雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

現れ、消えて。

2012-07-29 00:16:19 | 感謝
立ち上げから5年間プロデュースしてきた夏フェス
「TOKAI SUMMIT=東海サミット」が今日、土曜日、
暑い夏の貴重な1日に開催されていました。
6年目の今年は僕の手を離れて運営されています。

もう何ヶ月も、今日の昼まで、
名古屋に行こうか行くまいかずっと考えていて。
行かないと決めた後は、1日なにもせず、
家の側を流れる多摩川の土手に坐っていました。

上を見上げると、
青い空と、
そこに程よい量の白い雲が浮かんでいて。
しばらくそれをずっと一人で眺めていました。



——————みんなは元気だろうか。



空を眺めていると、
このブログで一番最初に書いた
ブログタイトルにもなっている出来事や風景が
鮮やかに目前に浮かんできました。
そして、その時の時間も空気も、匂いみたいな感覚も、
だんだんとリアルに感じられてきて。
少しの間それが「今」という時間と重なり、同化して......
消えていきました。



その後は様々なことが現れ、消えて。
現れ、消えて、また現れて......



——————みんなは元気だろうか。。



マクドナルドのハンバーガーが食べたくなって、家に戻り。
近所だというのにわざわざ青色のオープンカーを引っ張り出して。
屋根は閉めたまま、
右手に多摩川を見ながら土手沿いの道を一人で走り出しました。
走る車のラジオからはフジロックフェスの中継が流れています。

「そうか、今日はフジロックなのか。。」

ちょっと景色がボヤケてきて、僕は、
消えて、無くなりたくなります。

マックを出て、
今度は涼しくて広いカフェに入り、
アイスカフェラテを頼みました。
冷たいカフェラテはとても美味しく感じられて、
じーーっと、茶色い珈琲を透かしながら、
沢山の涼しそうな水滴をつけている細長い透明なグラスを眺めていました。



......何かの思いが込み上げて来ます。



......ふと、大好きなカリール・ジブランの詩が頭に浮かんできました。



暑い、本当に暑い夏の一日。
なにもしてないけど、僕はちゃんと闘っています。
毎日、ちゃんと、祈っています。



——— 子どもについて ———  カリール・ジブラン

あなた達の子は、あなた達の子ではない。
大いなる生命が自分自身に憧れる、
その憧れの息子であり、娘たちだ。

あなた達を通して生まれてくるが、
あなた達から生まれるのではない。
あなた達と共にいるが、あなた達のものではない。

子供に愛を与えることは出来ても、
考えまで与えることは出来ない。
なぜなら、かれらは自分自身の考えをもっているのだから。

子供の体を家におくことは出来ても、
魂までおいておくことは出来ない。
子供の魂は明日の家に住んでいて、
あなた達は夢の中でさえ、その家には入れない。

子供の様になりたいと願うのはいい。
しかし、子供を自分のようにしてはいけない。
命は後戻りも、昨日にとどまることも、しない。

あなた達は弓だ。
子供はその弓から、生きた矢として放たれる。
射手は、無限に続く道の先に狙いを定め、
矢を速く、遠くへ飛ばそうと、
大いなる力であなた達をたわめる。
大いなる射手の手の中でたわめられている、
そのことを喜びとしよう。
飛んで行く矢が愛されているのと同じ様に、
手元に残る弓もまた、愛されているのだから。


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