アンの絵本日記&g

大人にも楽しめる絵本の紹介と
稲垣吾郎さんについて(時々)語ります。

今日の絵本

2008-12-26 22:14:04 | 絵本
「にんじんのたね」(1分)
ルース・クラウス:作
クロケット・ジョンソン:絵
おしおたかし:訳
こぐま社:発行
2008.11第1刷(900円)

黒っぽくて小さい見栄えもしない、一粒のにんじんの種を1人の男の子が土にまきました。たった一粒。でも、この一粒の種にも神様がそなえてくださった命が宿されています。神様でなくて、誰にそんなことができましょう。
温かい土の中で、たっぷり水分をいただき種は芽を出し、芽は陽を受けて伸び、ついに立派なにんじんとなりました。私たち人間ひとりひとりのお母さんのお腹に宿った時からの一生の旅と何て似ていることでしょう。
この小さなお話は、にんじんの種の命の強さと、名も無い男の子が確信と愛をもってにんじんを助けた事と、このふたつの事が語られる、感動的な二重奏にほかなりません。
(訳者あとがきより)