上海阿姐のgooブログ

FC2ブログ「全民娯楽時代の到来~上海からアジア娯楽日記」の続きのブログです。

台湾LGBTパレード「第17回 TAIWAN LGBT PRIDE 2019」~同性婚元年と総統選挙を控えて

2019年11月04日 | 日記
10月26日(土)台北でLGBTパレード「第17回 TAIWAN LGBT PRIDE 2019」が開催されました。
2003年から始まった台湾LGBTパレードは、現在アジア最大規模のLGBTパレードに成長しており、今年は参加者20万人を突破したと言われています。
台湾LGBTパレードは毎年10月最後の土曜日に行われています。昨年のパレード参加者は13万7千人と報道されています。昨年の同じ時期にも偶々台北にいましたが、10万人を超えるパレードが行われると、開催日の前後は地下鉄、ホテル、レストラン、空港など様々な場所で参加者の姿を目にします。具体的にいうと、LGBTのシンボルである虹色のグッズを身につけている人を台北市内のあちこちで見かけます。

そういうわけで、台湾でLGBTパレードが毎年行われていることは知っていたのですが、パレードそのものを見たのは今年が初めてでした。
「Taiwan LGBT Pride」はFacebookや公式サイトでイベントの情報を発信しています。
【公式サイト】https://www.taiwanpride.lgbt/ (中国語)
https://www.taiwanpride.lgbt/a-simple-guide-in-japanese (日本語)
【公式Facebook】https://www.facebook.com/Taiwan.LGBT.Pride/



台湾LGBTパレードは、私が想像していたよりも遥かに真面目なパレードでした。
そもそもLGBTパレードというと、ドラァグクイーンの仮装イベント的なものを想像していたのですが、「Taiwan LGBT Pride」はイベントとして非常にしっかり設計されていて、社会的なプロテストを伝えるためのポジティブなイベントでした。
10万人以上もの参加者を集める実績のあるパレードなのだから、相当多くの企業が協賛しているのではと思ったのですが、企業色は思ったほど強くありませんでした。
主な参加チームは、LGBTの有志団体、大学のサークル、NGO、NPOなどのほか、政党の参加も目立ちます。また、愛犬を連れて参加している人が大変多いです。

2019年「Taiwan LGBT Pride」のルート
スタート地点:台北市政府広場(地下鉄市政府駅から徒歩約5分)
ゴール地点 :凱達格蘭大道。台湾総統府の手前、台湾大学医学部と中正記念堂のあたりまで。
歩行ルート :忠孝東路

スケジュール
12:00 バザー開始 (市政府広場付近)
12:30 スタート地点のステージパフォーマンス開始
13:30 パレード隊列出発
16:30 ゴール地点ステージパフォーマンス開始
18:00 バザー終了
19:00 イベント終了

簡単にいうと、パレードが出発する前にスタート地点付近でバザーが開かれます。山車も出ます。パレード出発前にバザーを回ったり、参加者・パフォーマーと写真を撮ったりして1時間くらい過ごしてパレード出発、という流れです。ステージでは歌などもありますが、パレードが始まるとステージにいる司会者により実況中継が始まります。この実況中継が重要な役割を果たしていると思います





  

台北市政府の真正面からスタートします。台北で行われるデモでは定番のコースのようです。


パレードの参加者は割合からいうと明らかに男性の方が多いです。スタート地点にステージがあり、ステージ上の司会者がパレードを実況します。台湾全土、世界各地からの参加団体を紹介します。



政党の参加も目立ちます。「時代力量」という幟を掲げてパレードに参加しているのは台湾の政党です。



時代力量“NEW POWER PARTY”は、2015年に設立された新しい政党です。国民党でも民進党でもない新しい台湾土着の政党として、一時期、短期間のうちに勢いを伸ばしたことがあります。政策として同性結婚の合法化を掲げていました。

台湾では2018年11月に民進党の蔡英文総統のもと同性婚が合法化されました。
台湾は、4年に一度の総統選挙を間近に控えています。
次の総統選の投票日は来年2020年の1月11月で、10月の時点で選挙活動は佳境に入り、すでに投票日までのカウントダウンが始まっています。総統選と同じ日に立法委員(国会議員に相当)の選挙もあります。
同性婚の合法化は民進党政権の成果といえますが、多数の政党がLGBTに関する政策を掲げています。
ただし、選挙前にはいいことを言っておきながら、実際に執政するときは実行に移さないということもあり、信頼が問われます。

