新年あけましておめでとうございます。
2014年も慌しく過ぎて、また新しい1年がやってきました。
今年も宜しくお願いしますm(__)m
2014年はどんな年だったでしょうか---?
上海阿姐の2014年中国エンタメニュース。
芸能
2014年はショタ3人グループTFBOYS大活躍の年でした。
2013年にデビュー以来、人気はうなぎのぼり。
デビュー直後は幼くあどけないビジュアルが、強烈なインパクトを与えました。
最近では人気がありすぎて、オフラインイベントが開催できない状況になっています。
参考:TFBOYS過去記事
2015年1月1日江蘇テレビの新年特番、音楽ジョイントイベントに出演。
メンバーの年齢も14歳から15歳を跨ぐようになり、身長も170cm超えています。しかし骨格や顔立ちがあどけないので十分ショタな印象。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/64/347f36d191fd1fc618af591b6b43cd78.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/b0/3576bc31641cb3e335315911475a9bf1.jpg)
ファンは10才未満から50才以上と幅広いです。20代、30代がけっこう力を入れているような・・・。またアニメオタクや腐女子の支持も得ているとスタッフがインタビューで語っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/48/94a1c3e9d14dcfe279610d07efd103e1.jpg)
花道に出てきてファンサもやります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/35/e169383c2b07476a081055deb72c0b58.jpg)
一眼レフをかまえたお姉さんたちがいっぱい。マスコミの人たちではありません。ファンです。番組は公開放送なので、チケットを購入すれば会場に入場できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/23/2171da2c0333e183ed560d7946b09f2d.jpg)
中国名物・電飾横断幕。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/cb/fb69132ec5ad414888a4192ef97ce70b.jpg)
TFBOYSは大手レコード会社からデビューしたわけではなく、所属芸能事務所が画像、曲音源、MVなどを含む一切のコンテンツを制作し、ネットを通じて拡散させました。そのためTFBOYSは「ネット歌手」だと考えている人もいます。
事務所は「ジャニーズ方式」を参考にして、男の子のみを対象とし、歌やダンスのレッスンを行い、練習生の中からデビューさせるという方式を取っていますが、なんと、TFBOYSの所属事務所には、デビュー前の練習生が多数所属しているらしいです。
来年、再来年には5人組、6人組の新たなショタグループがデビューするかもしれません。
米映画
米中合作映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』が19億人民元(約3億USドル)という異様な興業収入を記録し、ぶっちぎりで1位。
マーベルも好調です。アイアンマン、スパイダーマンなどが有名なマーベル・スタジオズ(Marvel)映画は、もともと中国で人気が高いですが、2014年は
『アメリカン・キャプテン/ウィンター・ソルジャー』
『X-MEN: フューチャー&パスト』
『アメイジング・スパイダーマン2』
などが立て続けに公開され、マーベルブームの1年でした。
特に『アメリカン・キャプテン/ウィンター・ソルジャー』は中国腐女子にも大人気で、欧米ジャンルの最右翼になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/fe/f261b0e83b41812da6ebe6c5ff774f54.jpg)
『インターステラー』が中国で大ヒット。
約2時間50分の圧倒的な映像美、SF映画『インターステラー』が中国で大ヒット。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/73/74872ce822fcece86dd06bcee356be0b.jpg)
『インターステラー』は、中国では珍しくリピーターが続出しました。
チケット前売りサイトの宣伝では、
「いまあなたは何回目?2回目、3回目、4回目・・・30回見ても見たりない」
「分からなくても大丈夫。何度でも見ればいい」
といったキャッチコピーが出回ったほど、リピーターが多かったです。
実際、2回見たという人は周りにたくさんいました。
特に、IMAXと普通のスクリーンで1回ずつ見たという人が多かったです。
『インターステラー』の中国興業収入は約6.7億元(約120億円、約1億ドル)。国際市場の中では中国と韓国で特に好調だったようです。
