12月2日に「君の名は。」が中国全国の映画館で公開されます。
中国語タイトルは直訳で「你的名字。」です。
「君の名は。」は日本公開直度から中国でも注目されていました。その理由は、
1.日本で大ヒットを記録しており話題性がある
2.新海誠の人気が中国で高い
の2つが大きいです。
もう一つ挙げるとすれば、日本での興行収入が歴代上位を占めるジブリ作品に食い込みつつあるということでしょうか。
ジブリ作品と宮崎駿監督の知名度は中国でも非常に高いです。
宮崎駿監督ほどではありませんが、新海誠監督の人気と知名度も高いです。
日本では「君の名は。」がヒットするまで、新海誠監督の名前はそれほど有名とはいえませんでしたが、中華圏では「秒速5センチメートル」の知名度が異様に高く、新海作品は作画、音楽、ストーリーの緻密さと美しさで高い支持を得ています。新海誠の名前を知らなくても、「秒速5センチメートルの監督」といえば、ピンとくる人が相当います。
中国では、初日の日付が変わる23:59または0:00の「初日午前0時上映」が流行っています。2013年頃から流行り始めています。
「君の名は。」は中国全土で公開されますが、上海だけで16の映画館で「初日午前0時上映」を行います。
つまり、上海市内だけでも、16もの映画館で12月2日の午前0時に「君の名は。」が上映されるわけです。
12月2日の0時というのは「木曜日の夜」であって週末ではありません。
この初回上演のチケットがかなり売れています。
映画チケット予約サイト「Gewara」(http://www.gewara.com/shanghai)の予約画面 11月30日午前1時頃のスクリーンショット
UME新天地影城 2号スクリーン 12月1日23:59の回 「新天地」は市内中心地にあるレストラン・バーエリアで観光地としても有名です。
なお、シネコンなので2号スクリーン満席を受け、スクリーンが追加されています。
海上影城環球港店 7号スクリーン 12月1日23:59の回 新しいショッピングモール「環球港」の中のシネコン。近くに大学・学生寮があります。
12月2日は、上海だけで174の映画館で上映が予定されています。中国全国でいうと、何千ものスクリーンで上映されることになります。
いつの間にこんなに映画館が増えたんだ・・・と思います。
まさに、映画館が激増したからこそ、日本映画が上映されるチャンスも訪れたといえます。
中国のスクリーンで上映するためには、政府の審査認可が必要です。1年間に上映できる外国映画の本数が決められており、これまではその多くがアメリカ映画に割当てられていました。それが、今年あたりから緩和され、日本映画が進出するチャンスが広がり「君の名は。」も上映に至ったのです。
「君の名は。」の公開が去年だったら、中国では劇場公開されていなかったかもしれません。
12月2日~4日の最初の週末が興行的には勝負になるわけですが、12月2日(金)の18時以降のチケットがよく売れています。
都市部の若手社会人がメインターゲットと推察されます。
虹橋芸術センター 4号スクリーン 12月2日18:55の回 地下鉄二号線の地下鉄駅からすぐそばの映画館。
SFC上海美羅店 2号スクリーン 12月2日19:35の回 繁華街・徐家匯のショッピングモールの中にあるシネコン。
中国では「君の名は。」の本編映像が流出してしまい、ネット上には比較的早い時期に海賊版が上がってしまっていました。
それにもかかわらず、映画館での正規上映に多くの人が足を運びそうです。
11月30日付のニュースで、「上映3日前の時点で中国での「君の名は。」の前売販売額は1000万元(1.6億円)を超えた」と報道されています。
「君の名は。」の日本興行収入は194億を突破し、まだ伸びる見込みです。
中国ではどのくらいの興行収入を上げられるでしょうか?
