雲は完璧な姿だと思う。。

いつの日か、愛する誰かが「アイツはこんな事考えて生きていたのか、、」と見つけてもらえたら。そんな思いで書き記してます。

ガラスの靴の物語 3

2017-05-06 18:01:21 | 不思議...パワスポ寺社
......こんなドープでポンチキな話は、
風変わりな方々には次回も続きまする。
クールでノーマルな方々には、しばし......
ごめんなさいマンボーでする(*´ω`*)。。




そして到着した!念願の!島の最北端にある小さなビーチ。
ケエ・ビーチ(Ke'e Beach)と言うのだそうです(^ν^)
どうやら、このビーチを囲む崖の上の方に、
フラにおける最重要地の一つと伝わるヘイアウ(聖地)がある様です......



この先は徒歩やヘリ、船でしか行けない秘境「ナ・パリ・コースト=Na Pali Coast」
僕は車を降りて、水を入れたリュックを背負い、
左手上方に聳える崖を見上げながらビーチに降りていきました。
すると、噂通り、岸壁の上に登っていくトレイルには「立ち入り禁止」の看板が。
さらにその日は、前日夜に大雨警報が出されたくらい降り続けた雨のせいもあってか、
道の入口にはパーク・レンジャーのユニフォームと帽子に身を固めた金髪の女性がドン!
と椅子を置いて座り込んでもいて。。

「NOーノーよー。ダメよー。今日は危険日よー。
ここから先に行ったら死んじゃうかもよー。カウアイ・ナメンナヨー( ̄ー ̄)

と、たまにやって来るトレッキング好きな人達に
クールな眼差しでストップをかけています。
リュックを背負った僕さんは、
そんなクール・レンジャーの彼女の前を

「俺はタダ泳ぎに来ただけだピョーン♪」

顔で通り抜け、
そのまま砂浜に下りていきました。



一年ほど憧れていた念願の「フラの聖地」を戴く可憐なビーチ......
しばし座り込み、ボー〜〜っとする僕さん......



あまりの美しさと

「目的達成!」

のディープな満足感に溺れる僕さん(T ^ T)ウルウル......
ご満悦♪のゴキゲン様ぁー\(*´ー`*)/アチキわおぼれてるのぉ〜。奥様ぁ〜♫
と、その時。
フト、もう一度、その憧れの聖地のある崖を見上げると......





あわわ。。(;゜○゜)

降りてる。。

いるやんか。。また。

神様。。

もしかして!?

イケる?

のか!?

なうぅ!?

そんな気持ちが

「ブワワワワワワ〜〜〜〜〜っ」

と、強烈に湧き上がって来てしまった僕さんは、
試しにさっきのパークレンジャーさんの方へとイソイソと近づいて行ってみました。
その時、金髪女性レンジャーさんは相変わらず通行止看板の下の椅子に座り、
本を広げて時間を過ごしていたのですが、
僕は、あえて、まるでピエロのように、

「ジーーーーーーッ......」

と、腰をキッチリと90度に曲げた、
大袈裟でオドケたオトボケポーズで彼女の顔を覗き込んでみました......

「ジィィィィィィーーーーーーーーット。ジィィーー。。('◉ 。◉’)キモイデショー」

するとどうでしょう。
ポンチキでエキセントリックな視線を感じて、
本からスッ......っと顔を上げた彼女は、
僕のキモイ「ジィィー......」に対し、口元を「ニヤッ( ̄ー ̄)」っとさせ、
そのまま僕の目を少し見つめた後、また!
読んでいた本に視線を戻したのです。
ソレはさっきまで

ダメよーダメダメ!♡

と訪れる人々に言っていた感じとは明らかに違うニュアンス......
念のため、僕は彼女が本に視線を戻した後も、
しばらく同じ「オバカポーズ」でもって彼女の顔を見ていました.....が、
ノー・リアクション。
シカト。
彼女は座ったまま静かに本を読み続けています。
この時、僕の頭には、
彼女が話すこんな言葉のイメージが勝手に浮かんで来ました......



「あーー、あんた。わかってるわよ。
どーせ、この上のヘイアウ(聖地)に行きたいんでしょ?
よくいるのよ。たまに。そーいうヤカラが。
全く、何もわかっていないのにさ、
いいことあるかなー......なんて行っちゃう奴が。
わかってるわよ。もう。
ま、本当はダメだけどね。
でも、まぁ、見た所わざわざアジアの方からはるばる来た!って感じだし。
ま、悪い奴では?なさそーだし。
だらしなさそーだけど、遭難とかしなそーなタイプだし。
いいんじゃない?
朝まで降ってた大雨のせいで今日はほとんど人来てないし。
大雨警報まで出てたしさ。
ま、いいわよ。今日は。おめーわ。しょーがねー。
見て見ぬフリしとくから、さっさと行っておいで。
その代わり!
荒らすんじゃないわよ!
いいこと!その時は神に変わってお仕置きだからね!
訴えるわよ!身ぐるみ剥がすわよ!わかった!?
じゃぁ、もう私の時間を邪魔しないでちょーだい。
私は今、この
“レンジャー隊にしか出来ないダイヤモンドな恋♡”
っていう名作小説を読んでるんだから。
とっととお行き!シッ!ツッ!」



きっと、そんな感じで彼女は僕を見逃してくれたのだと.......
そんな圧倒的に自己中心的な解釈をしでかした僕さんは、
依然「ジーーッ.......」と彼女を見ながら、それでも敢えて!
本を読んでいる彼女のスグ横を通り、
「Keep Out!」と書かれている看板とロープをスルリと超え。
とうとう崖の上に続く小道の中へと入ってしまいました。



「マジか!?
入っちゃった。
ま、いっか。
行くぞ!行ったるわっ!」

と、少しコーフンした僕は、そのままエッサエッサと
南国のジャングルの中に続いている細い坂道を登って行きました。
途中には水が湧き、
流れているところもチラチラとあったりする素晴らしい南国の大自然。



そんな入り口からほんの8分程度でしょうか。
山肌に広がる熱帯雨林の中を、
まるでトンネルの様に抜けて行く小道を崖の中腹ぐらいまで登って行った時、
その道の先に、もう、明らかに開けている!場所が見えて来ました。

「きっとあそこが、アノ、フラの生まれた聖地なんだ......
きっとそうだ......」

そして僕は、その念願の聖地に立つことができました......



辿り着いた憧れのヘイアウ(聖地)は、
切り立った崖を背に海に向かって拓けて(ひらけて)いて。
とても神々しく。
僕の目には眩く(まばゆく)光り輝いていました。



————そして、とてもじゃありませんが、
そこは「靴」を履いたまま入れる様な場所ではありませんでした————————



このお話はもう少しだけ続きます。
ポンチキーズ以外の方々にはなんだか申し訳ないですのぉぉ......まいどぉぉ(*´ω`)。。




今オーストラリアでちょっとポンチキ中なのですが......
こんなパッパラーな記事を南半球なんぞで書いてるのでやんす......ね。
僕さん(*´ω`*)






ケアンズの街はなんだかとても美しいっす♪(^^)


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コメント (8)
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