先の千本釈迦堂から
すぐ近くにある「千本えんま堂」を訪ねました!
「光明山 引接寺」 (こうみょうざん いんじょうじ)
と号する寺院で本尊に閻魔法王を祀り、一般では
「千本えんま堂」の名で親しまれている寺院です
千本えんま堂の創建はちょうど千年前の西暦1017年に上覚上人が
引接寺としてお堂を建て、開山したのが始まりであの世とこの世を
往来する神通力を有していた小野篁が閻魔法王を安置して死者の
魂を弔ったと伝えられています
当時のえんま堂の地には桜が千本あり、精霊供養の千本卒塔婆に
由来して「千本」という地名が生まれたと云われています
本堂内陣には高さ2.4m・幅も2.4mの木製の閻魔法王が祀られ怖い
恐ろしい表情をしながら死者を三悪道の地獄、餓鬼、畜生の道には
行かせないようにと地獄の恐ろしさを語り、嘘をつく人間には舌を
抜くぞと説きつつ天国行きか地獄行きかを判断しているのです
「鐘楼」
梵鐘は南北朝時代の西暦1379年に藤井國安が製作したもので
高さ148cm、口径82cmの梵鐘はお盆の「迎え鐘」「送り鐘」
として善男善女の長い列ができるそうです
「紫式部供養塔」
境内の一角には1386年に建立されたと伝わる高さ6mの塔が
あり、紫式部の不遇な生涯を弔った供養塔が立っていました
何故、ここに紫式部の供養塔が建てられたのか
分からずじまいの京都巡拝でしたが
千年の都、京都を訪ねる度に歴史深さや不思議さを
感じ得る事が出来て次にまた行きたくなる処が京都です