子どもたちを指導する時には、どうすれば伸びるか?ということを第一に考えます。そしてそのためには大きくは2つの方向性があると考えています。
1つは個別最適化。それぞれの生徒の個に応じて指導する。いわゆる「個別指導」ってやり方ですね。
もう1つは「最大公約数」。つまり「できるだけたくさんの生徒に共通して伸びてもらうための方策」を考えるってやり方です。いわゆる「集団指導」になりますね。
「個別指導」はどうしても費用がかさみます。単純に人件費の問題です。「集団指導」は費用を抑えることはできますが、どうしても目が届かない場合を避けることが難しいです。
両方をバランスよくするために「集団指導」の人数をある程度小さくして、指導の中に「個別指導」を盛り込む。これが現在の私のとっているスタイルです。
そろばん指導でも、塾指導でも。自分が目の届く人数にすることで、ある程度自分の考える指導を実現しているとも言えます。
そんな中で、ここ数年の社会情勢の変化や生活を一変させた災厄もあり、「自分の指導が子どもたちにとってより良いものになっているか」ということをこれまで以上に考えるようになりました。
卒業生の嬉しい報告はどんどん続いていますし、今も繋がる高3生は進路を続々と決めて進んでいます。私が指導できる教科に限れば数名の高3生は現在進行形で関わっています。
小学校未就学児〜高3生まで指導するからこそ見えるものがあるのは事実ですが、だからこそ最大公約数に寄りすぎていないかな?と自問自答する日々でもあります。
最大公約数と個別最適化。相反する2つをなんとか同時に存在させるためには?答えは出ないかもしれませんが、自分なりの答えをそろそろ見つけないとな〜。と思う授業前のブレインストーミングでした。