スマホにPC、iPad
メールにライン、スカイプ、FB、、、、
指先一本で繋がる時代は
いったん馴染んでしまえば
もう、後戻りなどできないぐらいに便利です。
けれども
うまく繋がらない時や
相手からのレスがない時には
とてつもない不安に駆られます。
アメリカの夫から毎日届いていたメールが
この3日届きません。
それだけで心がさわさわと騒ぎます。
何かあったのではないかしら?
家に居るはずの時間に
電話をかけても留守電です。
それだけで心がどきどきと揺らぎます。
何かあったのではないかしら?
想像力が増幅し
きっと何かあったに違いないと
床の上に倒れている夫の姿などが浮かんできて
もう一時間たって電話をして
それでも出なければ
誰かに見に行ってもらわねば
などとそわそわ思い始めます。
そんな矢先に、いとも能天気な電話が入りました。
「ごめん、○○とXXと▲▲で忙殺されていてさ
くたびれ果ててちょっと昼寝をしていたよ。」
私は何事もなかったことに
ほっと胸をなでおろし
思います。
繋がらないことが当たり前だった時代には
そんなこと何でもなかったのにと。
青年時代
ニューギニアの奥地にいた時も
アフリカでも
南太平洋の孤島でも
何の連絡手段もなくたって
父も母も元気でいるにちがいないと信じ
父と母だって娘は無事にちがいないと信じ
そんな予定調和がありました。
遠く海の彼方の国に住むことになった時には
1週間に一度の航空書簡のやりとりが
父母と私の日常でした。
その頃の国際電話ときたら
ザーザーと雑音が入る上に
こちらの声がエコーのように反復して聞き取りにくく
おまけに、恐ろしく高い通話料だったのです。
ですから電話なんて
まず考えもしませんでした。
けれどもあの「繋がらない時代」は
「なにもなくって当たり前」でしたから
ある意味とても幸せでした。
今のようにメールがたった3日来ないだけで
おたおたする時代が来るなんて
誰が想像できたでしょう。
けれども
「繋がる時代」はもう
後戻りはできませんし
予定調和の時代にも
もう戻ることはできません。
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