2019年の「台湾LGBTプライド」は「同性婚元年」のパレードであると同時に、総統選直前のパレードでもありました。

LGBTの生き方を表すだけでなく、明確に社会的要求を訴えている参加団体もあります。
性別変更登記に関する条件改善(医学的手術の要否問題)を訴えたり、同性カップルが子供を持ちやすくするための政策的サポートを求める声もあります。



もう一つ目立ったのは、日本からの参加者です。大勢の日本人が「TAIWAN PRIDE」に参加していました。
来年4月25日、26日に東京で行われるLGBTパレードの宣伝とともに、同性婚合法化という権利平等を達成した台湾に「日本も続こう」というスローガンを掲げていました。





愛犬を連れて参加している人が非常に多いです。愛犬の存在はLGBTのライフスタイルの重要な一部分と認識されており、動物愛護に熱心な人も多いです。


台北市政府から出発するのであれば、一直線に仁愛路を進めばゴール地点に到着するのですが、仁愛路を進むのではなく、周辺に商店やビルが立ち並ぶ人通りの多い「忠孝東路」を通ります。


パレードのゴール地点は中正記念堂のすぐ近くです。終わってもたむろしている参加者も多く、おおらかな雰囲気だと思いました。


【もらったグッズ】
LesPark 拉拉公園(女性向けLGBTソーシャルプラットフォーム)の)フラグ。右下の「合境平安」と書かれた虹色のシールは、お寺のお守りのように見えますが、「Fairy Taipei」というおしゃれなイタリアンレストランが出しているグッズです。左下のバッチは自発的なエイズ検査を啓発するもの。


台湾基進(TAIWAN STATEBUILDING PARTY)という政党のポストカード。小規模な政党です。人権と博愛、団結を訴えています。


左:野良猫、野良犬の保護・愛護のグループ。右:同性愛者の子どもを持つ親や家族のためのホットライン。



パンフレット。当日のスケジュールやバザーの配置、パレードのルートなどを説明。パンフレットの表の色はレインボーカラーで用意されていましたが、4色しか集められませんでした。



開催日時、当日のスケジュール、スタート地点とゴール地点などは、事前に公式サイトで明確に告知されます。
ですので、もし見に行きたければ、誰でも見に行くことができます。パレードの通行ルートもはっきりしているので、パレードの隊列に参加することも可能です。天候に恵まれたこともあり、ほとんど告知どおりのスケジュールで進行しました。

【おまけ】台湾のタピオカミルクティーはプラスチックゴミ削減のため、ストローを紙製にしています。使い慣れないと飲んでいる途中でぐにゃぐにゃにしてしまいます。台湾人の友人によると、ストローの口先を噛んではいけないそうです。噛まなければ、飲み干すまでストローはもつとのことです。

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上海の「日本大地震」発生からの1週間

2011年03月20日 | 日記
東日本を襲った大震災から1週間が経った。中国では2011年3月11日の東日本大震災のことを「日本大地震」または「日本特大地震」と呼んでいる。この1週間のことを振り返ってみる。

3月11日(金)。その日は通訳の仕事のため急に浙江省の会社を訪問することになり、午前11時過ぎの新幹線で浙江省に向かった。日本から来るリーダーと、中国の他の都市から来るメンバーたちと私は浙江省の空港で集合することになった。中国時間の午後2時頃(日本時間午後3時)、空港でリーダーが言った。
「さっきからずっと日本の本部と電話がつながらない。メールもなかなか送れない。」
しばらくして電話がつながった。「東北地方で大地震があって東京も激しく揺れた。近くで火災が起きている。浙江省の会社訪問の予定をキャンセルしてリーダーは至急日本に戻るように。」とのことだった。その日のフライトはもう間に合わなかったので、翌朝のフライトを予約した。
3月11日の18時半頃、私たちは上海に戻った。
上海市内の地下鉄に乗ると、地下鉄駅や車内のモニターで地震のニュース映像が流れていた。それはCNN BREAKING NEWSが捉えた東北地方沿岸を襲う津波の映像だった。

これが・・・日本・・・?

