アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2011-12-14 15:53:01 | 絵本
「ないた赤おに」(16分)
浜田廣介:作
いもとようこ:絵
金の星社:発行
2005.5初版(1400円)
注釈:白泉社よりS63年8月24日に刊行された作品

赤おにの立てふだ
「ココロノ ヤサシイ オニノ ウチデス。
ドナタデモ オイデ クダサイ。
オイシイ オカシガ ゴザイマス。
オチャモ ワカシテ ゴザイマス。」は、
赤おにの無邪気でいじらしい気持ちがこぼれんばかりです。
そして最後の
「アカオニクン ニンゲンタチヨハ ドコマデモ ナカヨク マジメニツキアッテ タノシク クラシテイッテ クダサイ。
ボクハ シバラク キミニハ オメニ カカリマセン。」で、
始まる青おにの言葉!
この青おにの言葉は、友だちのすばらしい愛と勇気がいっぱい、いっぱいです。
「ドコマデモ キミノ トモダチ アオオニ」と
書いてあるところは、なんという深い深い愛の言葉でしょう。
何度読んでも感動がうすれることはありません。
(いもとようこ氏の紹介文より)

最後に書かれている、児童文学評論家である西本鶏介氏の“無償の愛の美しさ”という解説文もぜひ読むべき。