なの?」と聞かれて否定するものの同棲していることにかわりなく適当にごまかすが…。

3「だいえっとはお好き?」光源氏は、平安時代では口にすることがなかった甘いスイーツに夢中になり、だんだん太り気味になる。それにつられて自分の体形も気になりだした沙織は、ダイエットのために光と一緒に運動しようとするが、走る経験が無かった光は元いた世界への郷愁に駆られるようになっていく。そんな光の本心を知った沙織は、どうやったら光が元の源氏物語の世界に戻れるのか、いろんなことを試してみるが…。

4「らいばるにご用心?」

光源氏がどこかへ消えてから意気消沈の日々を送る沙織はある晩、すだれの音で目が覚めて狩衣姿の男の後ろ姿を発見。光が戻って来てくれたと思い喜んで抱きつくが、振り返ったら見も知らぬ男(桐山漣)で、話をするうちに源氏物語で光のライバル的な存在の頭中将(この時は三位中将)だとわかる。沙織は、もしかしたら光の居場所がわかるかもしれないと思い、しばらく中将を家に居候させることにする。

5「恋は食品さんぷる?」

光源氏に続き現代に現れた光のライバル・中将は、沙織の妹・詩織の友人であるカイン(神尾楓珠)の豪邸に居候することに。カインはホストクラブに勤めていて、中将はカインに連れられて体験入店する。一方、光と中将が元気にしているか語り合う日々を送る沙織はある日、職場の後輩に結婚を越されて、同僚とお見合いパーティに行くことを決意する。はたしてパーティで沙織は?

6「ないすとぅみーちゅー?」

沙織の泣き顔を見た光源氏は、詩織)に沙織のために何かできないか問う。詩織の助言どおり、沙織から悩みを聞き出そうとする光。だが、沙織は当事者である光に話そうとはしない。そんな折、中将を居候させているカインが主催のプールパーティーに訪れる光と沙織。詩織は、光と距離を取ろうとする沙織の背中を押そうとするが、沙織から光が物語の架空人物だと聞いて驚く。

7「ばっくとぅ京都?」

多元宇宙論の研究者であるフィリップ(厚切りジェイソン)から、光源氏を元の源氏物語の世界に戻すため京都へ行くよう言われた沙織。早速、中将も連れて訪れるが、光と中将は千年後の都に最初は戸惑いつつも、念願の抹茶パフェを食べて感動するなど観光気分に浸る。一方、姉たちが宇治の源氏物語ミュージアムに行くことを知った詩織も追いかけてやって来るが、そこで波乱の展開に。

8「光くんばいばい?」

光源氏は沙織との気まずい空気をなんとかしようと、中将を誘って居酒屋で酒をともにする。源氏物語の平安の世界では、契りを交わしたすべての女人を幸せにしたいと思っていた光だが、今は一人の女人だけを幸せにできればと思い直したことを中将に告げる。一方、沙織は、多元宇宙論の研究者であるフィリップ(厚切りジェイソン)からの電話を受け、光が源氏物語の世界に戻る方法を知るが…。

 

秀でたとりえもない容姿もそこそこな平凡なOLの前に突然現れた平安時代の物語の架空の人物・光源氏。名うてのプレーボーイ、妻子持ちで愛人あまたな人物としてのイメージとは裏腹、純粋で優しい男だったから、生真面目で恋愛奥手な沙織も次第に彼に惹かれていきますが、そもそも実在しない筈の彼に恋愛感情を持つこと自体にブレーキがかかりなかなか進展しない二人のぎこちない恋模様が描かれます。

沙織は美人で社交的な妹にもコンプレックスを抱いていますが、4話で登場する源氏の親友・頭の中将もまた、何をやっても源氏に勝てないという劣等感を抱えていて、二人の間には共通点が 7話で自分たちが架空のキャラであることを知った時も、中ちゃんは脇役人生は嫌だと現代に残ろうとします。気持ちはわかるな~~。ヒロインを演じた沙莉ちゃんが等身大の女の子を瑞々しく演じていました 

彼らがやってきたのはこの世界とは異なるところだというフィリップに、彼を元の世界に戻そうと頑張る沙織がいじらしいの

でも、あのラストは個人的には無しで良かったかなぁ


15ミニッツ・ウォー

2020年10月11日 | ドラマ

2019年10月11日公開 フランス=ベルギー 98分 PG12

76年、フランス最後の植民地ジブチで、子どもたちを乗せたスクールバスが武装組織にジャックされる事件が発生。テロリストたちは同志である政治犯の解放と、フランスからの独立を要求する。仏政府は、事件解決のため極秘裏に編成した特殊制圧チームを派遣。指揮官のジェルヴァル大尉(アルバン・ルノワール)をはじめ、トップクラスのスナイパーで結成されたチームは、一斉射撃によるテロリストの同時排除という前代未聞の作戦を立案するが、現地駐留軍や事態を穏便に収束させようと動いている外交筋との連携がうまく行かず、膠着状態が続く。そんな中、生徒たちの身を案じた女性教師ジェーン(オルガ・キュリレンコ)は、軍関係者の静止を振り切り、単身乗っ取られたバスに乗り込んでいく。(公式サイトより)

 

1976年、当時フランスの植民地だったジブチで遂行された人質救出作戦にインスパイアされたサスペンスアクションで、フランスの対テロ特殊部隊「GIGN」の正式導入前の伝説的な作戦の一部始終を、緊迫感たっぷりに描き出しています。

まだ幼く行動が読めない子どもたちを無傷で取り戻すには、複数いる実行犯を“同時に”射殺しなければなりません。そんな離れ業をやってのけたスナイパーチームですが、待機中にヨタ話をしたり屁をこいたりするユルさはいかにもフランス人らしいというかしかし、いざ射撃となった時の緊張感は、まさに一瞬で空気が変わります。

上層部の判断の遅れが現場に混乱と危機感を生じさせるのは、どこの国でも同じですね 

最初に行動していれば、余計ないざこざを招くこともなく解決しただろうにと思わせる展開です。

ファヴァート将軍は上層部と現場の間に挟まれた中間管理職的立場ですが、保守的というより決断力がない(責任をとりたくない)感じだったな~~。 演じるヴァンサン・ペレーズは「花咲ける騎士道」のファンファン役の俳優さんですが・・・気付かなかった


ビッグ・ウィッシュ 魔法に願いを

2020年06月22日 | ドラマ

2019年製作 メキシコ 88分

3人の子どもたちがまだ見ぬ家族を捜して冒険に旅立つ愛と魔法の物語。里親に育てられたサルマたちは両親の行方を捜していた。ある日、手掛かりになりそうな呪文の載った古い本を見つけた彼女たちは、その本を手に“死者の国”へ向かうが…。(ツタヤ紹介より)

 

原題のスペイン語タイトルは『DIA DE MUERTOS』“死者の日”。 英語のタイトルは『SALMA'S BIG WISH』です。11月1日と2日は死者の魂が帰ってくる日で、日本のお盆のような感じかな?でもあちらでは盛大なお祭りになっているんですね

ただ、死者の日を題材にした作品ではやっぱり『リメンバー・ミー』に軍配が上がります。何よりストーリーが粗く、ところどころ観客が置いて行かれる感があるのが残念ポイント

里親の筈が実の祖母だった(キャラが『カールおじさんと空飛ぶ家』っぽい)と明かされますが、彼女が真実を隠していたことで事件が起こってしまうのだし、サルマを守るためにしたことが、逆に彼女を苦しめ続けてきたことになるのも何だかな~

アニメーションキャラはそこそこ可愛いし、死者の国のカラフルな世界観は『リメンバー・ミー』っぽいというか、お国柄が窺えて面白いです。

子供の💀たち(こちらは『ナイトメア~』のティム・バートン風)や、猫&ウーパールーパー風の案内役?もとってもキュート 

隠されれば知りたくなる気持ちは理解できますが、里親や兄弟たちより親探しに夢中になるあまりに悪人の策中に堕ちてしまうなど、サルマの身勝手さが鼻につきます。穏やかな兄とやんちゃな弟のコンビは、サルマのために死者の国に落とされ、弟の方は帰ってくることができないというのも「え~~!!」でした。

死神と魔法使いの取り合わせや、サルマが急に魔女として目覚めるのも唐突感があります。愛する人を現世に留め置きたいばかりに暴走する想いは、ある意味不変の願いともいえるけれど、限りある命だからこそ愛おしいというのもまた真実。サルマがそれに気付くことが成長であり、身近にいる「家族」を大切に生きるという道徳にもなってるのかな。


ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 

2019年10月11日 | ドラマ

#1

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 #1

第1話『ウィンターフェル』…ドスラク族や穢れなき軍団、ドラゴンを従えたジョンとデナーリスがウィンターフェルに到着。デナーリスに忠誠を誓ったジョンに、サンサと北部諸王は反発を露わにする。一方、キングズ・ランディングにはゴールデン・カンパニーを率いたユーロンが到着し、ドラゴンの撃から逃れたトアマンドらは、ホワイト・ウォーカーの仕業らしき死体を発見する。そんな矢先、ジョンは自らの出生の真実を知る。

 

第七章から間が空いての鑑賞のため、登場人物のキャラとつながりを思い出しながら観ました

ジョン自身がターガリエンの正当な後継者であると知る回でもあります。スターク家の兄弟姉妹が一同に会するけれど、それぞれが潜り抜けてきた過酷な運命故か、年月が経って大人になったからか、もう昔のような無邪気な関係ではいられない雰囲気がすごく出ています。

 

#2

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 #2

第2話『七王国の騎士』…サーセイに背き一人ウィンターフェルに来たジェイミーが到着。かつて父を殺され、約束した軍も連れてこなかった彼をデナーリスは信用できないと詰問する。更にシオンがグレイジョイ家の軍を率いてウィンターフェルに到着、サンサらに歓迎される。ジョンとの再会を果たしたトアマンドらは、死者の軍団がすぐそこまで迫っていることを告げ、それぞれが大戦前夜を思い思いに過ごし夜明けを待つ…。

