4月17日に放送スタートした台湾ボーイズグループオーディション番組「原子少年」(ATOM BOYZ)が決勝戦を終え、デビューグループが決定しました。決勝ステージで1位となり、デビューグループを果たしたのは「天王星」(URANUS)です。
「原子少年」は80名の男子がグループデビューをかけてパフォーマンスを競う台湾のオーディション番組です。
(詳細は過去記事をどうぞ:台湾ボーイズアイドルオーディション番組「原子少年」(ATOM BOYZ)放送スタート)
いわゆる「PRODUCE 101」フォーマットとは異なり、最初から参加者が8つのグループに分けられており、グループ単位で競い合います。
80名の参加者は、太陽系の惑星である水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8グループに振り分けられ、初期段階では各グループに10名のメンバーがいます。
それぞれのグループに特徴・コンセプトがあります。最初はコンセプトに合わせたパフォーマンスが展開されていましたが、準決勝以降は「純KPOP」といっていいスタイルになっていました。
●番組の流れ
番組の本編は「原子少年ATOM BOYZ」公式YouTubeチャンネルで視聴できます。
https://www.youtube.com/channel/UCQarhowx2x0qbeB8d4AeUZQ
EP1/EP2:8つの惑星のお披露目パフォーマンス(過去記事)
EP3/EP4/EP5:8つの惑星+台湾の先輩アイドルとコラボパフォーマンス(過去記事)
EP6/EP7:8つの惑星が2グループずつの組になり、ダンスとボーカルに分けたパフォーマンスで競い合う。天王星+地球、火星+土星、木星+海王星、金星+水星が組みになる。最下位になった木星と海王星が敗退し解体される。残りの惑星は6つなので、木星から3人、海王星から3人が選ばれ、他の惑星に移籍する。
EP8/EP9:残った6つの惑星が本来のコンセプトとは異なるスタイルでパフォーマンスを披露。土星が敗けて解体される。4名の審査員に救済された4名が土星から別の惑星に移籍する。
EP10/EP11:準決勝。地球、水星、金星、火星、天王星の5グループが参戦し、点数が最下位だった火星が敗退。
EP12(7月17日放送)決勝:地球、水星、金星、天王星の4グループが決勝に進出。天王星が地球に僅差で勝ってグループデビューする。
●「原子少年」の特徴
・パフォーマンスで使われる曲を番組の音楽スタッフがオリジナル制作している。KPOP調の楽曲が多いですが、全体的に曲がいいです。
・コロナの影響により番組の進行が大幅に遅れた。2020年12月には参加者80名が確定しており、制作発表会も開かれたが、コロナの影響で撮影が1年近く延期された。正式に放送がスタートしたのは2022年4月17日。番組が始まるまでの1年余りの間に予備活動が行われており、オーディション番組の定番である「全員参加テーマ曲」のパフォーマンスは、正式に放送がスタートする前にYoutubeで公開された。
・番組がやっとスタートしたと思ったら、オミクロン株の大流行を受け、参加者から陽性者が大量発生。番組収録が一時中止され、番組後半は参加者がマスクをしたままのシーンが目立った。
・決勝戦が生放送ではなかった。決勝戦は7月17日に放送されたが、収録されたのは6月10日。
決勝戦が生放送ではなかったため、視聴者一般投票の影響は相対的に小さいです。
決勝では、水星、地球、金星、天王星の4グループが競い合い、番組審査員、トレーナー、現場観客などの投票により優勝グループが決まりました。順位はグループ単位で争われ、個人の順位は出ません。
決勝戦でトップの点数を出し、デビューグループとなったのは「天王星」です。
天王星デビューメンバー:高胥崴、小孩、蔡承祐、高有翔、吳昱廷、金雲(木星から移籍)、唐立傑(土星から移籍)の7名。

※上の写真は天王星の初期メンバー。
天王星は「ヒップホップアイドル」をコンセプトにスタートしたグループですが、天王星をデビューに導いたのは小孩(シャオハイ)です。
小孩(KID) 本名:何世華 170㎝/55kg 2002年4月10日生まれ

番組スタート時、天王星の人気は最下位でした。ところが、パフォーマンスを重ねるごとに、小孩(シャオハイ)の人気が上がり、最終的には圧倒的な支持を集めて天王星をデビューに導きました。小孩は小柄ですが、表情の作り方がうまくて舞台度胸もあり、「台湾にこんな子がいるんだ」と見る者を驚かせる存在でした。声質にも特徴があり、やや高めのトーンのラップは聞き取りやすくトレーナーから高く評価されていました。
天王星のメンバーの一人、高胥崴(ガオ・シューウェイ)は1998年生まれ(現在24歳)、179cm/66kg、社会人として保険会社に勤務しながら番組に参加していました。本人もまさかデビューできるとは思っていなかったようですが、努力家で、1回目の公演から最後の公演まですべてメンバーに選ばれる実力派です。
決勝戦の点数は、天王星と地球が僅差で、番組側としては本当は地球を勝たせたかったのかなという気がします。
「地球」の決勝進出メンバー:林佳辰、周祖安、周子翔、傅俊傑、陳廷軒、林煥鈞、黄文廷