194億円は人民元に換算すると約12億元に相当します。興行収入12億人民元を超える作品は毎年何本か出ます。
今年3月に公開されたディズニー3D映画「ズートピア」の興行収入は、公開から45日で15.3億人民元を超えたと報道されています。
もし「君の名は。」が中国で「ズートピア」と超えるヒットとなれば、中国興行収入が日本の興行収入を上回る可能性が出てきます。
中国市場で日本アニメがディズニー映画を超えることは、考えにくいことではありますが、どこまで迫ることができるか注目されます。
「君の名は。」には新宿の都会的な風景、飛騨の自然、田舎の日本家屋、神社など、外国人を魅きつける日本的な要素がたくさん描かれています。
しかし、反対に、日本に対して何の興味もなく、何の知識もない外国人が見たら、あまり心に響かないかもしれません。
「君の名は。」の中国での反響を通じて、中国人が日本に対しどのような関心とイメージ、知識をもっているかが見えてくるかもしれません。
中国語タイトルは直訳で「你的名字。」です。
「君の名は。」は日本公開直度から中国でも注目されていました。その理由は、
1.日本で大ヒットを記録しており話題性がある
2.新海誠の人気が中国で高い
の2つが大きいです。
もう一つ挙げるとすれば、日本での興行収入が歴代上位を占めるジブリ作品に食い込みつつあるということでしょうか。
ジブリ作品と宮崎駿監督の知名度は中国でも非常に高いです。
宮崎駿監督ほどではありませんが、新海誠監督の人気と知名度も高いです。
日本では「君の名は。」がヒットするまで、新海誠監督の名前はそれほど有名とはいえませんでしたが、中華圏では「秒速5センチメートル」の知名度が異様に高く、新海作品は作画、音楽、ストーリーの緻密さと美しさで高い支持を得ています。新海誠の名前を知らなくても、「秒速5センチメートルの監督」といえば、ピンとくる人が相当います。
中国では、初日の日付が変わる23:59または0:00の「初日午前0時上映」が流行っています。2013年頃から流行り始めています。
「君の名は。」は中国全土で公開されますが、上海だけで16の映画館で「初日午前0時上映」を行います。
つまり、上海市内だけでも、16もの映画館で12月2日の午前0時に「君の名は。」が上映されるわけです。
12月2日の0時というのは「木曜日の夜」であって週末ではありません。
この初回上演のチケットがかなり売れています。
映画チケット予約サイト「Gewara」(http://www.gewara.com/shanghai)の予約画面 11月30日午前1時頃のスクリーンショット
UME新天地影城 2号スクリーン 12月1日23:59の回 「新天地」は市内中心地にあるレストラン・バーエリアで観光地としても有名です。
なお、シネコンなので2号スクリーン満席を受け、スクリーンが追加されています。
海上影城環球港店 7号スクリーン 12月1日23:59の回 新しいショッピングモール「環球港」の中のシネコン。近くに大学・学生寮があります。
12月2日は、上海だけで174の映画館で上映が予定されています。中国全国でいうと、何千ものスクリーンで上映されることになります。
いつの間にこんなに映画館が増えたんだ・・・と思います。
まさに、映画館が激増したからこそ、日本映画が上映されるチャンスも訪れたといえます。
中国のスクリーンで上映するためには、政府の審査認可が必要です。1年間に上映できる外国映画の本数が決められており、これまではその多くがアメリカ映画に割当てられていました。それが、今年あたりから緩和され、日本映画が進出するチャンスが広がり「君の名は。」も上映に至ったのです。
「君の名は。」の公開が去年だったら、中国では劇場公開されていなかったかもしれません。
12月2日~4日の最初の週末が興行的には勝負になるわけですが、12月2日(金)の18時以降のチケットがよく売れています。
都市部の若手社会人がメインターゲットと推察されます。
虹橋芸術センター 4号スクリーン 12月2日18:55の回 地下鉄二号線の地下鉄駅からすぐそばの映画館。
SFC上海美羅店 2号スクリーン 12月2日19:35の回 繁華街・徐家匯のショッピングモールの中にあるシネコン。
中国では「君の名は。」の本編映像が流出してしまい、ネット上には比較的早い時期に海賊版が上がってしまっていました。
それにもかかわらず、映画館での正規上映に多くの人が足を運びそうです。
11月30日付のニュースで、「上映3日前の時点で中国での「君の名は。」の前売販売額は1000万元(1.6億円)を超えた」と報道されています。
「君の名は。」の日本興行収入は194億を突破し、まだ伸びる見込みです。
中国ではどのくらいの興行収入を上げられるでしょうか?
