若き頃の運慶が彫った大日如来像を祀る古刹に行って来ました!
奈良市中心地に向かう国道369号線沿いの蓮池
「忍辱山 円成寺」 (にんにくさん えんじょうじ)
国の名勝に指定された浄土式庭園
浄土庭園と本堂の間に建つ楼門
西暦1468年に再建された楼門は三間一戸の入母屋造り、檜皮葺きで
塗りを施さない落ち着いた佇まいの門です。
西暦1466年に再建の本堂
正面五間、側面五間の入母屋造り、銅板葺きの簡素な造りながら雄大な感じの本堂
本堂内部は本尊、阿弥陀如来を祀り、厨子前の四本の柱には
菩薩たちが空中を舞う姿が鮮やかに描かれています!
本堂の両脇が舞台になっていて珍しい造りになっている。
本堂前の灯篭
運慶作の国宝・大日如来像を安置する多宝塔
鎮守社の春日堂(左)・白山堂(右)
西暦1228年、春日大社の造営に際して旧社殿を円成寺に移築した社殿は
現存する最古の最も小さな国宝建造物になっています。
境内に咲く紅と白の萩の花
桔梗の花
円成寺の正確な創建年代は不明ながらも平安中期には諸堂が建てられ
都での修行に飽き足らぬ僧たちの研鑽の場になっていたそうです。
奈良市郊外にある円成寺は池を中心にした浄土庭園や若き運慶の作と
される国宝の大日如来像、鎮守社殿など見所満載の古刹でした。