上海阿姐のgooブログ

FC2ブログ「全民娯楽時代の到来~上海からアジア娯楽日記」の続きのブログです。

イギリスの人気ドラマシリーズ「Wild at Heart」、中国CCTV8(中央電視台ドラマチャンネル)で放送中

2014年01月25日 | エンタメの日記
最近「Wild at Heart」というドラマに夢中になっています。「Wild at Heart」で日本サイトを検索すると、嵐の記事が大量にヒットします。または1990年制作のデビッド・リンチ監督の同名映画が検索されます。私がはまっている「Wild at Heart」はイギリスのテレビドラマです。
「Wild at Heart」は南アフリカの自然保護区で獣医として働くイギリス人一家の物語ですが、ドキュメンタリータッチの映像でアフリカの自然と動物たちが生き生きと描かれています。1話約45分、1話ごとにエピソードが完結する形式なので脚本のテンポが非常によく、ものすごく面白いドラマです。キャストも全員が演技派で申し分ありませんが、それ以上に脚本とカメラワークが本当に素晴らしいです。
「Wild at Heart」は2006年1月からイギリスITVで放送開始し、2006年から2012年の間に合計7シリーズ制作されています。イギリス放送中は国民的人気を博したと言われています。
wiki:http://en.wikipedia.org/wiki/Wild_at_Heart_(TV_series)



主なキャスト:
Stephen Tompkinson
Amanda Holden
Lucy-Jo Hudson
Deon Stewardson など



獣医の一家の物語ということでチーターの出産シーンなども出てくるのですが、非常にリアルな映像で、いったいどうやって作ったんだろう・・・?と普段アジアドラマばかり見ている阿姐には驚くことばかりのドラマです。ドラマの根底にヨーロッパ人のアフリカに対する憧れと距離感があり、アジア人には決して作れないドラマだと思いました。登場人物が個性的ながらも全員知的な存在であるのは一種の美化なのか、イギリスの知的水準の現れなのか、それともドラマ制作局の方針なのでしょうか。

中国では2012年5月から「心之曠野」というタイトルでCCTV(中央電視台)ドラマチャンネルで放送されました。2014年1月現在ちょうど再放送中です。全65話のはずですが、中国で放送されるのは34話です。34話は第1シリーズから第4シリーズに該当します。CCTV8は海外のドラマを多く放送しますが、音声は基本的に中国語吹替え版を放送します。しかし「Wild at Heart」はCCTV8にしては珍しく英語音声+中国語字幕で放送しています。
中国のテレビで放送される海外ドラマは、香港、台湾、韓国、日本、アメリカ、タイ、インドのドラマなどがありますが、CCTV8ではシンガポールドラマ、オーストラリアドラマなど他の局では放送しないような国のドラマも放送しています。作品的にもちょっと変わったチョイスをします。以前は「牡丹と薔薇」(東海テレビの昼ドラ)の中国語吹替え版を放送していました。CCTVは当局に最も近い国営テレビ局です。

「Wild at Heart」ではシリーズの途中で主要キャラが物語から姿を消すのですが、どうしてこういう展開になったのか非常に不思議です。アフリカロケということで撮影スケジュールが合わなくなり、こういう展開にせざるを得なかったのでしょうか・・・?放送中は視聴率の浮き沈み、いつシリーズが完結するのかなど取り沙汰されることもあったようです。
コメント (10)
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パンダと不動産と三国志の都・成都~成都パンダ基地訪問

2014年01月21日 | 普通の日記
先日四川省成都にある「パンダ基地」(成都大熊猫繁育研究基地)に行ってきました。ここは中国最大規模のパンダの繁殖・生育基地です。観光用に一般公開されており「パンダ専門動物園」といったかんじのところです。赤ちゃんパンダから高齢パンダまで、たくさんのパンダを見学することができる成都のメジャー観光地の一つです。

成都大熊猫繁育研究基地(パンダ基地)
入場料:大人58元(2014年1月現在/日本円換算約1000円)
オフィシャルサイト(日本語版もあります)
http://www.panda.org.cn/

■正面ゲート。国内客が多いですが、欧米人の観光客の姿も目立ちます。


■チケット


交通機関は、成都市内の「新南門バスターミナル」から出ている直通バスが便利ですが、直通バスの運行時間やバスの乗り方がよく分からない場合はタクシーを使ってもいいと思います。ひどい渋滞にぶつからなければ、成都市街地から片道30分~45分で着くので、50元から100元の間で足りると思います(日本円換算で片道1700円以内)。
帰りは、正面ゲートを入ってすぐのところに直通バス(直通車)のチケット売場があるので、切符を買いやすいです。直通バスは1時間に1本くらいの間隔で運行されています。ゲート前にタクシーも何台か止まっています。