 

サーセイは約束を反故にし、自らの王座に固執、裏切った兄弟に刺客を差し向けるなど、相変わらずの暴君ぶりです。 そのためにはユーロンを利用することも厭わない・・・征服欲に酔うユーロンが道化に見えますね。

シオンは姉を助け出し、サンサの元へ駆けつけます。あれ?この二人には共に脱出したあの日以来、別の絆が生まれていたんでしたっけ 

決戦前夜、ジェイミーがブライエニーを騎士に任ずるシーンがとても厳かで印象的です。 この二人の関係の今後が気になります。

ジョンはデナーリスに自分の出自を打ち明けます。(二人は叔母と甥ってことよね

アリアはジェンドリー(ロバート王の落とし子)と結ばれます。恋人たちの総決算といったところかな

 

#3

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 #3

第3話『長き夜』…遂にナイトキング率いる死者の軍団との大戦が始まる。最前線のドスラク軍の前にメリサンドルが現れ、彼らの剣に炎を灯すが、瞬く間に死者の軍団に倒されていく。それを見たデナーリスとジョンがドラゴンに乗り上空から応戦するも、吹雪で視界を覆われてしまう。一方、シオンらに守られたブランはウィアウッドの下でナイトキングが現れるのを待つ。圧倒的な数で攻め込む亡者たちは次々に城内に流れ込み…。

 

一話丸々戦いの描写。ストーリー重視の私には延々と続く戦いの様子は苦痛です。

夜の戦いなので、画面は暗くて人物の区別もつかない時も・・・ そんな中で、メリサンドルの灯す炎の明るさが際立ちます。この人の能力の凄さが今回ほど頼もしく見えたことはないかも

ジョンとデナーリスはドラゴンの背に乗り、夜の王と空の戦いを繰り広げます。まさに炎と氷の戦いです。

元夫婦のサンサとティリオンの間に交わされる想いが視線の交差で描かれるなど、それぞれのキャラの心情を言葉以外で表現する描写も散見されます。

ゾンビさながら倒しても倒しても押し寄せる敵に絶望と恐怖を感じる者もいる中、最後まで希望を捨てずに戦う者も。その一人アリアが、最悪の瞬間に登場し、一気に逆転となる展開がゾクゾクします。 人も魔物も勝利寸前の油断が運命を分かつってヤツですかね

 

#4

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 #4

第4話『最後のスターク家』…ナイトキングとの大戦が終わり、ジョンらは犠牲者たちに別れを告げる。その夜、デナーリスは勝利を祝う宴の席でジェンドリーをバラシオン家の当主に任命する。北部の人間から圧倒的な支持を得ているジョンを見て自分の立場に不安を覚えたデナーリスは、彼に出生の真実を誰にも明かさないよう説得する。いよいよサーセイとの王位争奪戦に挑むデナーリスらは海を渡りドラゴンストーンを目指すが…。

 

これまで民のためを第一義に掲げてきたデナーリスが、鉄の玉座に固執して変貌していきます。ターガリエン家では叔母と甥の結婚は「有り」ですが、北部の感覚は違うので、互いに愛し合っていてもジョンの中に葛藤が見えてきて、関係性も変わっていく予感

バラシオンの後継者として認められたジェンドリーはアリアに求婚しますが、アリアは・・・彼女は孤高の道を選んだのかしら。

ジェイミーとブライエニーは遂に結ばれますが、ジェイミーの中からサーセイが消えることはありません。 

周囲から自然に認められているジョンへの嫉妬心も芽生え始めたデナーリスは、王都の民を虐殺してでも落とそうとする意志を固め、相談役であるヴァリスはそんな彼女を王座に相応しくないと考え始めます。ティリオンはデナーリスを信じようとする立場で、二人の関係にも変化が

ティリオンってば、最初は家族である父に、姉に、そしてデナーリスにと、信じようとする気持ちを次々に裏切られていくんですね 彼の優しさが戦では悉く敗因となって返ってくるのが何とも残酷な現実です。 自分の信じていた者から裏切られたと知った時の哀しい目が印象に残ります。

サーセイの冷酷さも増していき、交渉が決裂して捕虜となっていたミッサンデイをデナーリスの目前で処刑するに至り、決戦は避けられない運命に

 

#5

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 #5

第5話『鐘』…ミッサンデイを失いふさぎ込んでいたデナーリスだったが、口止めしていたジョンの出生の真実がティリオンやヴァリスの耳にまで届いていたことに憤慨する。怒りが収まらないデナーリスは直ちに軍を王都に向かわせ戦闘態勢へ。ティリオンは、独り王都に向かっていたジェイミーが穢れなき軍団に捕獲されたことを知り、彼を助けるため必死の行動に出る。王都中が焼き崩れるなかアリアとハウンドは赤の王城に着く-。

 

ジョンに口止めした筈の秘密がヴァリスたちにまで漏れていたことに疑心暗鬼を強めていくデナーリスは、王都の運命に対しても過酷な選択をします。

ティリオンはデナーリスに「王都の鐘が鳴ったら=降伏の合図」戦いを止めるよう懇願しますが、彼女は剣を捨てた兵士たちや逃げ惑う民衆に対してもドラゴンの炎を容赦なく浴びせ王都を破壊し尽くします。あまりの光景に呆然とするジョン。こんなデナーリスを見たら百年の恋も冷めるわ

デナーリスの理想論は、現実に目の前で親を殺され生き残った子どもたちが、果たしてこの女王を受け入れることができるのかという視点に欠けている気がします。もはや彼女は残酷な簒奪者、暴君でしかありません。

サーセイやクレゲイン兄を狙って城に潜入したアリアとクレゲイン弟でしたが、ドラゴンにより破壊されていく情況の中、クレゲイン弟はアリアに逃げるよう言い残して因縁の兄との対決に向かいます。それにしてもあの惨劇の中でほぼ無傷で生き残るアリアって・・・

サーセイの元に向かったジェイミーは捕えられますが、ティリオンが自らの死を覚悟で逃します。「自分を厭わず愛してくれたのは兄だけだった」と号泣する姿に思わず貰い泣き。 ユーロンとの死闘を経てサーセイと再会したジェイミーですが、二人の運命はここで尽きます。サーセイのお腹の子はやっぱりジェイミーのですね 母の愛は何にも勝るというけれど、彼女の愛し方はあまりにも身勝手ですが、一抹の憐みを覚えてしまいます。それでもこの二人は愛する者を抱いて死んでいったのだからある意味幸せな最期といえるかも。

 

#6[最終話]

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章 #6[最終話]

第6話『鉄の玉座』…戦いが終わり王都は焼け野原となり、兵士や民の死体が散乱している。ティリオンは城の地下壕のがれきの下で重なり合って死んでいるジェイミーとサーセイを見つける。デナーリスは穢れなき軍団とドスラク族の軍団を前に勝利を宣言、このまま大陸中の民を解放していくと兵士を鼓舞する。ジェイミーを逃がした反逆罪で捕らえられたティリオンは、ジョンにデナーリスを止められるのはジョンしかいないと説得するが・・・。

 

長い長い物語も遂に最終話。鉄の玉座は誰の手に?の興味はしかし、良い意味で裏切られました。

デナーリスへの愛と、彼女の望む未来に対する危惧の板挟みで苦しむジョンに、ティリオンは決断を迫ります。

デナーリスにこれ以上の殺戮は止めるよう進言しますが、まるで聞く耳を持たず、自分の使命感に高揚するさまに、ジョンは悲壮な決意を固め・・・この一連のシーンは、壮大な物語の決着としては少々拍子抜けの感が否めません。

母を喪ったドラゴンの嘆きの咆哮で、溶け落ちる玉座が、王国の未来を象徴していました。

生き残った七王国の貴族たちが、話し合いで新しい王を選ぶシーンでは、子孫を残せない不自由な身のブランこそが王に相応しいとのティリオンの提案を、「北部は王を抱かず独立する」と宣言したサンサを除く皆が受け入れるのです。専制ではなく民主的な合議による王の誕生ですね。個人的には一番感情移入していたティリオンが生き残って、王の相談役としてこの新しい王国の導き手となっていくことに安堵しました。その容姿とは対照的に、誰よりも人としての優しさを持つキャラでしたもの。

サンサは北の女王になり、アリアはまだ見ぬ「西」へ旅立ちます。物語は、再び「壁」に追放となったジョンがかの地に戻る場面で幕を閉じます。スターク(氷)とターガリエン(炎)双方の血を引くジョンこそが、物語のキーパーソンであり、スターク家の兄弟姉妹たちそれぞれの物語でもあったということがよくわかる最終話でした。


ゲーム・オブ・スローンズ 第七章:氷と炎の歌

2018年01月16日 | ドラマ

2017年製作 アメリカ=イギリス

あらすじは公式HPより

第1話「ドラゴンストーン」…ブランとミーラが黒の城に到着する。ジョンとサンサは北部の領主たちを集めた戦略会議の場で意見を衝突させる。そんな矢先ジョンのもとに、トメンが死にサーセイが玉座に就いたとの知らせが届く。ウォルダー・フレイとその一族を始末したアリアは、「女王を殺す」とリヴァーランを出る。ティリオン、グレイジョイ姉弟らとミーリーンを船出したデナーリスは、ついに故郷ドラゴンストーンに到着する。

いきなりのフレイ一族皆殺しの宴席。当主のじーさんの顔の下はアリア 修行の成果バッチリね

これまでの過酷な経験がサンサを何もできないけどプライドは高い少女から、冷徹な支配者の片鱗が見える女性に変えたとわかるジョンと意見の対立シーンも見応えありました。何となくサーセイに似てきた感が

