「さて今日と明日は毎年恒例の
手に汗握る『ブルーエンジェルス』の曲乗り飛行が
大きなガラス窓の向こうで繰り広げられるはずなのですが
カナダのブリティッシュコロンビアの山火事の影響で
いまだにどんより曇っているこの空で
どれだけ彼らの雄姿を見ることができるのかが心配です。
また明日にでもご報告しますね。」
などと言いながら
ごめんなさい、ご報告が遅れてしまいました。
はい、予想というか懸念通りとなってしまいました。
土曜日も日曜日も、轟音はすれども姿が見えず
と言っても全く見えないのとも違って
時折何かのかげんで見えたりもして
線ではなくて点なもんですから
まあまあ、見てる方もフラストレーションがたまるというもの。
なにしろ、アッ見えた!と思うと
またスモッグの中に消えてしまうんですからね。
パイロットたちは
この週末のために誇らしく
訓練に訓練を重ねて来たでしょうに。
メイおばさん、彼らの雄姿を見るたびに「masculine」(男らしさ)と言う言葉を思い浮かべます。
そして古く良き時代のアメリカ
子どもの頃に憧れていたアメリカ
「パパは何でも知っている」や「うちのママは世界一」を
白黒の小さなテレビにかじりつくようにして見ながら
胸をどきどきさせていたアメリカを思います。
「雄々しい(masculine)」お父さんが外にお仕事をしに行って
きちんと髪をカールして、家の中でもヒールを履いた
「女らしい(feminine)」お母さんが家の中にいて
外から帰って来るお父さんを
「ハイ、ダーリン!」と迎え入れてキスをする。
お父さんは典型的に男らしく、お母さんは典型的に女らしい
そんなアメリカに憧れていたものでした。
そんな白黒テレビの中の世界が、メイおばさんの「アメリカ」でした。
いつの間にやらそんな時代も、そんな思いも
はるかかなたに消え去って
アメリカはもうメイおばさんにとって「はるか遠くの憧れの国」ではなく
「今ここにある日常の国」になってしまいました。
日本風に「ただいま!」と帰って来る夫を
「おかえりなさい!」と出迎えはしますけれど
髪をカールしているわけでもありませんし
ヒールを履いているわけでもありません。
そんな中で、「Blue Angels」はメイおばさんにとっての「雄々しきアメリカ」でした。
アクロバット飛行を繰り返すパイロットたちは「masculine」の象徴であり
彼らの帰宅を迎え入れる妻たちは「feminine」の象徴でした。
より正直に言えば、いくら現実とかけ離れていようがそんな構図を
メイおばさんが憧れていたアメリカのために
大事に残しておきたかったのですが
残念な今年の「Blue Angels」となりました。
曇り空の写真を載せてもしょうがありませんから(笑)
昨年の彼らの雄姿を載せておきますね。
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「メイおばさんの料理帖」はこちらです。
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8月4日:緑、緑、緑!とチキンのサラダ
8月2日:西瓜とライムのビールで乾杯!
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