信じられなかった。家や車、木が流されている。
中国に流れた一番早い映像は、CNNのBREAKING NEWSの映像なのではと思う。
やがてNHKニュースが中国語に翻訳されたものが次々と流れた。画面の右端には「日本大地震」と書かれている。乗客も地震の映像に見入っていた。地下鉄の車内モニターではずっと地震関連の映像が流れていた。

3月12日(土)
この日、成田空港は閉鎖されフライトがキャンセルとなったが、羽田空港は着陸を受け入れていたので、リーダーはほぼ定刻で帰国できたようだった。私は上海に残った。
家に帰ってテレビをつけると、テレビで日本の地震のニュースを報道している。
CCTV(中国中央電視台)のニュースチャンネルでは1日中、日本の地震のことを報道している。映像元は大半がNHKニュースだった。NHKニュースの内容を中国語に翻訳して放送している。枝野官房長官の会見は同時通訳で生中継されていた。
土曜日から、焦点は福島原発放射能漏れの問題に移った。
福島原発の問題は、ほとんどリアルタイムで中国でもテレビでニュース放送され、注目度の高さが伺えた。中国の沿岸部では放射能の測定値に注意しており「現時点では問題はない」と繰り返し報道された。

浙江省のある食品加工会社のニュースが流れた。
近代的な大型工場の中でたくさんの女子従業員がマスクと手袋をつけて作業している。ブロッコリーなどの冷凍野菜を加工していた。
「自社の製品の主な輸出先は日本だ。日本の大地震の救援物資として送るために、いま工場をフル稼働させている。」と中国人の社長が語っていた。「毒野菜」とまで言われて悪いイメージがあった中国野菜だけど、いまならとても感謝されるだろうと思った。

地震発生から1週間、留学生や短期の就業者、出張、赴任滞在している外国人はほとんど帰国したという。
驚いたことに、多くの中国人の友達が3月11日に日本に滞在していた。日本の会社で働いている人以外にも、旅行や出張などでちょうど日本にいたという人が意外にも多かった。
昔の同僚でエンジニアの張さんは出張で神奈川県にいた。
張さんに 「家族は心配してるでしょう?会社のことを怒っているんじゃない?」 と私は聞いた。張さんには奥さんと6~7歳になる娘がいる。
張さんは、「地震は不可抗力だから仕方がないと思う。」 と答えた。
短期のビザで来日しており、勤務先は停電の影響なども受けずに営業しているので、予定の期間を満了するまで帰国するつもりはない。と言っていた。

同じくエンジニアの陶さんは1年間東京で働く予定で滞在してたが、14日(火)に帰国した。回りの中国人はほとんど帰国したという。
「会社から帰国するよう指示があった。土日はコンビニやスーパーに食べ物がなくて困った。自分は日本の携帯をまだ持っていなかったから、情報収集にしても何にしても不便で本当に困った。」と言っていた。
中国では放射能汚染に過敏になっている。
私が「中国のニュースでは放射能汚染のことがすごく報道されてるけれど、あまり心配しすぎるのも逆に良くないと思う。」と言うと、陶さんは、「自分のことは別に心配してないよ。」と答えた。陶さんと連絡したのは5年ぶりであった。

姚さんは、3月10日に出張で東京に行き、11日に地震があったときはオフィスで会議中だったという。生まれてから一度も地震を経験したことのない上海人、さぞかし恐かっただろうと思った。「地震でびっくりしたでしょう?」と尋ねた。
姚さんは、「実を言うと地震のときは、それほど恐くなかった。ちょうど会議をしていたんだけど、回りの人たちは落ち着いていた。だから何でもないことなのかと思った。地震が終わった後、何人かはまだ話し合いを続けていた。」
「後になって、津波と原発のことを知って、恐ろしくなった。」と言っていた。

3月14日(月)
日中貿易の代理業務の会社に勤めている友達から連絡があった。日本の地震被災地への支援物資を送るつもりなので相談に乗ってほしいという。
自分たちの業務だって多大な影響を受けて大変な時でしょう?と私が聞くと、
「四川大地震のときに、日本から助けてもらったから。」と言われた。

2008年5月の四川大地震のとき、確かに日本は救助隊を派遣した。
だけど、あの時は日本だけではなく世界各国の救助隊が四川に訪れた。ロシア、シンガポール、韓国の救助隊も日本と同じくらいのタイミングで到着した。だが、中国のメディアは日本の救援隊のことを特に大きく報道した。
「地震大国・日本」のノウハウに期待がかかったことや、日中関係に対する関心から日本救助隊のことが特に注目された。あのとき中国のマスコミが大きく報道しなかったら、「四川大地震のときに日本が支援してくれた」という認識はこれほど中国人の記憶に残らなかったのではと思う。
マスコミの報道は、認識の形成に大きな影響を与える。

「今回の東北大地震では、救援活動のニュース映像が少ない。どうして救援活動の報道がないのか不思議だ。」と中国のメディアから言われている。もしかすると、被害の大半が津波によるものなので、救援活動が進めにくいのかもしれない。
地震発生当初のNHK仙台支局やスーパーの監視カメラの映像などが、中国のテレビで繰り返し流れた。倒れそうになるワインをスーパーの従業員が必死に押さえようとしたり、社員がパソコンを守ろうとしたり、学校の体育館で集会中に地震が発生し、倒れてきた大きな板を生徒がみんなで持ち上げようとしている映像が流れ、一般市民が非常時でも何かを守ろうとする姿は、中国の人々を驚かせた。