中国映画
『後会無期』『匆匆那年』、3D中国映画『智取威虎山』など話題作がコンスタントに公開されました。
中国映画は展開の破綻や考証の甘さなど、つっこみどころも多いのですが、映像技術力と俳優人材が格段にアップしています。
中国イケメン俳優は着実に層が厚くなっています。
どの映画も必ずといっていいほど新たなイケメンがアサインされています。
3D中国映画『智取威虎山』。ツイ・ハーク監督。迫力満点の3Dが素晴らしい作品でした。すごく面白かった。林更新と張子涵がかっこいいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/4c/29aca562b3ad89bea7dc46a4e512d166.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/1c/ee506026904fe2611beff982439a67ef.jpg)
ドラマ
武侠系PCゲーム「古剣奇譚」(ソード・オブ・レジェンド)のスピンオフドラマが放送され、主役の李易峰(リー・イーフォン)が大ブレイク。
CGを駆使してゲームの世界をうまく実写化していました。この手のPCゲーム原作のドラマはコンスタントに制作されており、中国はこの種のドラマを作るのが上手いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/21/40588f29a6c9006b630aaadec1a21a38.jpg)
主役を演じた李易峰が文字どおり大ブレイクしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/90/13d4b7ce09821b597fbda06c3d35cf99.jpg)
バラエティ
前年に引続き、韓国バラエティのリメイク番組が大人気です。
韓国バラエティの中国版が次から次へと作られています。版権(番組テンプレート)を購入して制作していると言われています。
2014年は韓国SBSの「ランニングマン」の中国版「走れ、兄弟!」(奔跑吧兄弟)が大ヒット。浙江テレビ放送。
俳優の超、陳赫、王宝強、AngelaBabyなどが出演。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/8c/3918193aa94c585f84fb31a811e982c3.jpg)
アニメ
日本アニメの中では『東京グール』がヒット。
2013年の『進撃の巨人』ほどではありませんが、2014年の新作日本アニメの中では『東京グール』がヒットしました。
動画サイトの再生回数でいうと、『進撃の巨人』は全26話で再生回数が4.8億回(iQYI 愛芸奇 2015年1月現在)で、『東京グール』が第1期全12話合計で約1億回なので、かなり良い成績です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/83/c6954bdf267092730e04d06318ef3841.jpg)
『アカメが斬る!』も中国アニメファンの間で異様な人気を博しました。
『アカメが斬る!』は、腐敗しきった帝国の現状を打破すべく正義のために戦う暗殺団が活躍するというダークファンタジーです。
「帝国の腐敗を正す暗殺家集団の戦い」という設定に、中国視聴者はよほどぐっとくるものがあったのでしょうか。
日本ではそれほど流行らなくても、中国では流行っているという作品がけっこうあります。
総括
流行のエンタメの傾向としては、中国でも「萌え」「腐女子受け」は欠かせない要素になっているようです。
とくに「萌え」は作品・番組ヒットの最大キーワードです。
さらに、腐女子からの支持も得らるように気を配りました。という作品が本当に多いです。
生活
日本に個人旅行に行く中国人がものすごく増えました。
「SNSアプリに登録されている友人の中の一人か二人は必ず日本旅行中」という状態が続いています。
清水寺、舞妓扮装写真、道頓堀、浅草寺、東京タワーなどの写真がWechat(中国版のLINE)に常に飛び交っている状態でした。
人気の行き先は京都です。京都を中心に、大阪、奈良、神戸とまわり、東京はパスする人もいるようで。意外と中国人に人気が高い大阪のスポットは通天閣だと思います。
上海2014
2014年の上海は建設ラッシュが再び始まり古い集合住宅の立ち退きが増えています。
見慣れた町並みが、あっという間にごっそり取り壊されて消失したりします。
経済的には格差というよりも、波の激しさの方が気になります。
仕事を失う可能性は誰でもあります。
「月給60万円の仕事が見つかるチャンスもあるけれど、月給10万円の仕事も見つからず苦しむ」ということが実際あります。
中国は経済的には「動乱」の状態が続いているのではと感じます。
そういう背景は、エンタメの流行にも少なからず影響を及ぼしています。
2014年も慌しく過ぎて、また新しい1年がやってきました。
今年も宜しくお願いしますm(__)m
2014年はどんな年だったでしょうか---?
