SMAPのいちばん長い日
’公開謝罪番組’担当の放送作家が描く崩壊と再生
(文藝春秋 創刊100周年新年特大号)
読みたくない人もいるだろうし、読むことで考えが変わったり、さらに怒りや悲しみがこみあげてくる人もいるだろう。
逆にホッとする人もいるのかな?
それはわからない・・・とにかく、私はこの雑誌を買ったし、読みました。
鈴木おさむさんが小説と書かれている以上、小説として読みました。
で、以下からは感想です。
あくまでも個人的なものです。
内容は書きませんが、一部内容に触れることになるので、嫌な人は絶対に読まれないように願います。
まあ、そんなにアクセス数が多いブログではないので(そもそも絵本の紹介がメインだし)偉そうに告知することでもないでしょうか😓
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あの番組が始まる1時間前に届けられたという「紙」。
そこに書かれていた、番組で絶対に言うべき言葉。
指示したのは、すでに亡くなられたあの方だ。
その絶対に言うべき言葉を誰に頼むのか。
選ばれたメンバーの、その時の気持ちを考えるとやるせない。
でも、彼を選んだ判断は間違っていなかったと思う。
その時の気持ちを、もし今彼に尋ねたとしたら!?
きっと「誰かがやらなきゃいけなかったんだよ」と、サラっと答えるだろう。
そんな気がする。
その「紙」の内容については、言葉にできないくらい今でも怒りがわいてくる。
指示した方の存在も、亡くなったからといって怒りをチャラにできるものではない。
だけど「紙」に書くに至っての経過があったはずだ。
それも含めて腹が立つ。
手を抜くことが嫌いで全力で日本中を魅了していった男気・・・かも知れないが・・・良かれと思ってしたことが最悪の結果を招き、その「紙」につながったのではないのか!
結果、分断を生む放送内容になったことを辛く悲しい結果として、みんなが受け止めなければならなくなった。
今、「新しい地図」として三人が一緒に仕事をしていること。
ある意味奇跡なのかも知れない。
個人として発展的に仕事を進めながらも、時には三人で笑顔を見せながら和やかにファンの前に姿を見せて歌ってくれること。
それだけでも感謝しなくてはいけないのかも知れない。
この「小説」を読み終わって、ただただそう思った。
普通の空気を作り上げてきた吾郎ちゃん(と、「小説」内で描かれていた)
「ななにー」の最初のライブでグダグダになりつつ歌った最後の号泣姿は今も忘れられない。
きっと緊張の糸が一気に切れちゃったんだね。
この先、もうあんな吾郎は見れないでしょう(^^;
そう思うと・・・「窓辺にて」の映画で吾郎ちゃんを起用した今泉監督さん、すごいな、、、
ちゃーんと吾郎ちゃんの本質を見抜いていたというわけだ。
最後に
中居くん、しっかり休養して戻って来て。
それにもう「リーダー」という感覚は捨てて自由になって。
「新しい地図」の三人は、今後も個人の仕事を大切にしながら、時々集まって、ファンにささやかな夢と希望を持たせて欲しい。
吾郎ちゃんが退所後に言った「恩は感じているが、捨てられないものがあった」という件、その通りだと思う。
だからこれからも応援していきます。
※と、まとめた所で書き忘れたことがひとつ。
実は別の記事で、先日亡くなられた映画監督さんがSMAPの最初の映画に絡めて話されたことも載っていたのだ。
ふたつの話を同じ雑誌に載せる所に、悪意を感じたり・・・いや、それだからこそ文春!と思えたりしたのだが、私は不愉快でしかなかった。
あくまでも個人的感想です。
なのでその監督さんの意見も、個人的感想・・・と捉えておきます。