デナーリスは遂に生まれた城に帰還します。荒れ果てているけどね


第2話「嵐の申し子」…デナーリスはオレナ・タイレルとエラリア・マーテルを召喚し、サーセイを打倒する戦略を告げる。一方、北へは援軍を得るためにウィンターフェル領主ジョン・スノウに使い鴉を送り、女王デナーリスに謁見し忠誠を誓えと命じる。サムからの便りで、ホワイトウォーカーを倒すのに必要なドラゴングラスがドラゴンストーンで大量に採掘できると聞いたジョンは、デナーリスからの召喚に応じようとするが…。

サムはシタデルでドラゴングラスがドラゴンストーンに眠っていることを突き止めます。デナーリスとジョンの進む道が交差してくる予感 デナーリスの召還に応じようとするジョンをサンサは止めますが、不在の間の指揮権をサンサに委ねてジョンは出発していきます。リトルフィンガーの動向が気になるところですね

デナーリス側についたドーンのマーテル家の面々を乗せてシオンと姉のアシャは王都に向かいますが、王座を狙いサーセイと結婚しようと企むユーロンが襲い掛かります。窮地にシオンは海中に飛び込み敵前逃亡。こいつはずっとそういうキャラなのかしらん

 

2018年1月21日視聴

第3話「女王の正義」…ドラゴンストーンに上陸したジョンとダヴォスは、頭上を飛ぶ3頭のドラゴンに圧倒されつつデナーリスに謁見する。王都では、ユーロンが奇襲し捕らえたヤーラ、エラリアとその娘タイエニーを連行しサーセイに差し出す。ウィンターフェルでは、サンサのもとにある人物が訪れる。グレイ・ワーム率いる穢れなき軍団がキャスタリーロック陥落に成功した頃、ラニスター軍はオレナのいるハイガーデンを攻め落とす。

初めてドラゴンを見て驚くジョンとダボスの普通過ぎる反応がちょっと可笑しかった続く謁見シーンは議論を戦わせる二人の間に見えない火花がバチバチしてて迫力がありました。ブランがウィンターフェルに到着してサンサと再会しますが、もうそこには以前の無邪気な子供はどこにもいないんですね キャスタリーロックを落としたはいいけれど、ここはサーセイ側が一枚上手。本隊はハイガーデンに向かいこれを落としてしまいます。まるでチェスの戦いを見ているようなスピード感のある描写です。サムはジョラー・モーモントの治療に挑みますが、病巣を剥いでいく様子は目を背けたくなる痛々しさがありました。サーセイのエラリア母娘への復讐はジョフリーが盛られたと同じ毒を使ったもの。じわじわと苦しめる手法は女性ならでは? ジェイミーは第4話でレディ・オレナにやはり毒で死を与えますが、こちらは苦痛のない死ということで、同じ毒殺でも二人の性格の差が表れているように感じました。


第4話「戦利品」…ジョンはドラゴングラスを発見した洞窟にデナーリスを案内し、あるものを見せる。サーセイはジェイミーが得た大量の金で借金を返済する。ティリオンの助言に従いグレイジョイ、タイレル、マーテル家に協力を仰いだ作戦が失敗したことを知ったデナーリスは激怒し、直ちに王都を攻撃すると主張するがジョンとティリオンに制止される。ジェイミーはハイガーデンを攻め落とした大軍を率いて王都への帰路につくが…。

洞窟の壁に描かれた絵は大昔、森の子らと共にホワイトウォーカーや夜の王と戦ったことを示していました。これを見たデナーリスはジョンに協力することを約束します。(これからの展開を予想させるシーンかも。)ウィンターフェルにアリアが戻り、正当なスターク家の子供たちが集います。ブライエニーと剣の稽古をするシーンでは、アリアのまるでダンスのような優雅な動きに目を奪われました。サムの治療が功を奏し病が癒えたジョラーは再びデナーリスの元へ向かう様子。(この人は愛に生きるのね)ドラゴンに乗ったデナーリスはジェイミーの軍を急襲しこれを壊滅させますが、この時ドラゴンの弱点が明らかに。炎に包まれ炭化する兵士たちの様は痛ましいのですが、ジェイミーは生き延びちゃうんですね 

 

2018年1月22日視聴

第5話「イーストウォッチ」…奇襲に成功したデナーリスはラニスター兵たちにある選択を迫る。3つ目の鴉となったブランは死の軍団が壁に向かっていることを確認し、直ちにジョンとシタデルに使い鴉を送る。ウィンターフェルでは、アリアがリトルフィンガーに対する警戒心を強くする。北に迫る脅威をサーセイに認識させるため、ティリオンはジェイミーに会う。同行したダヴォスは町である人物を見つけドラゴンストーンに連れ帰る。

サムのお父さんと弟は非業の死を遂げます。う~~ん・・将来サムがターリー家を継ぐことになる?

アリアはリトルフィンガーを懐疑心丸出しで警戒してますが、彼にとってはアリアのような小娘の考えることはお見通し?一波乱ありそうです。

密かにジェイミーと会ったティリオンが思わず本音を吐露する場面に同情心が湧きあがります。そうだよね~~望んでそんな身体に生まれたわけじゃない。心は誰より優しいのにね。

ジェンドリー再登場ですが、出自を自覚してる彼が同じ落とし子のジョンと会ったことで物語はまた別の方向から動き出すのかしら?

 

2018年1月27日視聴

第6話「壁の向こう」…“壁”を越えたジョンたちは、薄氷の上で死者の軍団に包囲される。ジョンはジェンドリーを“壁”へ走らせ、デナーリスに使い鴉を送るよう命じる。サンサとリトルフィンガーに対する疑念を強めるアリアは、サンサがかつてロブに書いた手紙のことでサンサを責める。妹のことを恐れ始めたサンサは彼女の部屋に忍び込み、ある物を発見。やがて氷が固まり、死者の軍団の猛攻撃を受けるジョンたちだったが…。

今回の舞台は殆どが壁の向こうなので、この時期は観てるだけで寒くなります

死者を一人生け捕り(と言っていいのか?)にするだけで良いのに、大軍団に囲まれちゃって氷の湖だか沼だかの真ん中に追い詰められちゃったジョンたちを救いに現れたのはドラゴンに乗ったデナーリス。めっちゃ頼もしく死者の群れを業火で焼いていくのだけど、彼らを率いる者の槍でドラゴンの一頭があっけなくやられてしまいます。硬い鱗を簡単に突き刺すってどんな武器や?水中に沈んだドラゴンを見ながら胸に浮かんだ不安はやがてラストで確信に変わりました。だよね~そのために手に入れたんだろうね~~

ジョンは死者たちに水中に引き込まれ、今度こそおしまいか?いやでも・・と思っていると案の定再び氷上に這い上がり、何故かベンジェン叔父さん(生きてたんだっけ?)に助けられ壁に帰還。デナーリスとの間に確かな絆が生まれます。

一方ウィンターフェルではリトルフィンガーの陰謀が着々進行中の様子。姉妹を仲違いさせてどうしようっての?

ティリオンは活躍の場を与えられていない・・・というより今のところ彼の作戦は失敗や裏目に出ている感が

 

2018年1月28日視聴

第7話「竜と狼」…ジョンたちは生け捕りにした死者を連れキングズランディングに到着。初めて死者を見たサーセイ、ジェイミー、ユーロンは恐れおののき、迫りくる大戦の重大さを目の当たりにする。ウィンターフェルではアリアの反乱を未然に防ごうとするリトルフィンガーの差し金通り、サンサは妹を糾弾すべく大広間に招集するが…。一方、ウィンターフェルに到着したサムは、ブランにジョンの出生に関わる重大な真実を伝える。

リトルフィンガーに操られているかに見えたサンサですが、度重なる試練が彼女を冷静な判断の下せる女性に成長させていました。さしものリトルフィンガーも年貢の納め時。ちょっとあっけない気もしますが

ドラゴンピットでの会見は馬鹿正直なジョンのせいで一旦は白紙に戻ってしまいますが、ティリオンの進言で好転・・・と見せて、サーセイってば、芯から悪女。いや、子を宿す母に備わった生存本能というべきかしらでも彼女の思惑はここにきてやっと一人前の男に成長したシオンのせいで外れそうですが さすがにジェイミーもサーセイのやり方についていけなくなったようで、この先はジョンと協力体制になるのかしら?

そのジョンですが、彼の出自は・・・それってデナーリスとは叔母・甥の関係になるわけで・・まぁ、ジェイミーとサーセイの関係よりはいいのかなそもそも近親結婚は王族にとって罪ではないことが多いし

何より、死者に操られたドラゴンが壁を一気に破壊する図は圧巻で次作が早くも楽しみ

ただ、通常は二話が一枚に収められていたのが今シリーズでは5~7話が一話分ずつになっているのは納得いかんぞ


ラストコップ another story of THE MOVIE

2017年12月10日 | ドラマ

2017年作成 139分

「結婚にまつわるエトセトラ」

いつの間にか付き合っていた亮太(窪田正孝)と結衣(佐々木希)。結婚を見据える二人だが、亮太は結衣の父親である京極(唐沢寿明)に課された過酷な「結婚段取りリスト」に奮闘する日々を過ごしていた。鈴木家で開催された気まずい女子会では、亮太と結衣の馴れ初めや京極と加奈子(和久井映見)のデートの思い出が語られる。そんな中、鑑識課の栞(伊藤沙莉)が婚活パーティーに参加し、元海軍将校の国際ジャーナリストと運命的に出会い一目惚れする。しかしその恋は新たな事件の幕開けだったー。

「密着神奈川県警24時」
神奈川県警の密着ドキュメンタリー番組が制作されることになり、番組スタッフが横浜中央署メンバーに密着取材することになった。パトロール中の京極と亮太の独占インタビューや、京極と結衣の休日親子デート取材、さらには警察官アイドルKBDホーリーナイトのLIVEと、知られざる一面が撮影されていく。番組スタッフはハチャメチャな中央署に当惑し、密着ドキュメンタリーから不正を糾弾する告発番組への方針転換を決めるが、半グレ集団との事件に巻き込まれて―。