地球には番組側が一番推していた林佳辰(リン・ジャーチェン)がいます。
林佳辰(リン・ジャーチェン) 180cm/64kg 2000年6月5日生まれ

林佳辰はアイドルらしい華やかな顔立ちで、身長が高くスタイルもいいです。歌・ダンスともに一定以上の実力があり、目立った短所はありません。誰が見てもアイドルの素質十分なのですが、パフォーマンスの中でものすごく目を引く瞬間があったかというと、自分を出しきれていないようなところがありました。他の参加者が体当たりで挑んでいたこともあり、パフォーマンスでのインパクトが若干弱かったです。
さらに「地球」には、練習生歴が長く安定した実力を持つ林煥鈞が途中から移籍したことにより、番組側は「地球」をデビューさせたいんだろうなと思っていました。
金星:中性美をコンセプトとする金星。実力のバランスとコンセプト表現力はダントツでした。「原子少年」を面白くした最大の功労者は金星だと思います。

「金星」の決勝進出メンバー:藍弟、巴比(Bobby)、鄭明德、Nelson、許孟維、廖學文、蔡朕
プロのダンス講師でもある実力者・藍弟(ランディ)を中心として、ダンス、ボーカルの実力者が揃っており、パフォーマンス度胸が最強でした。
巴比、廖學文、Nelsonの歌唱力に、蔡朕(ツァイ・ジェン)の個性的でセクシーなダンス、他のグループとは一線を画す表現力を見せつけていました。
その他には、海王星から地球に移籍し「色気の教科書」と呼ばれた周子翔、まだ高校生ながらダンスの実力者・水星の林毓家、李秉諭、182cmのモデル体型でワイルドなパフォーマンスをする火星の夏浦洋など、各グループに実力、個性のある参加者がたくさんいました。
「原子少年」からは2つのグループがデビューします。
1つは決勝戦で優勝した「天王星」です。もう1つは現在行われているネット人気投票の結果により決まる、5人組のグループです。
投票期間は2022年7月18日12:00から8月10日23:59までです。人気からすると、林佳辰と林煥鈞が入るのは確実と思われます。5位はかなりの接戦になると予想されます。
2022年7月24日時点の投票結果。投票締切まであと17日。「原子少年」投票公式サイト:https://atomboyz.beanfun.com/
「地球」のメインメンバーであった林佳辰、黄文廷、周祖安、林煥鈞、周子翔の5人が現在人気投票上位に入っており、ファンは「地球」をデビューさせようとしているのかもしれません。
「原子少年」は80名の男子がグループデビューをかけてパフォーマンスを競う台湾のオーディション番組です。
(詳細は過去記事をどうぞ:台湾ボーイズアイドルオーディション番組「原子少年」(ATOM BOYZ)放送スタート)
いわゆる「PRODUCE 101」フォーマットとは異なり、最初から参加者が8つのグループに分けられており、グループ単位で競い合います。
80名の参加者は、太陽系の惑星である水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8グループに振り分けられ、初期段階では各グループに10名のメンバーがいます。
それぞれのグループに特徴・コンセプトがあります。最初はコンセプトに合わせたパフォーマンスが展開されていましたが、準決勝以降は「純KPOP」といっていいスタイルになっていました。
●番組の流れ
番組の本編は「原子少年ATOM BOYZ」公式YouTubeチャンネルで視聴できます。
https://www.youtube.com/channel/UCQarhowx2x0qbeB8d4AeUZQ
EP1/EP2:8つの惑星のお披露目パフォーマンス(過去記事)
EP3/EP4/EP5:8つの惑星+台湾の先輩アイドルとコラボパフォーマンス(過去記事)
EP6/EP7:8つの惑星が2グループずつの組になり、ダンスとボーカルに分けたパフォーマンスで競い合う。天王星+地球、火星+土星、木星+海王星、金星+水星が組みになる。最下位になった木星と海王星が敗退し解体される。残りの惑星は6つなので、木星から3人、海王星から3人が選ばれ、他の惑星に移籍する。
EP8/EP9:残った6つの惑星が本来のコンセプトとは異なるスタイルでパフォーマンスを披露。土星が敗けて解体される。4名の審査員に救済された4名が土星から別の惑星に移籍する。
EP10/EP11:準決勝。地球、水星、金星、火星、天王星の5グループが参戦し、点数が最下位だった火星が敗退。
EP12(7月17日放送)決勝:地球、水星、金星、天王星の4グループが決勝に進出。天王星が地球に僅差で勝ってグループデビューする。
●「原子少年」の特徴
・パフォーマンスで使われる曲を番組の音楽スタッフがオリジナル制作している。KPOP調の楽曲が多いですが、全体的に曲がいいです。
・コロナの影響により番組の進行が大幅に遅れた。2020年12月には参加者80名が確定しており、制作発表会も開かれたが、コロナの影響で撮影が1年近く延期された。正式に放送がスタートしたのは2022年4月17日。番組が始まるまでの1年余りの間に予備活動が行われており、オーディション番組の定番である「全員参加テーマ曲」のパフォーマンスは、正式に放送がスタートする前にYoutubeで公開された。
・番組がやっとスタートしたと思ったら、オミクロン株の大流行を受け、参加者から陽性者が大量発生。番組収録が一時中止され、番組後半は参加者がマスクをしたままのシーンが目立った。
・決勝戦が生放送ではなかった。決勝戦は7月17日に放送されたが、収録されたのは6月10日。
決勝戦が生放送ではなかったため、視聴者一般投票の影響は相対的に小さいです。
決勝では、水星、地球、金星、天王星の4グループが競い合い、番組審査員、トレーナー、現場観客などの投票により優勝グループが決まりました。順位はグループ単位で争われ、個人の順位は出ません。
決勝戦でトップの点数を出し、デビューグループとなったのは「天王星」です。
天王星デビューメンバー:高胥崴、小孩、蔡承祐、高有翔、吳昱廷、金雲(木星から移籍)、唐立傑(土星から移籍)の7名。