月曜日は帰るのが遅くなったのでタクシーで帰宅した。タクシーのラジオでは福島原発のことが報道されている。日本での報道内容を放送すると同時に、中国の原子力専門家が集まって事故に対する解説を行っている。1号機、2号機、3号機・・・とそれぞれの危険性と現在分かっている状況について詳しく説明していた。

私 「日本の地震のことがずっとラジオで報道されてるの?」

運転手さん 「ああ。ニュースは1日中、日本の地震と原発事故のことばかりだ。」

私 「四川大地震よりも日本大地震の方が死傷者は少ないけど、国の経済に与える影響は日本の方が遥かに大きい。」

運転手さん 「何言ってるんだよ。日本の大地震は世界経済に大きな影響を与えるだろうよ。」

・・・・中国の中でも上海は日系企業や日本との輸出入に関る会社が多いので、上海市民は特に関心が高いかもしれない。

3月15日(火)。携帯のメッセージやMSN、メールで中国人や韓国人の友達からたくさんの心配が寄せられた。地震が発生した日や、その翌日の週末、月曜日でもこんなにたくさんの連絡はなかった。なぜか火曜日に集中した。

一体みんな、何に刺激されたんだろう?

3月14日の福島第一原発3号機爆発の映像はショッキングだった。
それから15日には2号機の爆発音が上がり、原発の危機は急上昇した。14日の夜や15日の出勤途中、3号機爆発の報道を目にした人が多かったのではと思う。5年以上連絡を取っていない昔の同僚や、コンサート会場でたまたま知り合いになった人からも心配するメッセージを受取った。

3月16日(水)
福島原発の事故以来、中国で最大の混乱が起きた。それは塩に関する噂によるもので、
「放射能にはヨウ素が効くので、ヨウ素添加塩を食べるといい。」というものと
「塩が海水を通じて放射能汚染されるので、いまのうちに塩を買わないといけない。」が混ざったもので、多くの人が塩を買いにスーパーに押し寄せた。破壊された店舗もあるほど激しいものだった。地方都市の中高年が特に惑わされ、都会で働く息子や娘に「お前はもう塩は買ったのかい?」と電話で聞くような様相だった。
「皆が塩を買っているから、とにかく早く買わないと塩がなくなる。」という集団心理に左右された現象だった。
3月18日(金)に中国政府が「デマを流した者は処罰を課す」と発表すると、騒ぎが収拾に向かった。

中国政府は「中国は放射能による影響は受けていない」と繰り返す。しかし、中国の一般市民は放射能に対する知識が乏しい。中国にも原発はある。現在6ヶ所が稼働中、12ヶ所が建設中、25ヵ所が計画中とされている。稼働中の原発は広東省、浙江省、江蘇省にある。また、中国は「五大核兵器保有国」の一つで「核」に関する情報は国家機密として公開されないのが当たり前とされてきた。中国のテレビ(CCTV 中央電視台)で毎日福島原発のことが報道されているが、いまだかつて中国のテレビがこんなに原発のことを詳細に報道したことはなかった。中国一般市民の原発、放射能に対する安全意識を啓発するきっかけになった。

海外の人々は現場が自分の目で見えないので、メディアの報道の仕方によって認識や感情が左右されやすい。福島原発事故処理対応が悪く、それが日本政府の責任だとすると、海外メディアの態度は同情から非難に変わり、日本は被災国であると同時に加害国になってしまう。それは最も避けなければならないことだと思う。

友人の1人が3月5日から3月13日まで日本旅行に出かけていた。周さんという20代後半の女性だ。
団体旅行ではなく、個人旅行用のビザを取り、女友達と2人で出かけていた。
周さんはアメリカ企業に勤めていて英語は流暢だが、日本語は大学で第2外国語として少し勉強した程度だった。どちらかというと欧米文化に馴染み、日本に特別親近感を持っている方ではなかった。だが、海外旅行は行けるところは行きつくしたので、ビザが緩和されたことをきっかけに、日本に行ってみることにしたという。

