2015年、中国のアニメ・マンガ界で注目されたキーワードの一つが「条漫」です。
これはWeb媒体、特にスマホ、タブレットでの閲覧に合わせて、ページをめくる代わりに上から下へとスクロールさせて読む漫画のことです。
その代表といえるのが、韓国のWebtoon(ウェブトゥーン)、いわゆる「LINEマンガ」です。
中国では2015年7月から動画サイト大手の「Youku&Tudou」(優酷&土豆)がサイトにWebtoonを連接し、本格的にプロモーションが始まりました。
Tudouと連接のWebtoon:http://webtoon.tudou.com/
これと並行して、Naverが運営するWebtoon中国語版サイトもあります。
http://www.webtoons.com/
Naver Webtoon中国語サイト スマホ版

韓国の漫画は「Manhwa」(マンファ、韓国語のマンガのローマ字発音)として、アジアサブカルの一角として確立されています。
Webtoon、ひいては韓国マンガ全体の中でも人気の高い作品の一つが、ノブレス(NOBLESS)です。日本でも「LINEマンガ」として配信されています。
ノブレスは日本ではあまり知られていないかもしれませんが、世界の漫画ファンの間で非常に人気ある作品です。
ノブレス中国語版 中国語タイトルは「大貴族」

Webtoonが正式に中国に正式に上陸する前から「ノブレス」はネットにアップされており、人気がありました。
今年の2月5日、Webtoonの中国提携先である動画サイト「Youku&Tudou」でノブレスのOVA版が公開されました。

このOVAを制作しているのはProduction I.Gで、アニメ「黒子のバスケ」の多田俊介監督が制作しています。
現在中国で配信されているバージョンは中国語音声版です。
韓国漫画を、日本のアニメ制作会社が制作して、中国語でアフレコする・・・・
というミックス展開が行われています。
この、Youku&Tudou配信・Production I.G制「ノブレス OVA」ですが、まず、作画はキレイで原作のイメージにも合っています。
しかし、話の展開が早すぎます!!
のっけっから、えっと驚くほどの早さで話が展開します。
「あのシーンを1カットで終わらせちゃったの??」と戸惑っているうちに、
僅か30分足らずのOVAで、原作でいうと1話から78話あたりまで話が進んでしまいました。びっくりです。
OVAというより、超ロングバージョンのPVみたいです。


最後に「Webtoonで連載中のノブレス全編をお読みください」というテロップと漫画サイトへのリンクが出てくるので、
「詳しくは原作漫画を読んで下さい」ということで、OVAは駆け足で展開させたのかな・・・とは思いますが、
それにしても・・・。

中国の視聴者の間では、声優(中国語)に対する不満が多いようです。
確かに、中国人声優の演技というか、スタイルが、ノブレスの雰囲気にあまり合っていないように思います。
テレビドラマや映画などのアフレコに多く見られる、抑揚の強い話し方をしています。
原作のノブレスは、音を文字で表現することに特徴があり、独特の世界観を作り出しています。
声優の演技はもっと抑えが効いているほうがいいと思いますが、日本と違ってアニメ声優の層がそこまで厚くないので、致し方ないのかもしれません。
私が最初にノブレスのことを知ったのは2年ほど前で、フランス人の漫画好きの女の子に薦められました。
その子は当時大学生で、アニメや漫画が大好きで、日本語も非常に流暢でした。
連載中のノブレスに夢中になっていて、彼女の周りの友達もみんなはまっていると言っていました。
ノブレスは、怪物の描き方などがヨーロッパのセンスに近いのかもしれません。
【おまけ】銀座 CHANEL NEXUSにて開催されていた「エンキ・ビラル展」。バンド・デシネの表現とノブレスは共通するものがあるかも・・。

【おまけ2】
OVAを見てから主人公のライが「あんさんぶるスターズ」の朔間零に見えて仕方ありません・・・!あんスタの方が後ですが・・・。
これはWeb媒体、特にスマホ、タブレットでの閲覧に合わせて、ページをめくる代わりに上から下へとスクロールさせて読む漫画のことです。
その代表といえるのが、韓国のWebtoon(ウェブトゥーン)、いわゆる「LINEマンガ」です。
中国では2015年7月から動画サイト大手の「Youku&Tudou」(優酷&土豆)がサイトにWebtoonを連接し、本格的にプロモーションが始まりました。
Tudouと連接のWebtoon:http://webtoon.tudou.com/
これと並行して、Naverが運営するWebtoon中国語版サイトもあります。
http://www.webtoons.com/
Naver Webtoon中国語サイト スマホ版

韓国の漫画は「Manhwa」(マンファ、韓国語のマンガのローマ字発音)として、アジアサブカルの一角として確立されています。
Webtoon、ひいては韓国マンガ全体の中でも人気の高い作品の一つが、ノブレス(NOBLESS)です。日本でも「LINEマンガ」として配信されています。
ノブレスは日本ではあまり知られていないかもしれませんが、世界の漫画ファンの間で非常に人気ある作品です。
ノブレス中国語版 中国語タイトルは「大貴族」



Webtoonが正式に中国に正式に上陸する前から「ノブレス」はネットにアップされており、人気がありました。
今年の2月5日、Webtoonの中国提携先である動画サイト「Youku&Tudou」でノブレスのOVA版が公開されました。

このOVAを制作しているのはProduction I.Gで、アニメ「黒子のバスケ」の多田俊介監督が制作しています。
現在中国で配信されているバージョンは中国語音声版です。
韓国漫画を、日本のアニメ制作会社が制作して、中国語でアフレコする・・・・
というミックス展開が行われています。
この、Youku&Tudou配信・Production I.G制「ノブレス OVA」ですが、まず、作画はキレイで原作のイメージにも合っています。
しかし、話の展開が早すぎます!!
のっけっから、えっと驚くほどの早さで話が展開します。
「あのシーンを1カットで終わらせちゃったの??」と戸惑っているうちに、
僅か30分足らずのOVAで、原作でいうと1話から78話あたりまで話が進んでしまいました。びっくりです。
OVAというより、超ロングバージョンのPVみたいです。


最後に「Webtoonで連載中のノブレス全編をお読みください」というテロップと漫画サイトへのリンクが出てくるので、
「詳しくは原作漫画を読んで下さい」ということで、OVAは駆け足で展開させたのかな・・・とは思いますが、
それにしても・・・。

中国の視聴者の間では、声優(中国語)に対する不満が多いようです。
確かに、中国人声優の演技というか、スタイルが、ノブレスの雰囲気にあまり合っていないように思います。
テレビドラマや映画などのアフレコに多く見られる、抑揚の強い話し方をしています。
原作のノブレスは、音を文字で表現することに特徴があり、独特の世界観を作り出しています。
声優の演技はもっと抑えが効いているほうがいいと思いますが、日本と違ってアニメ声優の層がそこまで厚くないので、致し方ないのかもしれません。
私が最初にノブレスのことを知ったのは2年ほど前で、フランス人の漫画好きの女の子に薦められました。
その子は当時大学生で、アニメや漫画が大好きで、日本語も非常に流暢でした。
連載中のノブレスに夢中になっていて、彼女の周りの友達もみんなはまっていると言っていました。
ノブレスは、怪物の描き方などがヨーロッパのセンスに近いのかもしれません。
【おまけ】銀座 CHANEL NEXUSにて開催されていた「エンキ・ビラル展」。バンド・デシネの表現とノブレスは共通するものがあるかも・・。

【おまけ2】
OVAを見てから主人公のライが「あんさんぶるスターズ」の朔間零に見えて仕方ありません・・・!あんスタの方が後ですが・・・。