パンフレットには3時間コース、1.5時間コースがモデルプランとして設定されていますが、全体をざっくり見るだけでも最低2時間はかかると思います。ゆっくり見たら半日かかります。園内は有料カートが走っていますが、カートが運行しているエリアは限られているので、かなり歩くことになります。また、園内は広く道が蛇行しているので迷いやすいです。1.5時間などの短時間で見学したい場合、ガイドさんを頼んで引導してもらった方がいいです。

パンダ基地では、パンダが屋外で過ごしている姿を見ることができます。パンダは生殖能力が極めて低いことで有名ですが、近年は安定的に繁殖に成功しており、園内のパンダの数は100頭を超えています。

■成獣パンダ。午後は特にごろごろしています。


■パンダが何匹もいて、適当に転がっています。石なのかパンダなのかよく分からないときがあります。毛がだいぶ汚れています。


■成獣パンダ。


成獣になると単体で生活する習性で、食べているか寝ているかのどちらかですが、赤ちゃんパンダは本当に可愛らしく仲間と遊びんでころころ転がっています。
■生まれたばかりの赤ちゃんパンダ。


■1歳未満の子供パンダ。午後になっても皆でご飯を食べている。手で上手に竹を持ちます。


■幼年パンダ。




■かなり近い距離でパンダを見ることができます。


パンダたちが食べている竹は、原生林から輸送したものだそうです。しかもパンダは、草食化したにも関らず、肉食動物の胃の仕組みをしており、消化効率が悪いです。野生のパンダは1日8時間活動し、8時間のうち4時間は食物の竹を探して歩き、残りの4時間は竹を食べる時間と言われます。人間に育成されているパンダたちは、自分で食物を探す必要がないので、食べる時間以外は寝ています。パンダの育成には莫大なお金がかかります。「パンダ基地」では、企業が育成資金を寄付し、パンダの“養い親”(フォスターペアレンツ)になるという仕組みが取られています。パンダの成育費を引き受ると、パンダの名付け親になることができます。2~3年の期間限定援助も可能です。日系企業では、東芝グループの中国現地法人がパンダの期間限定スポンサーになっていました。パンダの名前は「東東」(トントン)と「芝芝」(ジージー)です・・・。

■香港のテレビ局「鳳凰衛視」(フェニックステレビ)が“生涯フォスターペアレント”になったことの記念碑。2匹のパンダに「鳳鳳」(フェンフェン)と「凰凰」(ホアンホアン)と命名。


■モトローラの中国法人が“生涯フォスターペアレンツ”に。


パンダ基地では「お金を払えばパンダを抱いて一緒に写真を撮ることができる」と聞いていました。こういう言い方をすると、パンダを使ったえげつないお金儲けのように思われますが、実際には、パンダを知る学習プログラムに参加し、そのプログラムの過程でパンダを触り、写真撮影もできるという形が取られています。プログラムの参加費は「2000元以上」(今のレートで約35000円以上)です。受入人数、申込時間に制限があるので、「2000元払えばいつでもパンダと写真が撮れる」というわけではないです。

現在野生のパンダが生息する地域は極めて少なくなっており、生息が確認される地域は四川省、陝西省、甘粛省などごく僅かです。パンダ基地のことを「パンダの故郷」と呼んでいた人もいるので、静かな山奥にあるのかと思っていましたが、全然違いました。原生林とはほど遠い環境にあり、郊外の農地を買取ってパンダ園を建設したようなかんじでした。
いま成都は内陸の中核都市として経済成長が著しく、不動産建設ラッシュです。パンダ基地がある郊外にもマンション建設が迫っています。パンダの生息地が減少したのは、人間が自然環境を奪ったことが大きな要因の一つです。一方、基地内のパンダの数が増えたのは研究技術の進歩と資金のおかげです。その資金は中国経済の成長にかかっており、中国経済を左右するのは不動産業と言われています。成都では、不動産建設とパンダの繁殖、二つの「成長」を同時に見ることができます。私自身、元旦から成都に行ったのは、パンダを見るためではなく、友人が成都郊外に購入したマンションの引渡しに同行するためでした。

■パンダ基地園内。


■成都市内から郊外のパンダ基地へ向う間の風景。郊外にも大規模マンションの建設が進んでいます。
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SUPERJUNIOR、f(x)が広告モデルの韓国ブランドSPAO上海店がオープン

2014年01月04日 | エンタメの日記
韓国のカジュアル服ブランド「SPAO」の中国店舗がオープンしました。中国店舗は上海と北京の二ヶ所で、上海店は2013年12月9日(月)に開店したばかりです。
「SPAO」はSuperJuniorとf(x)が広告モデルを務めています。

SPAO上海店住所:上海市黄浦区西蔵中路336号 (西蔵中路と九江路の角。地下鉄人民広場14号出口付近)
人民広場駅のすぐ近くです。南京路歩行者天国と西蔵中路がぶつかる十字路のやや南側にあります。隣に春秋航空の旅行社オフィスがあります。

