もしもあなたが海亀に会いたいなら
しかも、かなり人影もまばらな砂浜で
しかも、かなり近距離で
そう、その甲羅に手を触れられるぐらいに。
と言っても、絶滅危惧種の彼らに触れることは禁じられていますが。
触れさえしなければ、どんなに近く寄ったって
いやがる素振りも
逃げる様子も見せません。
それがオアフ島、ノースショアの
全く観光化されていないアリイビーチです。
ホノルルから車で北へ1時間から1時間半と言ったところでしょうか。
私たちは
とにかく海亀に会いたくて
この秘密の穴場を訪ねました。
お昼頃
「ハレイワ・アリイビーチ・パーク」のがらんとした駐車場に車を止めました。
しばらく歩けば海岸に出ます。
そこには小さな空のテントが二つだけ。
きっと私たち以上に亀好きの人たちが
日がな一日、もしかしたら何日も
そこで暮らしているのでしょう。
誰もいない砂浜でようやく人を見つけました。
上半身裸で藪を刈っている老人です。
「海亀に会いたくて来たのですが、、、、」
と言うと、こんな返事が返ってきました。
「ああ、ラニアケアに行けばいるだろうけれど、ここに来るのは夕方だね。」
ええ、ラニアケアなら知ってます。
海亀で有名な、同じくノースショアのビーチです。
でも、あまりに有名になりすぎて、観光客が団体で押し寄せるようになって
3~4メートル以内に近づいては駄目だなんのと
遠巻きに見るしかない場所のようです。
私たちは、ひとまず引き上げて
ゆっくりシュリンプランチなど食べながら
3時にひきかえし、再びアリイビーチの砂浜に戻りました。
それから2時間
いったい何匹の海亀に出会ったことでしょうか。
水面下に何となく黒い物が見えると思えば
ぬーっと何かが顔を出して、またすぐに消えるのです。
そんなことがあちこちで繰り返されて
ゆっくりとゆっくりと時間が過ぎて
ゆっくりとゆっくりと海亀たちが上がってきます。
2本の前ひれを動かして
ずりずりと海から浜に上がり
ゆっくりと、ゆっくりと。
途中で休んだかと思えばまた進み。
1、2、3、4、5、6、7、、、、、、、
2時間のうちに
なんと11匹の亀さんが砂浜で甲羅干しを始めました。
大きなものになれば、1メートル半、32キロにもなるというアオウミガメです。
仲良くぴたりと寄り添っているものもいれば
離れたところでぽつんと日に当たっているものもいます。
いったんお気に入りの位置を決めたなら
人がまわりを歩こうが
平然と、微動だにせず
寝そべっている姿には
なんだか妙に感動します。
行ってよかった、、、、
心からそう思える場所でした。
たいせつな人たちと
同じ感動を分かち合えて本当によかった、、、、
そう思える場所でした。
ご訪問をありがとうございました。
どちらでも一つ押してくださるととても嬉しいです。
どうぞ良い一日でありますように!
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