よりによってこんなときに旅行が重なるなんて・・・・。東京で地震に遭遇していたらどうしようと心配した。

14日に周さんから連絡があった。13日の夕方に予定通りの便で上海に戻ってきたという。
私   「地震は大丈夫だった?」
周さん 「全然大丈夫。11日は京都にいたから。」
彼女は特別運が良かった。地震の日に東京で日本語もよく分からないのに電車に閉じ込められるような恐い思いもせずに済んだし、フライトがキャンセルされることもなく予定通りの便で帰国することができた。絶妙のタイミングで地震による影響を受けることなく、スケジュールどおりに旅行を終えた。
周さんは次のように日本旅行の体験を語った。
「日本旅行は本当に楽しかった。東京と四国、京都と大阪に行った。色々教えてくれてありがとう。日本に行って、皆英語ができなくて意外だった。私の拙い日本語でコミュニケーションするしかなかった。道を聞いたり値段を聞いたりするのは何とかできたけど、それ以外はジェスチャーと、私のヘタな日本語と、それから日本語式英語で何とかした。正しい英語の発音で話すとダメで、日本語の発音で英語を話すと通じるみたい。」
「でも、日本で出会った人たちは、皆すごく親切で、礼儀正しくて、本当に良かった。今回の旅行は、今までの中で最高の旅行だった!」
と言った。それを聞いて安心したが、なぜかひどく悲しくなった。周さんの目に映った美しい日本。日本は大きく傷付いた。山と海に囲まれる故郷が、美しい姿を取り戻す日を信じて願う。

地下鉄のモニター。3月12日朝8時。福島原発放射能漏れにより首相が緊急事態宣言。




NHK水戸支局のモニター映像が上海の地下鉄のモニターで流れる。




CCTV(中央電視台)のニュースチャンネルでは1日中、日本の大地震のことが放送されている。




3月12日(土)の新聞。津波と地震による被害が大きく報道されている。


3月13日(日)の新聞。原発の放射能漏れの問題に焦点が変わった。
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9月中旬から10月中旬まで~~飛輪海、SHINee、CNBLUE、2PM・・・

2010年10月16日 | 日記
お久しぶりです! 前から更新がまばらでしたが、今度こそ本当に「お久しぶり」になってしまいました・・・。
阿姐は元気にしてます。前に更新したのが9月13日だから1ヶ月以上空いてしまったので・・・この1ヶ月何があったかざっと振り返ってみます^^

~~ 9月23日(木) 飛輪海(フェイルンハイ) 「太熱」(SUPER HOT)発売記念サイン会 上海正大広場 ~~

サイン会の会場となった「正大広場」はテレビ塔などもある商業中心地「陸家嘴」の大型ショッピングセンターです。中秋連休中だったので買い物客でいっぱいでした。
そこに飛輪海のサイン会が加わったので、サイン会のエリアはごった返して大変なことになってました。

  

  

会場は、どこから並んだらいいのか分からないほどごちゃごちゃになってましたが、意外とスピーディに進み、並び始めてから1時間くらいでサインがもらえました。
壇上には向って左からアーロン、ジロー(大東)、ケルビン、ウーズンの順で座っていて、ケルビンはお腹が空いたのかサイン会の合間にパンを食べてました。
いつものことながらジローのファンサービスが素晴らしかったです。
長い列を作って待っているファンが退屈しないように、時々立ち上がっては手を振ったり、わざとジャケットを大げさに脱いでみせたり、大サービスです。アーロンも愛想が良かったです。
上海ではアーロンとジロー(大東)が人気を二分しているような状態でした。アーロンは特に自分のファンに対して熱心だったと思います。ファンのテンションが高いとアーロンのテンションも上がるような・・・。ケルビンはずっと穏やかなスマイルでした。ジローはカラーコンタクトがちょっと恐かったです。握手のときはアーロンとジローが立っていて、ケルビンとウーズンが座ってました。大陸のサイン会は待たされるけれど、握手やサインをする時間はものすごく短くて、立ち止まったりすると係員に押し出されます。ウーズンはファンの顔を見ようとしているけれど、すごい勢いでファンが目の前を流れていくので、目の前の振り子を見ている猫のような状態になってました。

~~ 9月25日(土) 「周大福」上海イベント ~~

サイン会の翌々日は香港の大手宝飾店「周大福」のイベントが上海大舞台で行われました。
大陸の俳優黄暁明(ホアン・シャオミン)、香港の江若琳なども出演しましたが、トップゲストは飛輪海(フェイルンハイ)です。歌うのはせいぜい2~3曲かな?と思ったけれど、6曲も歌いました。そのうち4曲は新アルバムの曲で、新曲「太熱」(SUPER HOT)も振り付けありで披露してくれました。
「太熱」はK-POPっぽいと思います。楽曲アレンジ、ボーカルの処理の仕方、振り付け、ファッション、いろんな面でK-POP男子グループの影響が見られます。敢えていえばSS501のイメージからヒントを得ているような・・・?
「周大福」のイベントはガラガラでした。原則としては「周大福」で買い物をした人にチケットがプレゼントされるのですが、上海の場合はチケットが余ると当日安く販売されます。