 

「ラストコップTHE MOVIE」と連動したオリジナルドラマです。Huluは入っていないので指咥え組でしたが、DVDが出ていると知り早速レンタル 

内容は他愛ないものですが、可愛い亮太君のダンスシーンが見られたのが何より嬉しいよ~

そういえば当時はフラッシュモブが流行ってたっけね。

どちらも映画に繋がっていく伏線が散りばめられているので両方見るとより楽しいかも


CYBORG 009 CALL OF JUSTICE 第3章

2017年09月25日 | ドラマ

2016年12月9日公開 95分

009 進化のパラドックス

0010 星に願いを

0011 誰が為に

0012 光の彼方へ

 

「サイボーグ009」を、完全オリジナルストーリー&フル3DCGでアニメーション化した「CYBORG009 CALL OF JUSTICE」全3章の第3章です。

 カタリーナ中尉のブレスドとしての能力は思考や動作の同期(リンク)です。彼女が読み取ったエンペラーの「人類強制進化計画」とは、宇宙ステーションからマイクロドローンを装填したロケットを地球に向けて発射し地表にばら撒くというもので、実行されたら世界人口の95%が死滅します。でも彼女自身はこの計画に疑問を持っているのね。話を聞いたサイボーグ戦士たちは計画を阻止すべく、ジェット,ハインリヒ,ジョーの三人が宇宙ステーションに向かいます。ジェットが宇宙空間で戦い時間を稼ぐ中、ハインリヒが捨て身の策でステーションの制御系統をコントロールし、ジョーはプロフェッサーの本体である「脳」を破壊します。このシーンは原作の場面を想起させますね。ハインリヒの犠牲を無駄にすまいと、皆イワンのいるNYに向かいます。

エンペラーの能力はコピー。その人間に触れることで彼(彼女)の持つ能力をコピーできるのです。イワンはエンペラーと戦いを始めますが、逆にATフィールド(ここはエヴァみたいだね)に閉じ込められてしまいます。既にイワンの能力もコピーされていたのねイワンに転送されたジョーが到着しエンペラーと対峙しますが加速しても歯が立ちませんそこへカタリーナも現れ、ジョーとエンペラーの動きをリンクしますが、怒ったエンペラーに記憶を消され殺されてしまいます。エンペラーの次の計画は人々の記憶を消してリセットすることだったのです。

ジョーとエンペラーの動きはスピードを増し、やがて光をも超えてしまいます。事象の地平線を超えたと表現されるそこは、誰も見たことのない、戻ることもない異次元の世界です。

地球に平和が戻り、ジェットとともにピョートル局長を倒した五十嵐が新たな局長に。でも地球の平和と正義を守ったゼロゼロサイボーグ達の活躍を知る者は彼と以外誰もいないのです。

う~ん、そうきたか!な結末。ハインリヒ、ジェット、ジョー…三人の犠牲の上の平和ですか

主要な戦士たちが軒並みいなくなっては物語はもう「先」がないのね。

ちょっと違和感を覚えたのは、ジョーのカタリーナに対する感情が恋愛なのか同志としての一種の友情なのか?

ジョーはフランソワとであって欲しいと勝手に思ってしまうのだけど・・あれ?そもそもこの二人の関係も微妙といえば微妙なのよね。それこそ同志としての意識の方がジョーは強い気がするし 

完全オリジナルストーリーだし、そこはまあ置いとくか

それにしても3000年も生きてきた割りには自分が一番な俺様キャラでしたね~エンペラーは


連続ドラマW ヒトヤノトゲ~獄の棘~WOWOW

2017年08月24日 | ドラマ

「鍵のない牢がある」という北関東刑務所に足を踏み入れた新人刑務官・武島良太(窪田正孝)。
そこで目にしたのは、受刑者のいじめの黙認、所内での賭博など正義とは程遠い刑務官の姿だった。
ある日、剛腕で法務省出身の名久井惣一(小澤征悦)が看守長として着任する。一方、副看守長・岩本康隆(池田成志)が管轄する工場では、受刑者ながら力を持つ暴力団組長・神宮是清(泉谷しげる)に良太が手荒い歓迎を受けていた。“刑務所の闇"に翻弄される良太は、名久井と対照的な現場出身の先輩・秋村繁晴(萩原聖人)に助言されるが、秋村の不可解な行動に困惑する。あらゆる思惑が交錯する所内。名久井は良太に腐敗した刑務所を一掃しようと“ある指示"をする。さらに神宮が良太に近づき、刑務官であった父の死について何か知っているかのようなことをほのめかす。父にいったい何が?“誰も知らない閉ざされた世界" ともいえる刑務所にある正義、真実とは―。

 

第一話:ある刑務所に足を踏み入れた新人刑務官・武島良太(窪田正孝)。そこで目にしたのは、受刑者のいじめの黙認など腐った刑務官の姿だった。ある日、法務省から名久井(小澤征悦)が看守長として着任し、受刑者ながら力を持つ暴力団組長・神宮(泉谷しげる)に目を光らせる。所内の闇に戸惑う良太は現場出身の先輩・秋村(萩原聖人)から助言されるが、思い描く正義ではなく……。そんな中、名久井が良太に下した指示とは―。

 第二話:「鍵のない牢」は実在した……。岩本副看守長(池田成志)が担当する神宮の房は事実上の無法地帯。神宮は岩本の下に就くことになった若手の小田(駒木根隆介)までをも懐柔しようとしているのか、所内に不穏な空気が漂う。名久井がはびこる悪を一掃すべく息巻いて良太に内偵のプレッシャーを掛ける一方、秋村は未決囚の殺人事件をネタに博打を始める。秋村の行動に不信感を募らせる良太もその事件の真相に迫ることになるが……。

 第三話:神宮は良太の父との接点を切り札に、良太にも近づく。父の死に疑問を抱き始める良太。そんな中、殺人で服役中の元ロック歌手・楠美(古河耕史)のもとに、謎の女・美代子(河井青葉)が度々面会に訪れる。受刑者に恋愛感情を持つ“プリズングルーピー”という存在を知った良太。美代子の目的は何なのか。純粋な気持ちで楠美に接しているのか。良太は秋村から美代子をネタにした賭けに誘われるが、名久井からの指示が脳裏を過ぎる。

第四話:良太の父の死にも関与の疑いが浮上した美代子の背後には、組長代行を務める神宮の甥・省吾(田中要次)の存在があった。「むやみに動くな」と秋村に警告される良太だが……。所内では息子を殺された遺族・子安(外波山文明)の講話が開かれるが、受刑者の感想文に殺意が込められたものが見つかる。秋村の博打だけでなく岩本の受刑者に対する罵倒や暴力も黙認されている所内。この殺意は腐敗した刑務官たちに向けられたものなのか。

第五話:13年前―良太の父が謎の死を遂げた同時期、受刑者の暴行死をにおわせる一件があった。父の死の真相に近づきつつある良太は、2つの事件に潜む刑務所のタブーに触れようとしていた。一方、所内では神宮率いる受刑者たちの名久井に対する襲撃計画が動き始めていた。さらに自分たちが築いた“快適”な生活を壊されつつある刑務官たちからも反発が高まる中、名久井の手によって、ある刑務所幹部と神宮の癒着も露呈し始め……。

最終話:小田を救えなかったことを悔やむ良太。名久井もまた部下の死に報いようと、刑務所粛正のため、ついに神宮の移送を強行する。だが、秩序を取り戻すはずの刑務所は騒然となり、受刑者の暴動が勃発。一触即発の所内。暴徒化した受刑者らに応戦する刑務官たちだが、移送班の良太が襲われる。さらなる犠牲者が出てしまうのか。良太の危機にある行動を起こす秋村。腐敗した刑務所の棘が抜かれるとき、良太の父の死の真相が暴かれる。

 

窪田君が良太を演じると知って、まずは小説の方を読みました。(WOWOW見られないので)ようやくDVDが出たのでまずはレンタル

ドラマは原作とだいぶ設定が違うんですね~~ 

原作の中の 「赤落ち」「プリズン・グルーピー」「幸せの天秤」のエピソードが2~4話に取り入れられていますが、細部は異なります。良太の父親の死に神宮はどう関わっていたのかという謎を軸に、刑務所内の腐敗した人間関係が描かれていて、その発端が良太の父の死にあるという筋書きでした。

名久井の年齢設定も演じる小澤征悦さんに合わせて高くなっていましたが、官僚的な態度・物腰はこの人に良く合っていますね

萩原聖人さんが演じる秋村は小説に出てくるまんまなキャラで良かったです。

神宮役の泉谷さんの迫力もなかなかのもの 最終話のラストのニタニタ顔の怖さも半端ないです

小田刑務官が神宮の罠に嵌って堕ちていき挙句自殺に追い込まれるエピソードは哀れでした。ほんの些細なきっかけで人は転落してしまうのね

でもやはり窪田君演じる良太が

名久井と秋村たち同僚との間に挟まれて悩む姿や、父親の死の真相にショックを受けながらも神宮を逃すまいと自ら手錠で繋がれ、腕の切断の危機(いや、絶対切らないでしょ!って思ったけど)にも怯まず睨みつけるその表情など、思わず引き込まれてしまいました。

秋村を見舞い、掛け金の回収のジョークを言って笑うシーンの笑顔が素っぽくて和みます いつもクールなイメージの紅一点、元刑務官で「月灯」の女将・悦子(野波麻帆)との見舞後の会話も若者らしくて うん、良太は多分刑務官辞めないなと思えるシーンでした。

DVD購入すると【映像特典】としてメイキング、インタビューが20分くらい入っているらしいけれど・・・基本的には好きなジャンルではなく、男臭い(くさすぎる)ドラマなので悩みます う~~ん、どうしようかなぁ


ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風

2016年12月07日 | ドラマ

第一話・第二話:2016年12月6日 視聴

第三話・第四話:2016年12月12日 視聴

第五話・第六話:2016年12月15日 視聴

第七話・第八話:2016年12月18日 視聴

第九話・第十話:2016年12月19日 視聴

第1話「紅の女」

黒の城で息絶えたジョン・スノウを発見したダヴォスは、ジョン支持派を集めアリザーへの反撃策を練る。ラムジーから逃れるため塔から飛び降りたサンサとシオンは森に逃げ込むが、追っ手に見つかっしまう。ミアセラの帰郷を待ちわびていたサーセイだったが、帰ってきたのはジェイミーだけだった。一方、ドスラク族に囚われたデナーリスは、自分がかつてのカール・ドロゴの妻でありドラゴンの母だと名乗るが・・・。


ジョンは冷たい亡骸となり、ジョン支持派とダヴォスは窮地に。メリサンドルは自らの予言に裏切られ急に老け込み、自信を失った様子。これまでの炎の女の強さは消えてこれではただの気弱なおばはんや 

ラムジーに囚われてからダメダメだったシオンですが、サンサを助け守る騎士道精神溢れる男気を見せてくれます心なしか外見までハンサムさを取り戻したような

ドスラク人に捕らえられたデナーリスは持前の気の強さで形勢逆転かと思いきや・・王の寡婦の館送り?それって何??


