東大阪でそろばん教室を運営しているの先生のブログ 関西珠算瓢箪山教場・石切教場

子供たちから教えられたこと、感じたことを想いのままに綴ります。

塾指導をしていて感じること ~私立高校入試前~

2019-02-03 10:22:09 | 学習・塾に関する中身
 この時期は塾指導を受けている中学3年生は、日曜日を使って受験校の赤本を本番と同じような時間帯に解くという練習をしています。

 1回目の点数はわりと悲惨なものです。傾向も何も分かっていない状態で受けますからね。受けたことがあるものは塾でおこなう模擬試験。五木の公開テスト。あとは学校でのテストですから、当然テスト慣れとは遠い状態にあります。

 赤本には合格最低点が書いてありますが、1回目からこれを超えてくるのは半数といったところでしょうか。

 そして答案を精査し、これまでの頑張りを勘案してある程度のアドバイスをします。手取り足取りには程遠いものですが。そして全体に向けて「これで一喜一憂するのではない。自分の弱点が炙り出されたはず。今から強化しても間に合わないものに手は出さない。覚えているはずなのに間違った、できる手ごたえがあるのに出来ていない。そんな分野に自分のエネルギーをぶち込みなさい」

 そして2回目。全員が驚くほどの伸びを見せます。中には1回目を100点近く上回る生徒も、希望コースのもうひとつ上まで届いている生徒もいたりします。

 ここからは手綱を締めることが先生の仕事になります。そしてアドバイス。でもこの時期の中3は、アドバイス以上のお勉強を平気でします。普段から定期テストの過去問指導はしない。きちんと実力をつけることにこだわる指導は、やはり意味があると毎年生徒に教えられます。

 あえて苦言を呈するならば、「なんでこの状態にあと半年早くはいらないかな」

 私はそろばんの生徒が塾指導を希望すれば原則としてはお預かりします。なので偏差値はおろか、学習への意欲もばらばらです。それでもこの時期はメンバーの一体感と、意識の高まりに私も自然と力をもらいます。

 そろばんが育てた地力はやはり素晴らしいと思いながら、このあとも生徒たちと戦い続けたいと思います!
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