~~SHINee+f(x)の広告 (H2) 放送中~~

SHINeeとf(x)、張力尹がイメージキャラクターを務めている中国のカジュアル服ブランド「愛居兎(H2)」のCFがテレビで放送されています。
「愛居兎(H2)」は中国江蘇省(←上海の北側にある省)を拠点とする服飾メーカーが2010年に新設したカジュアル服ブランドで、15歳~25歳くらいをターゲットとしています。
店舗は今のところ江蘇省に多いようです。いずれは上海などにも出店するのでは。
SHINeeとf(x)がオリジナルのコマーシャルソングを歌っており、歌詞は中国語です。サビは英語なのでCFで中国語部分の歌詞が聞けるのはほんの一部ですが、とても自然なかんじがします。Keyの髪型が「Lucifer」のジャケットイメージと同じで、右半分が刈り上げられてるので最後にアップで映るときにビビりましたが・・・。



「愛居兎(H2)」オフィシャルサイトURL:
http://www.echtoo.com/
トップページの画面真ん中の下の紫のボタン[点击进入]をクリックすると、SHINeeとf(x)のCMが流れます。

~~ CNBLUE 上海ファンミーティング開催 ~~

10月2日(土)19:30 CNBLUE上海コンサート 盧湾体育館(キャパ3000くらいの会場です)
CNBLUEが上海に来ました。10月2日がコンサートでしたが、その前日にはファンミーティング、サイン会もやったのではないでしょうか?
台湾ではCNBLUEのコンサートは大盛況だったようですが、上海ではチケットを取ることに苦労はなかったようです。当日でも買えたと思います。
阿姐は残念ながら都合が悪くて行けませんでした。ものすごく残念・・・こんなチャンスはきっともう二度とないだろうに・・・。

【COOL軽音楽 2010年9月号 独自インタビュー】
 

~~ 2PM熱再燃中 ~~

個人的にこの1ヶ月の間にあったことといえば・・・2PM熱が再燃中です。
2009年8月のジェボムの事件があってからガックリきてしまい、あれ以来2PMはあまり見ていなかったのですが、1年以上のブランクを経て突然再燃し、昔の雑誌を引っ張り出してきて読み返してみたり・・・。
【Cool軽音楽】2009年6月(下)号。2PM独自インタビュー。



この雑誌はいつも充実してますが、このインタビューは格別に面白かったです。こんなに面白いインタビューがあるかと思うくらい、あまりにも面白くて「このインタビューそのものが、ファンの創作なんじゃないの?!」と思ったほどです。

この頃の2PMは最高でした。「Again&Again」がヒットして人気急上昇、恐いものなし、まだ6月だったけど「今年(2009年)の年末の音楽イベントでは2PMが賞を取りまくるんだろうな。」と思ってました。
2PMのバラエティが好きでした。
2008年末から2009年前半にかけて放送していたバラエティ「アイドル軍団」がすごく面白くかったです。2PMメンバーも良かったけれど、番組の脚本・企画がよくできていたと思います。ゲームのルールやメンバーの立ち位置など隅々まで気が利いていて、個性がよく引き出されてました。
その少し前に、2PMと同じ年にデビューしたSHINeeが「年下男とデート」という番組をやっていたのですが、デビューしたばかりのアイドルらしく、初々しいというか、たどたどしい番組でした。2PMは「バラエティに向いていた」と思わざるをえません。

中国の2PMファンサイトを徘徊していますが、ファンサイトの登録者の数などをみると、ファンの規模は大雑把にいうとSuperJuniorの10分の1くらいなのではと思います。
一般的な知名度は高くないです。もともとジェボムとニックンが人気でした。今はどうかというと、ファンが発信する情報を見る限り、現在2PMを熱心に応援している人のほとんどがウヨンのファンなんじゃないの・・・?という気がします。
よく、2PMのインタビューで「2PMが中国活動をしたら、中国で一番人気が出そうなのはルックス的にテギョンだと思う。」と語られていますが、中国ではどちらかというと中性的なタイプが人気が出やすいと思います。

10月16日(土)にジェボムの上海ファンミーティングが予定されていましたが、中止になりました。
10月18日(月)は中国の中央電視台(CCTV)のイベント「CCTV MTV音楽祭典」に出演するために、2PMが北京に来ます。