第2話「故郷」

ブランは三つ目の鴉とかつてのウィンターフェルに立ち、幼少の頃の父ネッドやホーダーの姿を目撃する。トメンは母サーセイに受罰から守ってあげられなかったことの許しを乞う。ミーリーンでは、鎖につながれたままのドラゴンが弱体化するのを危惧したティリオンがある行動に出る。黒の城では、ジョンの死を受け入れられないダヴォスがメリサンドルにある依頼をするが…。


ホーダーにもちゃんと名前があったのね ネッドとリアナの子供の頃が登場し彼らの過去も今後の展開に関わってくるのかな。  

ジェイミーに説得され、母サーセイの元へ駆けつけ許しを乞うトメン。基本息子たちはマザコンここからサーセイの反撃が始まるのか?かたや、ジェイミーは口では勇ましいけど現実何もできない。う~~ん、やはり女(母)は強し!!ですね。

私のお気に入りのティリオンですが、ドラゴンを解放しちゃいます。あんなに簡単に首輪の鍵が外れちゃうんですね~

ジョン復活の儀式は・・なんじゃそりゃ?だったんですが・・・それで生き返っちゃうんかいホワイトウォーカーと間違えられるんじゃないの?

 

第3話「背任者」

メリサンドルの魔術で蘇ったジョンは、状況を理解できず茫然とする。デナーリスは、かつてのドスラク族の王の妻たちが暮らす村に連行される。ウィンターフェルでは、ボルトン家の援助を求めに来たアンバー公がラムジーにある人物を差し出す。黒の城では、謀反の罪でアリザーらに処罰を下したジョンが、「俺の務めは終わった」と言い残し…。


死の世界から呼び戻され呆然とするジョン。仲間に裏切られた彼にとっては与えられた生を再び「壁」に捧げることに疑問を持つのは当然かも。  デナーリスもドスラク族の男たちの裁定を黙って受け入れる筈がありません。再び炎の中から「焼けずの女王」として登場するあたりはかなり劇的な演出だな。 そしてリコン・・・最悪の相手に差し出されてしまいましたね~~


第4話「異客の書」

ジョンが黒の城を出て行こうとしていた矢先、思わぬ客が門前に到着する。高巣城では久々に戻ったリトルフィンガーが、兵を集めサンサを助けようとロビンに進言する。ハイ・スパローはマージェリーを牢から出し、自らの過去を語って罪について諭そうとする。また、サンサらと別れたシオンは鉄諸島に帰還。一方、ジョンの元にウィンターフェルから手紙が届く…。


サンサがジョンと再会。落とし子として冷淡に接していた彼女も今はジョンが頼りですが、やっぱり正嫡のプライドは隠し切れない感じだね。リトルフィンガーは言葉巧みにロビンを操り挙兵に成功します。月日が経ってもロビンは相変わらず。


第5話「扉」

サンサは突然現れたリトルフィンガーに、なぜ自分をラムジーの元に送り込んだのかと怒りをぶつける。視力を取り戻したアリアは2度目のチャンスとしてある人物を殺すようジャクェンから命じられる。鉄諸島では、ベイロンの跡継ぎとしてヤーラとその叔父ユーロンの2人が名乗りを上げる。壁の向こうにタイムトリップしたブランは、ホワイトウォーカーの長、“夜の王”に見られ腕に触れられてしまい…。

第6話「血盟の血」

ホーダーを残し森へ逃げたブランとミーラは謎の男に助けられる。サムとジリは、サムの故郷ホーン・ヒルで母と妹に温かく迎えられるが、野人を憎む父親に冷酷な扱いを受ける。ジャクェンの指示通り劇団女優の暗殺の機会を窺うアリアは、楽屋で彼女に話しかけられてしまう。マージェリーは“贖罪の道行き”の罰を受けるべく聖堂前に立たされる。ドスラクの大軍を率いてミーリーン帰還を目指すデナーリスは…。


サンサがリトルフィンガーを責めるのはそりゃ当然よね サンサの母を好きだった彼がその娘に抱く感情もまた複雑なのかしらん。情報に長けた彼がラムジーの性癖を過小評価していたとも思えないのですが・・・

アリアは二度目のチャンスもまた生かすことができません。暗殺の対象人物はサーセイを演じる舞台女優です。サーセイ自身には恨み骨髄ですが、その女優の演技の上手さは群を抜いていて、アリアは芝居に引き込まれてしまいます。挙句、彼女を助けてしまうの。ジャクエンはそんなアリアを見透かしていたのではないかしら?

シオンは姉こそが跡継ぎに相応しいと応援しますが、ユーロンに敗れて鉄諸島を脱出せざるを得なくなります。ラムジーの奴隷と化していた年月が彼から生気を奪い去っていますが、この先どう物語に関わってくるのでしょうか。

マージェリーは保身のためにハイ・スパローに恭順の態を装います。彼女を救おうと祖母はジェイミーと共に兵を引き連れて乗り込みますが、肩透かしを食らったていに。

夜の王に見つかったブラン。ホーダーは彼を逃すため犠牲になります。彼らを助けたのはベンジェン叔父でした。あれ?死んだはずじゃ

サムの家族が登場!母と妹はとっても善人なのに、父と弟の冷淡なことったら男は強くあるべし!という信念の彼らにとってサムは出来損ないの息子・兄でしかないのね。安全のためにジリを置いて行こうとしていたサムですが計画変更です

デナーリスはドスラクの部族を引き連れミーリーンへ。ドラゴンでひとっ飛びだ~!ティリオンは女王不在の中、町の安全のために奔走しますがウェスタロスとは勝手が違い・・・。

 

第7話「砕かれし者」

ハイ・スパローと話す内に次は祖母の身が危ないと察知したマージェリーは、一刻も早くキングズ・ランディングを去るよう祖母を説得する。ジョンとサンサはダヴォスと共に北部の名家を周り加勢を求めるが難航。ブロンと兵を率いてリヴァーラン城に着いたジェイミーは、ブリンデン・タリーに城を明け渡すよう要求する。真の自分に戻りブレーヴォスを出ようと試みるアリアだったが、謎の老婆に声をかけられ…。

第8話「誰でもない者」

負傷したアリアは自分が殺すはずだった舞台女優の楽屋に逃げ込み、手当てしてもらう。ハウンドは村人を惨殺した“兄弟団”を追い、敵討ちする。ミーリーンでは、ティリオンとヴァリスの策が功を奏してして町に活気が戻ったかに見えたが…。キングズ・ランディングではトメンが重大なお触れを出す。リヴァーランに着いたブライエニーは包囲戦を張っていたジェイミーと再会し、ある作戦を提案する。


マージェリーは改心したかのように振る舞いますが、心の奥に何やら決意を秘めている様子。 祖母はサーセイの共闘の提案を一蹴。息子のトメン王のハイ・スパローに取り込まれた言動にサーセイは傷つきます。ただ一人残った愛児を取り戻すために彼女が企むことって・・・何やらアブナイ予感

一方ジェイミーはサーセイの元に一刻も早く戻るため、ブラックフィッシュに和解を申し入れますがすげなく断られ、ブライエニーの助力も届かずで、人質のエドミュアを脅してようやく無血開城にこぎつけます。サーセイを愛しているから、彼女の元に戻るためにはどんなことでもするとエドミュアに迫るジェイミーは今までで一番本音トークしてますね 

名前を棄てることを止め、ウェスタロスに戻ろうとするアリアですが、殺されかけてしまいます。自分が暗殺する筈だった舞台女優に助けられるのですが、その彼女も殺されまたまた窮地に!ずっとアリアを苛め抜いていたあの娘に遂に殺られるのか?と思いきや・・・だよね~結局アリアにとってブレーヴォスでのことは自分がスタークであることを再確認するための試練だったということみたいですね

サンサとジョンは味方を集められずに苦戦中。兵が足りないと考えるサンサが送った手紙の主は言わずと知れた彼だよね

ハウンド・・生きてましたね。やっと仲間ができて平穏な暮らしを送っていたのに、その仲間を惨殺されてしまい・・・彼もまた戦いの中でしか生きられない人種ということです。 “兄弟団”と共に北へ向かうのかな。

 

第9話「落とし子の戦い」

ティリオンとの取引に反しピラミッドを攻撃し始めた奴隷主人たちに対し、デナーリスはドラゴンを率いて応戦する。兵を集めたジョンはラムジーと対峙し臨戦態勢となるが、作戦をめぐりサンサと衝突する。ミーリーンに着いたシオンとヤーラはデナーリスに謁見し、船の提供と引き換えにヤーラへの鉄諸島の返還を依頼する。そして、北部奪還とリコンの命をかけ、ついに落とし子同士の戦が始まる…。