■SPAO上海店 正面入口 シウォンとクリスタルがお出迎え。


■側面(九江路側)のディスプレイ


■12月15日オープンしてから最初の週末には店頭に行列ができていました。


オープンしたばかりの店内には、SuperJuniorやf(x)の広告オブジェクトやモニター映像が大量にあります。メンバーの個性やイメージに合わせたファッション、シチュエーションになっており、モニター映像のコンテンツが豊富なので1時間くらい店にいても飽きないかもしれません。

■1階:女性服/2階:女性服/3階:男性服というフロア設計になっています。


1階、2階はSuperJuniorとf(x)のメンバーがミックスでモデルになっています。SUJUはドンヘ、ウニョク、ソンミン、f(x)はクリスタル、スルリ、ビクトリアが多く登場します。
(SUJUの広告参加メンバーは、カンイン、シンドン、ソンミン、シウォン、ドンヘ、ウニョク、リョウク、キュヒョン、f(x)は5人全員。)

■店内のエスカレータ脇、レジのバックボードにはモニターがあり、SuperJunior、f(x)のモデル映像が流れます。モニター映像がなかなかよく出来ています。


3フロアの中で意外と賑わっていたのが、3階の男性服のコーナーです。
SPAOはいわゆるファストファッションに属するブランドで、女性向けの服はカラフルで可愛らしいカジュアルなデザインがほどんとで、学生~20代を対象年齢にしていると思います。これに対して男性服は対象年齢が高く、オフィスファッションとして通用する商品が置かれています。中国には若い子向けのカジュアル服はたくさんありますが、手頃な値段とデザインの男性ビジネス服は少ないので重宝するのではと思いました。ユニクロの紳士服と比べると、SPAOはヨーロッパ(イギリス)風を意識しているようなデザインでした。

3階の広告に登場するのは主にシウォン、キュヒョン、ウニョクです。
こういう少しフォーマルなファッションになると、シウォンが大活躍です。さすが「SuperJuniorの表紙担当」と言われただけあります。キュヒョンも落ち着いたトラッド系ファッションが似合います。3階紳士服フロアではドンヘよりウニョクの出番が多いです。3階のウニョク広告がすごくかっこよく見えます。ウニョクが紳士服のモデルをやるようになるとは思ってもみませんでした。

■SPAOメンズファッション。一部の商品は中国向けにデザインされたもののようです。
  

SuperJuniorの中で一番変わったのはウニョクかもしれません。

私はSuperShowは中国で1、2、3まで観ましたが、4以降は観ていません。メンバーの変更と体制の変遷についていけなくなり、楽しむ自信がなくなったのです。

先日、ロンドン在住のお友達からロンドンSuperShow5(2013年11月9日ロンドンWembley Arena)の貴重なレポと感想をいただき、その中でもウニョクの活躍について触れられていてました。

「今迄見たスパショの中では、ウニョクが本当に責任を取ってというか、リーダーシップ発揮していたと共に、とても楽しんでいる感じでした。ドンヘと二人のステージの時に、スタンド席に飛び込んだり、ROCKSTARの時にシウォンと上半身脱いで見たり、英語も挑戦してみたりと、一番成長した印象を受けました。」

私はSPAOの広告しか見れてませんが、それでもウニョクの成長を感じました。

SuperJuniorもデビューしてから8年が経ち、K-POP界のベテラングループになっています。しかしアイドル性は健在で、SuperJuniorの広告でデコレーションされたSPAOの店にいると気分がアップします。SuperJuniorのコンサート「SuperShow」に代表されるように、人を楽しい気持ちにさせる力がSuperJuniorにはあります。

いまSPAO上海店で使われている広告は開店に合わせた冬季服のものなので、しばらくすると変わってしまうと思います。中国に進出する韓国系ブランドの店舗は、韓国芸能人を全面に押し出した広告展開をすることがありますが、一般的に、オープン時が一番気合いを入れた広告を作ります。春季以降はどういうディスプレイになるのかは分かりません。上海のど真ん中、非常に交通の便の良いところにあるので、人民広場付近を通りかかる機会があればぜひ入ってみてください!韓国ファッションブランドの中国進出は多いですが、撤退も多く、移り変わりが激しい印象があります。SPAO上海・北京店舗のオープンは、最新の韓国服飾ブランドの出店例としても見る価値があると思います。

■西蔵中路と南京東路付近の街頭広告。開店記念広告なので期間限定広告だと思います。
  

【ご挨拶】
明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いしますm(__)m
今年は短い記事にして回数多めに投稿することを心がけます!
スマホのブラウザにパケット量制限を設定している場合、阿姐ブログは長すぎて全文表示できないようです=_=#
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