194億円は人民元に換算すると約12億元に相当します。興行収入12億人民元を超える作品は毎年何本か出ます。
今年3月に公開されたディズニー3D映画「ズートピア」の興行収入は、公開から45日で15.3億人民元を超えたと報道されています。
もし「君の名は。」が中国で「ズートピア」と超えるヒットとなれば、中国興行収入が日本の興行収入を上回る可能性が出てきます。
中国市場で日本アニメがディズニー映画を超えることは、考えにくいことではありますが、どこまで迫ることができるか注目されます。
「君の名は。」には新宿の都会的な風景、飛騨の自然、田舎の日本家屋、神社など、外国人を魅きつける日本的な要素がたくさん描かれています。
しかし、反対に、日本に対して何の興味もなく、何の知識もない外国人が見たら、あまり心に響かないかもしれません。
「君の名は。」の中国での反響を通じて、中国人が日本に対しどのような関心とイメージ、知識をもっているかが見えてくるかもしれません。
中国でこんなに早く公開されるのですね。
そしてこれも政府の審査があるんですね!
阿姐さんも観に行かれますか?
日本で大ヒットしましたが(今も)
中国ではどうでしょう。
楽しみですー!!
私は見てません。
見に行った妹がアメリカ版の「イルマーレ」のパクリだと言ってました(爆)
私は韓国のしか見てませんが。
音楽もBUMP OF CHICKENのパクリだと。
どれだけヒットするのかな?
ネット配信のみの映画・ドラマは、ついこないだまで政府審査の空白地帯だったのですが、いまは管理が厳しくなってしまいましたね。。
「君の名は。」、映像がすごくきれいで最初から最後までずっと引き込まれる映画ですね。
中国でもオリジナルと同じ、107分版が上映されるようです。今終末上海でも観る予定です
「言の葉の庭」もフィルム祭の一環として劇場公開されていたし、「君の名は。」も一般公開の前に招待上映されてます。中国の業界関係者に新海監督ファンがかなり多いのではと思います。
「君の名は。」は、普段から映画をよく観ている人たちからすると、「あれ、どっかで観たような・・・」というデジャブの連続かもしれません^^;
でも、普段映画をそれほど観ない人たちを大勢映画館に足を運ばせたのは偉業だと思います!
今年に入って、中国の劇場では日本アニメ映画がたくさんかかるようになり、ナルトBORUTO、ちびまるこちゃん、ワンピース・フィルムゴールド、コナン劇場版「純黒の悪夢」も上映されています。
興行的には「君の名は。」が一番期待度が高いです。
それにしても、ワンピース「海贼王」じゃなく「航海王」になってましたね。。。やっぱり海賊版との差をつけようってことでしょうか。ワンピースに思い入れはありませんが、慣れ親しんだ名前が変わることや、漫画のイメージから考えても「海贼王」の方がしっくり来る気がします。。
私は最近遊んでばかりいるような気がします。
「君の名は。」中国でも見ました。中国で見た方が面白く感じました。
ワンピースの正規版は「航海王」で統一されてますね。台湾の東立から単行本が出たときから「航海王」だと思います、多分・・・。
大陸では海賊版アニメの字幕組が長い間「海賊王」だったから「海賊王」が定着していても不思議はないのですが、台湾は比較的早い時期に正規版の「航海王」で出していったはずなのに、どのタイミングで、どういうルートで「海賊王」が普及してしまったのか気になります。
東京スカイツリーの公式中国語は「東京晴空塔」だけど、中国人はほぼ100%「天空樹」と呼んでるのと同じですね・・・。あれはほんと尴尬ですよね・・・。