日本と中国は政治的に微妙な関係になっていますが、日常生活にはほぼ全く関係ないし、仕事上も今のところほとんど影響はないです。政府や学校、文化交流イベントはかなり中止になりましたが、個人的にはあまり影響を受けてないです。
これからどうなるか分かりませんが、反日デモがあった2005年の時ですら、しばらくしたら落ち着いたので、もしまた何かあるとしても一定の時間が過ぎれば元に戻ると思ってます。

2005年に反日デモがあったとき、私が住んでいたマンションの前をデモ隊が通りました。
お昼頃、サッカースタジアムのような大歓声がだんだん近付いてきました。
マンションの住民たちはびっくりして外に飛び出しました。
中国人の住民は「なにこれ!?」とデモを見てびっくりしていたけれど、私を含めて上海在住の日本人のほとんどが、その日にデモがあることを事前に知っていたので、「本当にデモが来たのか!」と思いました。
問題が収束するまでに1~2年かかったと思います。
あの頃は、日本人同士で顔を合わせるたびに「これからどうなるんだろう。」と結論の出ない話を繰り返していたけれど、結局どうもならなかったです。
今になって思うと、ああやって悩んだ時間は無駄だったような気がします。
もし今後、もっと悪いことが起きたとしても、ああいう時間の使い方はしないと思います。
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SMTOWN 2010 in上海ライブ (2010年9月11日) コンレポ

2010年09月13日 | 日記
9月11日(土)上海虹口サッカー場にSMTOWN上海Liveを観にいってきました。

出演者:カンタ、BoA、東方神起(ユノ、チャンミン)、SuperJunior、少女時代、SHINee、f(x)、チャンイーリン。開演:18:45 終演:22:50


この日は朝から大雨で、午後はまるで台風のような強い風を伴う雨に見舞われました。降ったと思ったらやみ、やんだと思ったらまた降るという状態がずっと続いていましたが、18時くらいには雨はほぼやんで、アリーナの人も雨具をかぶる必要はなかったのではと思います。

公演前はファンからのメッセージがモニターに表示されます。東方神起ファンからのメッセージが圧倒的に多かったです。
【To:Ukow、MAX:東方神起。再び天下君臨する日を待ってます。東方神起を信じてる。】【To:東方神起:東方神起、ミドヨ。※米豆油はミドヨの当て字。】
  

メンバーからのメッセージも表示され、大歓声が上がります。
 【ユノのメッセージ】
ほんとうに久しぶりにステージで皆に会えて嬉しいです。準備はOK?皆も東方神起のすごいパフォーマンスを楽しみににしてるよね!!
 【チャンミンのメッセージ】
みんな待ちくたびれたよね?ごめんね~~~もうすぐ皆のすぐそばに行くから!

阿姐の席はスタンド2階の380元の席、12ブロックです。

【写真:開演前の開場。スタンド2階 12ブロックから】


このブロックはいわゆる「仙后区」でした。「仙后」というのは中国語でカシオペアを意味します。つまり東方神起ファンが集まるブロックだったのです。何かあるたびに「ドンファンシェンチー」(←東方神起の中国語読み)コールが鳴り響きました。
自分がいる側の向かいのスタンド1階、一番舞台寄りがSHINeeファンのブロック、その隣が少女時代、SUJUを挟んでまた少女時代という並び順でした。
【写真:スタンド席】


遠目に見ると、一番統率が取れていて、真面目にライブ観賞していたのは少女時代のファンでした。
お揃いのピンクの長い蛍光棒を使い、カンタ、BoA、f(x)などが歌っているときも、少女時代のファンはほとんどずっとピンクのペンライトを真面目に振っていました。逆に少女時代が出てきたときは、2008年SMTOWNのときのようにアンチコールこそ起きなかったけれど、少女時代のファン以外はペンライトを消してしまう人が多かったです。SHINeeファンのブロックですらほとんどペンライトが消えていました。