※上の写真は天王星の初期メンバー。
天王星は「ヒップホップアイドル」をコンセプトにスタートしたグループですが、天王星をデビューに導いたのは小孩(シャオハイ)です。
小孩(KID) 本名:何世華 170㎝/55kg 2002年4月10日生まれ

番組スタート時、天王星の人気は最下位でした。ところが、パフォーマンスを重ねるごとに、小孩(シャオハイ)の人気が上がり、最終的には圧倒的な支持を集めて天王星をデビューに導きました。小孩は小柄ですが、表情の作り方がうまくて舞台度胸もあり、「台湾にこんな子がいるんだ」と見る者を驚かせる存在でした。声質にも特徴があり、やや高めのトーンのラップは聞き取りやすくトレーナーから高く評価されていました。
天王星のメンバーの一人、高胥崴(ガオ・シューウェイ)は1998年生まれ(現在24歳)、179cm/66kg、社会人として保険会社に勤務しながら番組に参加していました。本人もまさかデビューできるとは思っていなかったようですが、努力家で、1回目の公演から最後の公演まですべてメンバーに選ばれる実力派です。
決勝戦の点数は、天王星と地球が僅差で、番組側としては本当は地球を勝たせたかったのかなという気がします。
「地球」の決勝進出メンバー:林佳辰、周祖安、周子翔、傅俊傑、陳廷軒、林煥鈞、黄文廷

地球には番組側が一番推していた林佳辰(リン・ジャーチェン)がいます。
林佳辰(リン・ジャーチェン) 180cm/64kg 2000年6月5日生まれ

林佳辰はアイドルらしい華やかな顔立ちで、身長が高くスタイルもいいです。歌・ダンスともに一定以上の実力があり、目立った短所はありません。誰が見てもアイドルの素質十分なのですが、パフォーマンスの中でものすごく目を引く瞬間があったかというと、自分を出しきれていないようなところがありました。他の参加者が体当たりで挑んでいたこともあり、パフォーマンスでのインパクトが若干弱かったです。
さらに「地球」には、練習生歴が長く安定した実力を持つ林煥鈞が途中から移籍したことにより、番組側は「地球」をデビューさせたいんだろうなと思っていました。
金星:中性美をコンセプトとする金星。実力のバランスとコンセプト表現力はダントツでした。「原子少年」を面白くした最大の功労者は金星だと思います。

「金星」の決勝進出メンバー:藍弟、巴比(Bobby)、鄭明德、Nelson、許孟維、廖學文、蔡朕
プロのダンス講師でもある実力者・藍弟(ランディ)を中心として、ダンス、ボーカルの実力者が揃っており、パフォーマンス度胸が最強でした。
巴比、廖學文、Nelsonの歌唱力に、蔡朕(ツァイ・ジェン)の個性的でセクシーなダンス、他のグループとは一線を画す表現力を見せつけていました。
その他には、海王星から地球に移籍し「色気の教科書」と呼ばれた周子翔、まだ高校生ながらダンスの実力者・水星の林毓家、李秉諭、182cmのモデル体型でワイルドなパフォーマンスをする火星の夏浦洋など、各グループに実力、個性のある参加者がたくさんいました。
「原子少年」からは2つのグループがデビューします。
1つは決勝戦で優勝した「天王星」です。もう1つは現在行われているネット人気投票の結果により決まる、5人組のグループです。
投票期間は2022年7月18日12:00から8月10日23:59までです。人気からすると、林佳辰と林煥鈞が入るのは確実と思われます。5位はかなりの接戦になると予想されます。
2022年7月24日時点の投票結果。投票締切まであと17日。「原子少年」投票公式サイト:https://atomboyz.beanfun.com/
「地球」のメインメンバーであった林佳辰、黄文廷、周祖安、林煥鈞、周子翔の5人が現在人気投票上位に入っており、ファンは「地球」をデビューさせようとしているのかもしれません。