最終話「冬の狂風」

サーセイとロラスの審判の日。なかなか姿を見せないサーセイを迎えに出たランセルが大聖堂の地下に駆け込む少年を不審に思い、後を追うと…。ミーリーンでは、デナーリスがダーリオに別れを告げ、ティリオンを“女王の手”に任命する。ブランは、若き日の叔母リアナが居る塔である真実を目撃する。キングズ・ランディングに戻ったジェイミーは、玉座の間で驚きの光景を目にする。


ヒロインたちの活躍が目立ちますね

デナーリスがドラゴンにまたがり空を自由に駆ける姿はまさに伝説の女王に相応しいシオンとヤーラの謁見でも、シオンは精彩を欠いているけれど、ヤーラとは同じ女性リーダーとしてのシンパシーみたいなものを感じます。

少ない兵で戦いに挑もうとするジョンを、ラムジーの本性を知り尽くしているサンサは危惧します。リコンに対しての残酷なゲームは吐き気がするほどこれに激怒し我を忘れて見事に術中にはまり絶体絶命の窮地に立たされたジョンを救ったのは、サンサが密かに連絡を取ったリトルフィンガー率いるベイルの騎士たちでした。馬上から冷たくラムジーを見下ろすサンサもですが、投獄されたラムジーに犬をけしかける姿はサーセイ顔負けだな。キングスランディングにいた彼女と今の彼女では雲泥の差があります。リトルフィンガーの狙いは王座とサンサですが、まだまだ先は見えないね。

サーセイはハイ・スパローやマージェリーたち目障りな連中を一掃しますが、これに絶望したトメン王は投身自殺してしまいます。愛する子供たちすべてを失い鉄の玉座に着いたサーセイの胸中は??

アリアもまたフレイ家に復讐の一刃を

ティリオンはその手腕を買われ、デナーリスから王の手に任命されます。頼られ、正当に評価してもらえることが彼には一番嬉しいことかもね


アイシテル-絆-

2016年12月02日 | ドラマ

2011年9月21日放送 日テレ

 さつき(稲森いずみ)の息子・智也(嘉数一星)が小学2年生の清貴を殺害した事件から、20年以上の歳月が流れた。事件後に生まれた智也の弟・直人(岡田将生)は、兄を憎み、さつきとも距離を置いて暮らしていた。
かつて智也と直人は仲の良い兄弟で、幼い直人は優しい兄の智也を慕っていた。しかし、直人が12歳のとき、24歳になっていた智也(向井理)は、直人に何も言わずに突然家を去り、何も知らない直人はただ悲しむ。

直人が高校2年生の時、インターネットから智也の起こした事件を知る。自分が家族にだまされていたのだと大きなショックを受けた直人は、なぜ事件について黙っていたのかとさつきを責め、怒りをぶつける。さつきは、いかに家族みんなで直人を愛してきたかを語るが、直人は受け入れられず、自分が生まれてきたことを後悔する。

それ以来、他人と距離を置き孤独な日々を送ってきた直人。そんなある日、直人は偶然入った工房で、そこに飾られたある絵を見て涙を流す。その絵を描いたのは、工房の主・須磨(伊東四朗)の孫・加奈(水川あさみ)だった。須磨は、そんな直人に何かを感じ、工房で働いてほしいと頼む。工房で働き始めた直人は、須磨や加奈の明るさに救われ、安らぎを覚える。そして、加奈と少しずつ心を通わせていく。

やがて直人と加奈は結ばれ結婚するが、直人は子供を持ちたくないと加奈に告げる。子供にまで十字架を背負わせたくないという直人の強い思いからだったが、加奈は妊娠してしまう。生みたいと訴える加奈、生まれてこない方がいいと言う直人。
直人は、このままでは加奈を傷つけ苦しめてしまうと思い、全てを断ち切るために兄の智也に会う決心をする。(公式HPより)

 

伊藤実の漫画を原作としたTVドラマで2009年放送の「アイシテル~海容~」の続編です。放送時はリアルタイムで観たけど、加害少年は悪意から罪を犯したわけでなく、被害者・加害者家族双方の苦しみが切なかった記憶があります。続編である本作は前作で生まれた加害者の弟が大人になった設定で、彼の目線で描かれます。

直人を守るために姿を消した智也ですが、その真意を知らず兄を恨む直人。事件を知った友人の裏切りもあって心は傷つき、愛する人との間に子供を作らないという決意は、自分のように辛い思いをさせないためです。この心無い友人役が窪田君なのね~~彼は直人に打ち明けられた時には「そんなの君自身とは無関係」と受け入れるのですが、直人の就職の際に兄の事件のことを就職希望先に知らせて邪魔します。自分の行為が直人をどれだけ傷つけたかに気付かない鈍感な無邪気さを持つキャラとして描かれていますが、それは世間の認識(反応)を体現化したものとも言えます。(嫌なヤツなんだけど窪田君が演じるとついつい庇ってしまう

登場人物の殆どは誠実で、だからこそ過去から逃げることができずに苦しんでいます。それでも、前を向いて歩いていかなければならないし、未来を自ら閉じてはいけないんじゃないかな。

大好きな兄が突然いなくなった悲しみを裏切りと捉え、その兄の罪を知って自分の不幸を彼のせいにすることで直人は逃げていたのかも。須磨や加奈と出会い、認められること、愛することを学んで成長していく直人と、彼を愛する周囲の人々の気持ちの温かさが伝わるドラマでした。


Xmasの奇蹟

2016年08月12日 | ドラマ
フジ 2009年11月2日~12月29日、平日13:30~14:00放送のTVドラマ。東海テレビ制作。
2016年7月9~月 レンタル視聴 

大手レコード会社の宣伝部に勤務する手島直(高橋かおり)は、同じレコード会社に勤務するディレクターの堤浩志(岡田浩暉)と恋に落ちる。2人の恋愛のきっかけは、浩志がプロデュースを手掛けた謎のピアニスト・Xeno(ゼノ)のオリジナル曲「青の月」だった。独立して立ち上げた会社で主催したXenoのクリスマスコンサートの日、直との結婚を約束したばかりの浩志はXenoの正体を明かさぬまま交通事故でこの世を去ってしまう。
その後、直の前に林田健(窪田正孝)という20歳の男性が現れた。健は浩志が運ばれた病院に入院し、意識不明の状態から奇跡的に回復したが、健の体には浩志の魂が宿っていたのだ。

1.運命のブルームーン
2.青の月の秘密
3.哀しい指輪
4.会いたい
5.覚醒
6.奇蹟の掟
7.嘘の始まり
8.そばにいたい
9.死んだ男
10.偽りの音色
11.隠しきれぬ想い
12.遠ざかる愛
13.新しい人生
14.膨らむ疑念
15.指先の記憶
16.近づく心
17.壊れた心
18.破綻の日
19.語れぬ愛
20.同じ笑顔
21.自分への嫉妬
22.年下の男
23.裏切りの愛
24.外した指輪
25.新たな障害
26.母の日のバラ
27.親と子
28.新たな疑念
29.奇蹟の代償
30.沈まない月
31.同じ月の下で
32.二度目の死
33.秘めた思い
34.危うい婚姻
35.愛の罠
36.記憶の嘘
37.誕生日の約束
38.命の重さ
39.奇蹟の時
40.愛のない世界
41.君がくれた奇蹟

窪田君が昼ドラに出演していた。しかもピアニスト役そりゃ~見なくっちゃ!というわけで、数か月にわたりレンタルで視聴。
当時は役とほぼ同じ21歳ということで、今よりふっくらほっぺの可愛いマサ君を堪能いたしましたピアノを弾く姿も良いわ~!!

昼ドラですから、短い時間であれやこれやが起こり、あっという間に収束したかと思ったらまた別の事件が・・・の連続。
ヒロインの思い込みの激しさも、今日Aと言ったと思ったら明日はBな感情の変化もついていけないけれど、一途に死んだ夫を思う愛は伝わってきたので、ま、いっか!!

林田健の中に堤浩志という35歳の大人の心が宿っているという難しい役どころを、若い窪田君が存外器用に演じているのはさすがです
声のトーンや仕草、立ち居振る舞いなど、微妙に変えていて、次第に堤浩志に見えてくるの。キスやベッドシーンで見せるさり気ない優しい気遣い(倒れ込むときぶつけないよう頭に手を添えたり)に胸キュンになってしまいます。柏木さんが転げ落ちるのを庇う時でさえ、あの手が・・・・
でも、林田として母やGF、親友に接する時の愛想の無さはやや一本調子だったかなこれも堤浩志にとっては赤の他人でしかない彼らに対してどう接して良いか戸惑う気持ちを表現しているともいえますが・・・でも30過ぎた大人の男性・堤としてその対応はどうよ!と思うわけです。

物語としてみれば、林田健の人生を1年近くも奪って、本人の知らない間に二人の女性の間で揺れて、どうしてくれんだ!って話しですが、最終的に彼自身に戻ったのだから(しかも心が堤浩志だった時の記憶がない)めでたしめでたしってことになるのかな
ヒロインはひたすら我が道をゴーイングマイウェイですが、彼女の妹や林田君の幼馴染の瞳ちゃんは、振り向いてくれない相手を必死に待つ感じがとっても健気で、だから彼女たちが最終的に幸せになったことに素直に良かったわ~と思えました

QP ドラマ (エイジの感想のみ)