上海阿姐の2014年中国エンタメニュース。
芸能
2014年はショタ3人グループTFBOYS大活躍の年でした。
2013年にデビュー以来、人気はうなぎのぼり。
デビュー直後は幼くあどけないビジュアルが、強烈なインパクトを与えました。
最近では人気がありすぎて、オフラインイベントが開催できない状況になっています。
参考:TFBOYS過去記事
2015年1月1日江蘇テレビの新年特番、音楽ジョイントイベントに出演。
メンバーの年齢も14歳から15歳を跨ぐようになり、身長も170cm超えています。しかし骨格や顔立ちがあどけないので十分ショタな印象。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/64/347f36d191fd1fc618af591b6b43cd78.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/b0/3576bc31641cb3e335315911475a9bf1.jpg)
ファンは10才未満から50才以上と幅広いです。20代、30代がけっこう力を入れているような・・・。またアニメオタクや腐女子の支持も得ているとスタッフがインタビューで語っています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/48/94a1c3e9d14dcfe279610d07efd103e1.jpg)
花道に出てきてファンサもやります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/35/e169383c2b07476a081055deb72c0b58.jpg)
一眼レフをかまえたお姉さんたちがいっぱい。マスコミの人たちではありません。ファンです。番組は公開放送なので、チケットを購入すれば会場に入場できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/23/2171da2c0333e183ed560d7946b09f2d.jpg)
中国名物・電飾横断幕。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/cb/fb69132ec5ad414888a4192ef97ce70b.jpg)
TFBOYSは大手レコード会社からデビューしたわけではなく、所属芸能事務所が画像、曲音源、MVなどを含む一切のコンテンツを制作し、ネットを通じて拡散させました。そのためTFBOYSは「ネット歌手」だと考えている人もいます。
事務所は「ジャニーズ方式」を参考にして、男の子のみを対象とし、歌やダンスのレッスンを行い、練習生の中からデビューさせるという方式を取っていますが、なんと、TFBOYSの所属事務所には、デビュー前の練習生が多数所属しているらしいです。
来年、再来年には5人組、6人組の新たなショタグループがデビューするかもしれません。
米映画
米中合作映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』が19億人民元(約3億USドル)という異様な興業収入を記録し、ぶっちぎりで1位。
マーベルも好調です。アイアンマン、スパイダーマンなどが有名なマーベル・スタジオズ(Marvel)映画は、もともと中国で人気が高いですが、2014年は
『アメリカン・キャプテン/ウィンター・ソルジャー』
『X-MEN: フューチャー&パスト』
『アメイジング・スパイダーマン2』
などが立て続けに公開され、マーベルブームの1年でした。
特に『アメリカン・キャプテン/ウィンター・ソルジャー』は中国腐女子にも大人気で、欧米ジャンルの最右翼になりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/fe/f261b0e83b41812da6ebe6c5ff774f54.jpg)
『インターステラー』が中国で大ヒット。
約2時間50分の圧倒的な映像美、SF映画『インターステラー』が中国で大ヒット。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/73/74872ce822fcece86dd06bcee356be0b.jpg)
『インターステラー』は、中国では珍しくリピーターが続出しました。
チケット前売りサイトの宣伝では、
「いまあなたは何回目?2回目、3回目、4回目・・・30回見ても見たりない」
「分からなくても大丈夫。何度でも見ればいい」
といったキャッチコピーが出回ったほど、リピーターが多かったです。
実際、2回見たという人は周りにたくさんいました。
特に、IMAXと普通のスクリーンで1回ずつ見たという人が多かったです。
『インターステラー』の中国興業収入は約6.7億元(約120億円、約1億ドル)。国際市場の中では中国と韓国で特に好調だったようです。
