雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

3月11日

2020-03-11 01:44:00 | 願い
忘れようにも
忘れられないから
思い出さないようにした。

そうやって
息をひそめて生きてきた。

嘘はつけないから
誤魔化しながら歩いている。
 
風化をさせるな。
風化をさせるな。

あちこちから聞こえる声。
でも、忘れたいことだってあるのだ、と。
風化をさせたいことだってあるのだ、と。
身を屈めて叫んでみる。

流れ出した血は大地に溶けて
色もわからなくなった。

涙はいつも行き場がなく
岩の隙間に染み込んでいった。

負った傷はふさがったけれど
傷であることに違いはなく。
そのまま体に張り付いている。
傷が消えるなんて
そんなことはありはしない。

希望と言われ
差し出されたものは
なんだかとても嘘くさく。
手のひらに広げてみると
悲しくもなった。

僕を支えてくれたのは
何かに没頭するということだけで
色々なことを隠してくれた。

生きるとは
かくも厳しいことなのか。

人生とは
かくも困難なものなのか。

本当は、本当は、

こんなはずではなかったろうに。

時々、消えて無くなりたくなる。

どこかへ行きたい。

どこかへ帰りたい。

どこかへ、どこかへ.。

とにかく、どこかへ。

逃げるように見つめた空も
寄り添うように広がる海も
いつもなにも教えてはくれない。
蒼く押し黙り
なにも答えてくはくれない。
これこそが絶望というものなのか。
苦しみというものなのか。

声を、

聞かせて。

教えて、欲しい。

見せて欲しい。

希望とはなんなのか。

溢れ出るのは赤い血の叫び。

見ていろよ!

いつか!

いつか!

見ていろよ!

いつか!

その叫びは

雲だけが聞いている。

流れゆく

雲だけが知っている。











このブログは、東日本大震災をきっかけに色々なことがあり、
2012年の7月から書き出すことになりました。
記し始めて、もう7年以上が経ったようです。
いつまで続くのか、
明日には閉じてしまうのか、わかりませんが......
今日は3月11日。
少しの時間、1人になって。
静かに黙祷を捧げたく思っています。
僕たちは、きっと、
1人残らず幸せを知ることが出来ると思います。
愛を知ることが出来ると思います。
1人残らず。
必ず。


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3 コメント

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Unknown (ゆう)
2020-03-11 21:32:47
2時46分。黙祷。
amenouzmetさんの言葉を思い出し
涙が止まりませんでした。

今回のブログ
心の深いところに刺さったようです。

福島県いわき市出身。
ありがとう。
返信する
ゆうさんへ。 (amenouzmet)
2020-03-11 22:40:26
こちらこそです。皆で頑張りたく。はい。
今日、宮城県の震災メモリアル公園で虹が出たようですね。
返信する
Unknown (返事不要🌟)
2020-03-16 10:04:43
全ての人々
(パンデミック)
が当事者に
同じ意識になることで
新しい意識が生まれる
かもしれませんね
返信する

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