2016年06月29日 | ドラマ
2011年10月5日~12月28日 日テレドラマ

2016年4月2日  QP Vol.2

高橋ヒロシ作「ヤングキング」連載漫画のドラマ化で、『QP外伝』を基に、我妻涼を主人公として、彼の視点から描いています。

第四話ウルトラメンソール
第五話ラッキーナンバー
第六話シマブクロ

小学生の時にいじめられっ子だった涼(斎藤工)が、暴力の世界に身を投じるうち「数こそ力」という信念に囚われる様になり裏社会でのし上がろうとする様が描かれているようです。(エイジ登場まで倍速見なので実はよくわかっていない
度胸があり頭も切れるけれど、自分の力しか信じない彼は、周囲から浮いている存在。雇われて涼を殺しにきたトム(金子ノブアキ)とジェリー(渡部豪太)を寝返らせ仲間にするところまで、かな

これも窪田出演作追っかけ作品ということで、不良漫画には興味がないため、彼の出演部分のみに注目して観たのですが・・・出番少なっ!
演じているのは街の情報屋のエイジです。
涼に情報を提供する場面では、人懐こそうな表情の下に隠された強かさを感じさせてくれます。その後(5話か6話どちらか忘れた)街でいかにも情報を集めています!的に両耳に手を当てて周囲の様子を窺うような場面が登場しますが、その中世的な佇まいが逆に裏社会を泳ぐ者の不敵さを感じさせます。ほんの少しの出番なのに印象に残る役者さんだわ~


2016年6月29日     QP Vol.4
第十話「ブルームーン」
第十一話「ラビットフット」  
第十二話(最終話)「ウインター・トライアングル」

エイジ登場場面しか観てないので、内容的な感想はありません。というかあらすじわからない

11話が一番登場シーンが多いかな。
マスターと会話中にエイジの携帯に涼からメールが届きます。
灰皿にしていた皿に酒を注いで飲みながら、物憂げに会話するエイジがまた
添付された地図にある場所に現れた血だらけの涼に拳銃をつきつけられたエイジは彼の指示に従いますが、それは脅されたからというより、面白がっているように見えます。「はいはい」「ねえねえ」「ほんとにほんとに」「マジで、本当にマジで」など単語の重複の連発はエイジというキャラをそう作りこんできたか!という感じ
消毒薬や包帯、薬などを買い、最終的に涼の自宅に着くというのも、それだけ信用されている証よね。「俺の命と一緒に手帳もあんたに預けとく」というエイジとの間に通い合う一種のシンパシーも心地よいこの時のニヤリ笑いも

この後、最終話で涼の行動を手助けするかのような行動(トムとジェリーに涼の行方をさり気なく伝える)をしてエイジの出番終了。

ゲーム・オブ。スローンズ 第五章 竜との舞踏 第5話~第8話

2016年05月25日 | ドラマ
第5話「“壁”の決断」
デナーリスはグレイ・ワームとバリスタン・セルミーの死傷の責任を負わせるべく、ヒズダール・ゾ・ロラクら親方たちを、2頭のドラゴンが幽閉されている地下牢に連行する。“壁”では、ジョンがホワイトウォーカーを迎え撃つため、野人のトアマンドに援軍を要請する。一方、ウィンターフェルでは、サンサがボルトン家の犬舎につながれたシオンに遭遇。船でミーリーンに向かっていたティリオンは、石化人に襲われる。

今回は女性登場人物にスポットを当てているのかな~と思わせる構成でした。
デナーリスがヒズダールとの結婚を決めるまでにある葛藤がさっくり削られているため、唐突な印象を受けました。
ミッサンディとグレイ・ワームの関係は進展したね
ジョンはメイスターの助言を得て野人を壁の内側に迎える決意を固めます。スタニスは北部への進軍を開始し、ようやく動きがスタニスが娘への愛情を語るシーンが一番ほっこりしました
ラムジーの愛人・ミランダの嫌がらせに毅然とした態度で応えるサンサですが、弟たちを殺した(と思い込んでいる)シオンとの再会や、母と兄を殺されたボルトンの息子との結婚など、茨の道過ぎる~~
石化人に襲われたティリオンたち。時の経過がわかりにくいのですが、そんなに早く発病するものなの?(スタニスの娘が玩具に触れて感染するくらいだから、かなりの感染力ってことなのかな


第6話「父の仇」
流れ着いた島で奴隷商人に殺されそうになったティリオンは、ジョラーを百戦練磨の戦士だと誇張し、一緒にミーリーンの闘技場に連れて行くよう奴隷商人を説得。ウォーター・ガーデンズに辿り着いたジェイミーとブロンは、父オベリンの仇討ちを誓うサンド・スネークに襲われる。一方、ウィンターフェルではラムジーとサンサの婚礼がとり行われていた…。

第5話では登場シーンがなかったアリアが冒頭から登場。白と黒の家での修行内容については、アリア同様???なことばかり
「誰でもない者」になりたいというアリアだけれど、心中には復讐しかないのに矛盾しているんですが・・・彼女が必要としているのは人を殺せる技術だけなのでは?
相変わらず口八丁のティリオンは絶体絶命の窮地にあってもその鮮やかな弁舌と機転で切り抜けます。
王都ではハイ・セプターの権力がますます増大。マージェリー&タイレル家憎しのあまり先が読めないサーセイは自らの首を絞めていることに気付きもせず、今は勝利の美酒に酔っているところ
敵地へ送り込まれたミアセラを奪回しようとパパ・ジェイミーは必死ですが、彼女にとっては大きなお世話そこにラニスター憎しのサンド・スネークが襲いかかり乱闘になりますが、彼女たちの思惑はプリンス・ドーランに初めから見通されていて、ついでにジェイミーたちもとっ捕まってしまいました。この先どうなる?
サンサの婚姻も成され、早速彼女にとって辛い夜が訪れます。ラムジーよりティリオンの方がよほど紳士なのにねぇ


第7話「贈り物」
奴隷として買われ闘技会に出ることになったジョラーは、闘技場にデナーリスが来ていることに気づき、他の闘士たちを圧倒。謀反者との再会に気分を害したデナーリスの前に、“贈り物”としてティリオンが差し出される。リトルフィンガーは、ともにジョフリーを殺害した盟友オレナへの“贈り物”として、かつてサーセイと関係を持ったランセルをハイ・スパローの元へ送り、秘密を暴露する用意があることを告げる。

トリスタンと婚約し幸せなミアセラはジェイミーの申し出を拒絶、牢に放り込まれたブロンはサンド・スネークのからかいの対象になりますが一命はとりとめます。(まったく男ってヤツはどんな状況でも若い美人に弱いよね)
ティリオンは奴隷市でもその舌を最大限に活かしてジョラーにくっついていることに成功。デナーリスの前でさてさて何を語るか
サンサは傷つけられ、シオンに助けを求めますが・・・強くなったようでもやはり元はか弱い女性。そもそもラムジーの本性を見抜けなかったあたりまだまだ甘い
リトルフィンガーの密告によりサーセイ大ピンチ。人を呪わば穴二つ!その前に気付けよ!って話しですが。


第8話「堅牢な家(ハードホーム)」
ジョラーとティリオンは、ミーリーンの大ピラミッドでデナーリスに謁見する。サンサがウィンターフェルから逃げたがっていることをラムジーに密告したシオンは、サンサに責められるなかでブランとリコンを殺していないと告白する。一方、“堅牢な家”に到着したジョンとトアマンドは野人たちを集め、ホワイト・ウォーカーが襲ってくる前に“壁”の南に避難するよう伝えるが…。

ティリオンはデナーリスの相談役となり、ジョラーの命も追放という形で救ったけれど、ジョラーは再び女王の前に出るために闘技会に出る様子。命の終わりを自覚したことを踏まえても、ここまでくると純愛を通り越した感があるけれど
サーセイは投獄され罪の告白を迫られますが、プライド高い彼女は頑として応じません。自らの地位がまだ確固たるものと信じるからこその虚栄ですが、いつまでもつことやら・・・。タカビー女のみじめな姿はなかなかに哀れです。
サンサは弟たちがシオンに殺されてはいないと知り、希望を感じます。シオンの中にも兄弟同然に育ったサンサへの家族愛のようなものが残っているようです。
アリアは自分のなすべきことの一端にようやく辿り着きます。それが私利私欲を捨てた行為と知るのはまだ先のことになるのかな。
ジョンたちは一部だけでも野人たちを説得できましたが、船で出発の準備中にホワイト・ウォーカーたちに襲われます。彼らも烏合の衆ではなく、馬に乗った騎手(貴族階級?)に統率されていたのね倒しても倒しても尽きぬ上、殺された仲間もホワイト・ウォーカーになるのだからたまらないその前にドラゴングラスを使って戦えよ!なんですが・・・気付くの遅すぎ!