中国映画
『後会無期』『匆匆那年』、3D中国映画『智取威虎山』など話題作がコンスタントに公開されました。
中国映画は展開の破綻や考証の甘さなど、つっこみどころも多いのですが、映像技術力と俳優人材が格段にアップしています。
中国イケメン俳優は着実に層が厚くなっています。
どの映画も必ずといっていいほど新たなイケメンがアサインされています。
3D中国映画『智取威虎山』。ツイ・ハーク監督。迫力満点の3Dが素晴らしい作品でした。すごく面白かった。林更新と張子涵がかっこいいです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/4c/29aca562b3ad89bea7dc46a4e512d166.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/1c/ee506026904fe2611beff982439a67ef.jpg)
ドラマ
武侠系PCゲーム「古剣奇譚」(ソード・オブ・レジェンド)のスピンオフドラマが放送され、主役の李易峰(リー・イーフォン)が大ブレイク。
CGを駆使してゲームの世界をうまく実写化していました。この手のPCゲーム原作のドラマはコンスタントに制作されており、中国はこの種のドラマを作るのが上手いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/21/40588f29a6c9006b630aaadec1a21a38.jpg)
主役を演じた李易峰が文字どおり大ブレイクしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/90/13d4b7ce09821b597fbda06c3d35cf99.jpg)
バラエティ
前年に引続き、韓国バラエティのリメイク番組が大人気です。
韓国バラエティの中国版が次から次へと作られています。版権(番組テンプレート)を購入して制作していると言われています。
2014年は韓国SBSの「ランニングマン」の中国版「走れ、兄弟!」(奔跑吧兄弟)が大ヒット。浙江テレビ放送。
俳優の超、陳赫、王宝強、AngelaBabyなどが出演。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/8c/3918193aa94c585f84fb31a811e982c3.jpg)
アニメ
日本アニメの中では『東京グール』がヒット。
2013年の『進撃の巨人』ほどではありませんが、2014年の新作日本アニメの中では『東京グール』がヒットしました。
動画サイトの再生回数でいうと、『進撃の巨人』は全26話で再生回数が4.8億回(iQYI 愛芸奇 2015年1月現在)で、『東京グール』が第1期全12話合計で約1億回なので、かなり良い成績です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/83/c6954bdf267092730e04d06318ef3841.jpg)
『アカメが斬る!』も中国アニメファンの間で異様な人気を博しました。
『アカメが斬る!』は、腐敗しきった帝国の現状を打破すべく正義のために戦う暗殺団が活躍するというダークファンタジーです。
「帝国の腐敗を正す暗殺家集団の戦い」という設定に、中国視聴者はよほどぐっとくるものがあったのでしょうか。
日本ではそれほど流行らなくても、中国では流行っているという作品がけっこうあります。
総括
流行のエンタメの傾向としては、中国でも「萌え」「腐女子受け」は欠かせない要素になっているようです。
とくに「萌え」は作品・番組ヒットの最大キーワードです。
さらに、腐女子からの支持も得らるように気を配りました。という作品が本当に多いです。
生活
日本に個人旅行に行く中国人がものすごく増えました。
「SNSアプリに登録されている友人の中の一人か二人は必ず日本旅行中」という状態が続いています。
清水寺、舞妓扮装写真、道頓堀、浅草寺、東京タワーなどの写真がWechat(中国版のLINE)に常に飛び交っている状態でした。
人気の行き先は京都です。京都を中心に、大阪、奈良、神戸とまわり、東京はパスする人もいるようで。意外と中国人に人気が高い大阪のスポットは通天閣だと思います。
上海2014
2014年の上海は建設ラッシュが再び始まり古い集合住宅の立ち退きが増えています。
見慣れた町並みが、あっという間にごっそり取り壊されて消失したりします。
経済的には格差というよりも、波の激しさの方が気になります。
仕事を失う可能性は誰でもあります。
「月給60万円の仕事が見つかるチャンスもあるけれど、月給10万円の仕事も見つからず苦しむ」ということが実際あります。
中国は経済的には「動乱」の状態が続いているのではと感じます。
そういう背景は、エンタメの流行にも少なからず影響を及ぼしています。