圓光寺にはもう一つ池泉回遊式の庭園があります
庭園は苔と紅葉、敷紅葉の美しい「十牛之庭」
(じゅうぎゅうのにわ)と呼ばれている名庭です
十牛之庭は牛を追う牧童の様子を描いた「十牛図」を題材にした庭で
周囲の山々を取り込んだ大らかな造りで
圓光寺の家風を表しているそうです
新緑の時期は眩しい緑が生命の躍動を感じ、秋は美しい紅葉を
楽しみ、秋冬には庭全体に広がる敷紅葉に佇みながら
一年を通して様々な景色を楽しむことが出来るそうです
大きな「さるすべり」の古木が存在を誇張しているようでした!
庭一面のモミジやカエデが紅葉した後を「散りもみじ」「敷もみじ」
と呼び、わざわざ散ってから訪れる人も多い紅葉スポットです
「栖龍池」(せいりゅうち)
栖龍池は京都の洛北で最も古い池と云われていています
「圓光寺」はかつて禅僧たちの修行の場であり、一般公開されて
いなかった寺院だそうで近年は紅葉の名所としてメディアで
取り上げられることが多くなっています
静寂さの中で澄んだ音色が響く水琴窟
この水琴窟は京都随一と云われ「圓光寺型」と呼ぶそうです
境内の片隅で童の石像に思わずホッコリです!
庭にはちょうど "馬酔木の花" が咲いていました!