ゲーム・オブ。スローンズ 第五章 竜との舞踏 第1~4話

2016年05月21日 | ドラマ
第1話「新たな戦いの幕開け」
父タイウィン殺害後、密かにキングズ・ランディングを脱出したティリオンは、ペントスに着く。ミーリーンでは、デナーリスがドラゴンを幽閉している牢を訪れ、手に負えないほど大きく成長した子どもたちを前に恐れおののく。一方、黒の城ではジョン・スノウが、自らが七王国の王だと主張するスタニスと、彼に囚われた“壁の向こうの王”マンス・レイダーの狭間で揺れるが…。

ティリオンってば随分むさい姿になってます
デナーリスの統治に綻びが生じ始め、ドラゴンはあまりにも大きくなり過ぎ、こちらも前途多難な予感
ジョンはスタニスからウィンターフェル城主の地位を示唆されます。落とし子の彼にとってスノウではなくスタークを名乗ることは長年の夢でしたが、壁の誓い&仲間の前に彼の迷いは消えます。


第2話「黒と白の館」
かつて助けられたジャクェン・フ=ガーにもらった硬貨だけを頼りに“狭い海”を渡ったアリアは、ブレーヴォスに辿り着く。サーセイの元にはマーテル家からオベリンの死に対する復讐を示唆する物が届き、ドーンにいる娘ミアセラの身を案じたジェイミーはある行動に出る。 ブライエニーとポドリックは、旅の途中に立ち寄った酒場である人物に遭遇する。一方、黒の城では新たな総帥を決める投票が行われ…。

サーセイはティリオンを逃がしたジェイミーを非難し、ミアセラの身を案じたジェイミーは自らドーンへ向かいます。
ブライエニーはサンサに剣を捧げようとしますが拒否されます。ジョフリーの前で怯えていた以前のサンサの面影はなく、陰謀術策の中を生き抜こうとする強さを感じさせます。
壁では新たな総帥にジョンが選ばれました。この先の苦難の幕開けでもありますね。
ブレーヴォスの白と黒の館に着いたアリアは、フ=ガーに最初の試練を与えられます。彼女の行く道にもまた苦難が待ち受けているのよね


第3話「雀聖下(ハイ・スパロー)」
王都ではトメンとマージェリーの婚姻の儀が執り行われる。一方、ルース・ボルトンは北部の同盟を強固なものにするため、息子ラムジーとある娘の婚姻を画策する。サーセイは、娼館にいたハイ・セプトンをランセルら“雀”に拘束させ、投獄。その後、貧民街に出向いたサーセイは“雀”の指導者ハイ・スパローに会い、ハイ・セプトンの後任に迎えたいとほのめかす…。

トメンってば、マージェリーに簡単に篭絡されて言いなり状態。この点についてだけはサーセイに同情を覚えますが、しかしサーセイ、自らの知恵に溺れて痛恨のミス采配しちゃいましたね宗教に権力のみならず武力まで与えちゃったら自らの首を絞めるようなもんだって、ジェイミーがいたら止めたでしょうに・・。


第4話「ハーピーの息子たち」
サーセイはマージェリーの父メイスをブレーヴォスにある“鉄の銀行”に行かせる。さらに彼女は“雀”たちで構成した自警団を操ってロラスを投獄し、王都からタイレル家を失脚させようと画策。それを知ったマージェリーはトメンに怒りをぶつける。一方、ミーリーンでは“ハーピーの息子”たちが暴動を起こし、居合わせたグレイ・ワームとバリスタン・セルミーが反撃するが…。

ティリオンは駄々っ子のように「外に出たい」「酒飲みたい」まぁ、王都で何不自由なく暮らしていた貴族様ですから我儘なのも仕方ないけど、初期シリーズの悲哀がだんだん薄れて行くなぁ 
バリスタン・セルミ―の最期は悲しいです。
アリアもジョンも逞しく生きてますが、あんまり魅力感じないのよねサンサもますます醒めてきたし・・。
利き腕を喪ったジェイミーもドーンで苦戦中。敵の一人を倒すのもやっとなのにこの先大丈夫かいな?

SUMMER NUDE  (桐畑光について)

2016年05月05日 | ドラマ
2013年7月期放送のフジ・月9の夏ドラマ

忘れられない恋人を胸に秘めた若者たちの夏の恋を描いたTVドラマだそうです。
たしか、本放送時、初回かその次あたりで視聴を止めちゃった記憶が・・・たぶん、うじうじと消えた恋人の影を引きずる主人公に共感できずにギブしちゃったんだろうな

窪田君が演じたのは桐畑 光役で、カフェ&バー「港区」海の家「青山」の常連客で魚屋の息子。普段はレンタルビデオ店でアルバイトしている。感情を表に出さない文学青年。(ウィキより)
あの独特のヘアスタイルで敬遠していたのですが、思い切って見てみたら・・朝市の原点がここに とはいえ、こちらではちゃんと想いが成就していて良かったね

以下、光登場シーンについての感想です。本編ストーリーは思いっきり割愛してます

第1話 走り出す恋! 夏の大三角関係ラブストーリー始まる
一昔前の文学青年風の容貌で登場。正直ビジュアル的にはいけてない
看板の前で波奈江を見つめる目の切なさ、「もう諦めれば」の一言に彼女が好き感がめっちゃ伝わってきます

第2話 海の日15分拡大SP・片想いの連鎖…どしゃ降り雨とうれし涙
魚屋の息子でレンタルビデオ屋でバイトしてる設定登場
朝日が延滞料金払って3年間借りっぱなしの「48時間2」は、消えた恋人と一緒に見ると約束していたからって・・・いつの時代の純愛だ?
そんな朝日を想い続ける波奈江を想い続ける光が、「もういい加減返却するか買い取るかはっきりしてよ」と言いたくなる気持ちわかるよ
看板前での波奈江との会話シーンは毎回出てくるのかな?「俺が代わりに~」勇気出して言ったのにあっさりかわされ・・・ガンバレ~は君だよ、光。

第3話 明かされた秘密! それでも君を愛してる
出ました!看板前での会話。
「俺の中ではずっとお前が勝っている」そでも気付かない波奈江ちゃん切ないねぇ

第4話 好きになってるじゃん、私
朝日に写真を撮ってもらっている波奈江を切なげに見つめる光君は「いつまでもじっとしていると思ったら大間違いですよ」と、告白の決意を固めたようです。
「ビーチメガネ探し」の思い出話は光と仲間たちの立ち位置をさり気なく表現。昔からいじられっ子だったのね
写真館にやってきた客の手術を控えた男の子のために海岸で夏の思い出作りをする仲間たち。水鉄砲ではしゃぐ光君ってば上半身裸。メガネ外したらあおいちゃんじゃなくても「きゃ~」な美形顔
バイトを止めた理由を波奈江が来なくなったから、とやっと好きと告白できたのに「ごめんなさい」されて凹む光ですが、だからといって手近にいるあおいを抱き寄せるってのは急展開過ぎじゃないですか~

第5話 友情と恋…あなたはどちらを選びますか?
履歴書用写真を朝日に撮ってもらう光。「波奈江のことちゃんとしてくれるんですか!」と念押し。
ちょっとだけ笑顔になったその顔がまたです。
「今年の花火の日はやけ酒に付きあえない」と波奈江をさり気なく応援。あんた本当に良い奴だねぇ。
花火大会当日、浴衣姿の光君も

第6話 さよなら大好きな人…運命の再会と十年愛の結末
突然現れた香澄が皆の運命を掻き乱します。
独りでいる波奈江を見かけ心配そうに見る光とそんな彼を見つめるあおい。彼女は元々自分は代用品と気付いてるんだよね
夏希の送別会の日。面接で上京した光は神宮球場の画像を野球好きな波奈江に送ります。自分は朝日と結ばれる運命じゃなかったと気付いた波奈江は光と表参道で就職祝いと称してやけ酒に付き合わせます。(表参道から海辺の町までけっこう遠い設定の筈なんだけど、電車あったのかしらんとは余計なお世話ね)
採用されたとあおいに報告する光(メガネを取る仕草が)ですが、彼女が東京に来るのは迷惑そう。

第7話 離れている方が心の距離は近くなる?
皆が新しい一歩を踏み出す回で、特に光に焦点が当てられているので出番も多めです。
朝日を振った波奈江に心が揺れる光。
送別会をすげなく断ったのは町を離れるのが辛く、覚悟が要るからだったのね。そんな光にマスターのアドバイスが浸みます。
朝日の家での激辛鍋の後、海岸でのスイカ割り。目隠ししてる光を誘導して座らせたのは皆の贈り物のディレクターチェア。夢に向かってガンバレと励ます仲間に思わず感涙する姿がめっちゃ可愛いです
部屋が狭いから持って行かないと憎まれ口を言いながら、バス停にはチェアを抱えた光の姿がありました波奈江の「あいつかっこよくなったね」の言葉がこそばゆい
でも・・・あおいにっきり別れを告げ、波奈江に「ありがとう、行ってきます」の電話。う~~ん、二人に対する温度差は光の人柄を考えると違和感ありまくりなんですが・・・。

第8話 好きになってるじゃん、俺
東京でADとして働き始めた光ですが、失敗して怒鳴られてばかりです。
でも、面接に落ち続けて落ち込んでいる波奈江に励ましのメールを送ったり、波奈江も光を真似た姿の写メ(光と同じようなメガネやシャツでいつもの席に座って勉強している・・・雰囲気が激似で)でエールを送るなど、二人の間に流れる空気がこれまでと同じようでいて少し違ってきた感が
朝日と夏希のメールや電話のやりとりも、しっかり恋人同士のソレだよね

第9話 10分でも会いたい
メールの返信が波奈江には返ってくるけどあおいには10回に一回って・・・そりゃ、別れたんだから仕方ないけど、ちょっと露骨過ぎやしませんか~光君
ADとしての仕事ぶりがキスの前後でまるで違うのがちょっと笑えます。気持ち入れ過ぎだよ~~
そして、やはり目玉の最終電車のキスシーン
10秒だけくれる?って・・・
タイトルにもなってる通り、光と波奈江がこの回の主役だぁね

第10話 抱きしめられて
上京した孝至君ってば皆の職場を「兄です」と訪問して様子を確認。ほんと良い子だ~。
光の仕事先にも現れ、「波奈江に謝っておいてください」とメッセンジャー役をさせられちゃう
介護資格に合格した波奈江は光に報告に行き・・・ここから夏希の店で朝日と同席し「波奈江は僕が幸せにします!」宣言のあと「それでいいですよね」。確認求めちゃうとこがまた光らしくて
雨が降りだす中のキスシーンは波奈江主導で二人の関係は両想いになっても昔と変わらないのねぇ

最終話 裸になれた夏…ずっとそばにいるから
あれから一年経ちました・・・ドラマは便利
光の仕事ぶりも随分成長が見られる・・・かとおもいきや、まだまだ努力が必要なようで
結婚式の前日も翌日も仕事って・・・職場の人を誰も呼ばないって・・突込みどころは多々あれど、海辺の結婚式は素敵だし、ケーキ入刀もビデオで感謝を伝えるのも光たちらしかったし
密かなツボは仕事のため帰って行く時の光君の笑顔あの場にいた誰かが「可愛い~」って呟いてたけど、素の感想(アドリブ)っぽくて