さつき盆栽日記

さつき盆栽好きが手入れの合間に古刹名刹を巡ります。

圓光寺の名庭「十牛之庭」

2016年03月21日 | 名所史跡

 圓光寺にはもう一つ池泉回遊式の庭園があります

庭園は苔と紅葉、敷紅葉の美しい「十牛之庭」

(じゅうぎゅうのにわ)と呼ばれている名庭です

十牛之庭は牛を追う牧童の様子を描いた「十牛図」を題材にした庭で

周囲の山々を取り込んだ大らかな造りで

圓光寺の家風を表しているそうです

新緑の時期は眩しい緑が生命の躍動を感じ、秋は美しい紅葉を

楽しみ、秋冬には庭全体に広がる敷紅葉に佇みながら

一年を通して様々な景色を楽しむことが出来るそうです

大きな「さるすべり」の古木が存在を誇張しているようでした!

庭一面のモミジやカエデが紅葉した後を「散りもみじ」「敷もみじ」

と呼び、わざわざ散ってから訪れる人も多い紅葉スポットです

「栖龍池」(せいりゅうち)

栖龍池は京都の洛北で最も古い池と云われていています

「圓光寺」はかつて禅僧たちの修行の場であり、一般公開されて

いなかった寺院だそうで近年は紅葉の名所としてメディアで

取り上げられることが多くなっています

静寂さの中で澄んだ音色が響く水琴窟

この水琴窟は京都随一と云われ「圓光寺型」と呼ぶそうです

境内の片隅で童の石像に思わずホッコリです! 

庭にはちょうど "馬酔木の花" が咲いていました! 

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする