雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

5億年ボタン

2012-12-20 01:44:54 | 面白い
なんでしょうか。
人に勧められるものと、勧められないもの。
それが自分の中でハッキリしているものは
なーんの問題も無いのですが、
時折、

「これってどっちだろうか。。」

と悩むようなモノが表れます。

「5億年ボタン」

ネット上ではそう呼ばれるサブカル系CG漫画。
2002年ぐらい?の作品ですから、
もう懐かしさもあって。

「時効的な要素もあるから記しても良いのかなぁ......」

などとは思いましたが、

「記してみようか......」

などと思った瞬間に、
未だに少し迷ってしまうのは、これまた、
改めて不思議な作品なのですなぁ......きっと......( ̄ヘ ̄;)ウーン



ヒットもしたので覚えている方も多いと思いますが、
「B-DASH」という三人組のバンドがあって。
そのボーカルの弟さんというのが
「SOTA=そーた=菅原壮太」さん。
そんなSOTAさんが雑誌の「SPA!」や「少年ジャンプの増刊号」
などで書いていたフルCG漫画というのが

「みんなのトニオちゃん」

という作品。
一部にとてもカルトなファンがついていた作品で、
ネット上では今でも、時折、話題になります。
「5億年ボタン」というのは、
その漫画の中でとても反響のあった「一話」のことで。
ファンの間で自然についた呼称。
本来のタイトルは「アルバイト(BUTTON)」と言います。
これ......最初に書いた様に、
人にお勧め出来そうで出来ない、
ちょっと不思議な位置にある漫画だと思っています。
その理由が「恐さ」なのか?
「難解さ」なのか?
「絵も含めた印象が強力過ぎて眠れなくなってしまう」
からなのか?
とにかく、間違いの無いことは

「読んだヒトの中に不思議な何かを残す」

という作品であるということでしょうか。
勿論、知っている方も沢山いるとは思いますが、
物語はこんな感じです......



——————「ラクして大金を稼げるバイト」
を探していたジャイ太とスネ郎に、
主人公のトニオ君は、その大金が
「一瞬で稼げる!」
バイトの話を持ちかけます。
そのアルバイトというのは本当に超簡単!で。
ある「ボタン」を押すだけで100万円が貰えるというもの。
でも、そのかわりに、ボタンを押した人間はその瞬間、
何もない未知の空間にワープし、
そこで5億年!!
ただただ、ひたすら生きなければいけない......というバイト。

ワープ先での意識はハッキリしていて、
眠ることも死ぬことも出来ず。
延々に意識が覚醒したまま、
狂う事も許されず起き続けていなければいけない。

そして5億年が経過したら、
ボタンを押した「ソノ瞬間」に時間が戻り、
過ごして来た五億年の記憶も体も全てがリセットされ。
ボタンを押した直後の状態に全て元通りになって戻って来れる。
なので、本人からすれば、
ボタンを押しただけで、
一瞬で100万円貰えたという気持ちになる......

「一瞬で百万円!」

「最高のバイト!!」

そう言えるように、
5億年分全ての記憶が消されてしまうというアルバイト。
そんなバイトの話しに、二人は

「オイシイ!」

という軽い気持ちで乗ってしまいます......
出口も入口も何もない、果てしない空間でたった一人。
ただただ、毎日毎日、5億年という時間を過ごしていく......

眠れない。

意識も失えない。

狂うことさえも許されない。

あなたならどうするでしょうか?

5億年という途方も無く長い時間を、

何も無い世界でどう過ごしていくのでしょうか?

そんなことを読む者に投げかけて来ます。

半年、1年、40年、100年、1000年、1万年......
そして、504万9272年のある日。
ボタンを押してそんな空間に飛ばされたヒトは、
こんな事を考え始めます。

「ホントはこっちが現実じゃないのか?」

「俺は前いた所になんで戻りたいんだ?」

「......大体、宇宙って、いったいなんなんだ?」

さらに時は進み、
1億2316万9649年のある日。
飛ばされたヒトは宇宙の構造を理解し、
ついに「悟り」までも開いてしまいます。

さらにさらに、時は流れ......
宇宙そのものとも一体化するようにまでなったそのヒトは、
ついに5億年目の日を迎えることになります。

5億年目のその日。
ボタンを押した世界に戻ってきたそのヒトは、
それまでの5億年の全ての記憶を消され、
何事もなかったかのようにボタンの前に佇んでいます。
そのヒトの頭......記憶......にあるのは

「ホンの僅か前に、目前にあるボタンを押した」

という記憶のみ。
そして、
そのヒトは100万円をトニオ君から渡された瞬間に
こう言います......

「ゲンナマ百万!
うっひょーラッキィ!
めちゃいいな~このバイト!」

100万円を
「一瞬で稼げた!」
と思っているそのヒトは、もっと稼ごうと......また......
ボタンを押します————————————



(・o・) (・o・) (・o・) (・o・) (・o・) ぼーーー



はたまた、



ε=( ̄。 ̄;)フゥ



この漫画、ネット世界では有名ですので、
ググればいくらでも出て来て読めると思います。
本も手に入ると思います。
心配しないで頂きたいのは、
ココに記した内容ぐらいを知っていても、
「必ず」十分楽しめる濃密さが本編には詰まってます。
漫画の話しですから、やはり絵も見てみないと......ですし。
でも、おススメできるものなのかどうかは......
よく分からずに書いてます。

記憶とはなんなのでしょうか?

時間とはなんなのでしょうか?

思考とは?

精神とは?

世界とは、現実とは、

宇宙とはなんなのでしょうか。。。?

ちょっと恐くなるのは、

「も、もしかして、、
俺ってこうしてこの世界に生まれて来てるのかな!?」

なーーーんて思っちゃたりなんかしちゃったとき。

もしそーんなことで頭がグルグルしてきてしまったら......

とにかくお風呂へGOーーーッ!!(><)/

おやすみーー!!

オチ無しーーっ!



自宅裏にある最早「都市伝説」的ドリンク自動販売機。
ボタンを押すまで何が出て来るか分からないという、
信じられない商品「Mr.X=ミスターエックス」!
誰が買うんだ!?
しかも、
「返品、換金は出来ません」
の文字がーーーっ!!
おそろしやーーっ!<(゜ロ゜;)>ノォオオオオオ!!

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2 コメント

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(・_・) (イソフラボン)
2019-09-22 19:45:18
uzmetさん今晩は(^^)

ネットで読んでみました。
面白かったです。
わたしは五億年ボタンは押さない派ですが
Mr.Xボタンは押す派です(´ω`)
返信する
イソフラボンさんへ。 (amenouzmet)
2019-09-23 00:46:19
同じ派閥ですなす(´ω`)
返信する

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