SMTOWN上海のオープニングはf(x)です。
Amberがいなくて4人のf(x)。f(x)のステージを見るのは初めてです。
f(x)は立場的に「少女時代とSHINeeの妹」なのですが、まさにこの言葉の通り、両グループの特徴を合わせ持ってるなと思いました。4人のキャラ分けもはっきりしていて、パフォーマンスも堂々としていて洗練されてます。RAP部分でAmberの代わりにミノが参加すると大歓声。MCタイムでは中国人メンバーの宋茜(ソンチェン)=Victoryaが中国語で話しましたが、すごくかわいいしゃべりか方でした。韓国語を話すようなトーンで中国語を話します。Victoryaがスクリーンに映ると会場も盛り上がるのですが、ファンとしてキャー!!と叫んでいるというより、応援のエールを送っているというかんじでした。
チャンリーインが2曲歌い、その後カンタが出てきます。少し中国語も話し、客席からは「安七」(アン・チーシュエン)コールが起きます。「安七」はカンタの本名で、中国では「安七」としてCDを出したり活動をしています。カンタとスルリのコラボでSHINeeのオニュがラーメン配達の役で登場しますが、退場するときに「おじゃましました~」というかのようにカンタに会釈しながら去っていくところがほほえましかったです。
なお、スルリは中国では「雪莉」(シュエリー)と呼ばれています。

ここでカンタの「デビュー十五周年祝い」をします。
SJ-Mのチョウミが中国語でMCを取り、「ハッピバースデートゥーユー♪」というとこを「十五周年トゥーユー~♪」と置き換えて会場全体が中国語で歌いました。このときケーキを持ってステージに上がったのは、イトゥク、チョウミ、シウォン、少女時代のティファニー、ユリ、ユナもいたかな?あと数名、f(x)の誰かでした。どういう人選なんだろう・・・?

続いてSHINeeの登場です。
阿姐の席は東方神起ファンのエリアだったのですが、序盤は赤いペンライトを消してる人が多かったです。ライトが落ちるたびに「東方神起コール」をしたりして、ちょっと落ち着かない雰囲気でした。ところがSHINeeが出てくるやいなや、緑のペンラインに持ち替えてライトに点灯する人が少なからずいました。SHINeeのファンサイトが無料で緑の蛍光棒を配布していたせいもあります。阿姐ももらいましたが、この蛍光棒が非常に良くできていて、SHINeeのイメージカラーであるパールアクアグリーンをかなり忠実に再現しています。感動しました。
【写真:百度貼吧 SHINee吧が無料配布した蛍光棒。】前列右側に小さく映っているのは市販の緑の蛍光棒。市販のものとは色が違います。SHINeeのイメージカラーに合わせて特注したのでしょうか。


SHINeeのステージは韓国版「花より男子」の主題歌「Stand by Me」から始まり、Juliete、Replay(ヌナノムイェッポ)、Get Downを4曲連続で歌いました。f(x)と同様マイクの調子が悪そうです。全体を通じてPAがひどく、アリーナ中央のスピーカーが半拍遅れて反響していてるありさまです。
「Juliet」ではフォーメーションがちょっと崩れているのが気になりました。花道のT字部分で歌ったので、スペースが狭くてやりにくいのかな?と思ったけれど、SuperJuniorや少女時代も大所帯ながら花道中心の狭いところで踊ってましたが、フォーメーションは揃ってました。SHINeeメンバーの一人一人の振り付けはちゃんとしてるのに、間隔の取り方のせいでしょうか、どこかしっくりこなかったです。
5人の中でライブで見て面白かったのはミノとKeyでした。ミノは表情や目線に覇気があり積極的になったかんじがします。keyは5人の中で一番楽しんでいるかんじがしました。Keyが一番お客さんを見てると思います。要するに観客アピールが多いということなのですが、スクリーンのカメラもやたらKeyを映してました。テミンはとにかくキレイで美しく成長しているのに恐れ入ります・・・。

ここからコラボコーナーで、ジェシカとクリスタルの姉妹コラボ、SJ-Mのチョウミとf(x)のルナの「另一個天堂」(もう一つの天国)などです。「另一個天堂」の原曲は王力宏(ワン・リーホン)と張靚頴(ジャン・リャンイン)のデュエットですが、簡単そうに聞こえるけれど難しい曲だと思います。チョウミもルナも上手に歌いこなしていました。
ヒチョルのソロ「Soul」。オープニングにHenryがバイオリンで登場し、花道からダンサー・テミンがせりあがってきます。楽器はHenry1人なのでほとんどヒチョル・オンステージ。途中がヒチョルが2人に絡みに行くのですが、Henryは楽器演奏に集中しているるせいもあり、ヒチョルのちょっかいに動じません。花道ですれ違うとき、ヒチョルがテミンにキスしようとすると、テミンはそれを察知して「ちょっとそれは・・・」というかんじで後ずさるのが面白かったです。さすがヒチョルです。オープニングからここまでの間で一番盛り上がりました。
ダンスコラボのA-YOの後、なんとSJ-Mが登場し、「到了明天」(Blue Tomorrow)と「Me」を歌います。
やはりハンギョンのいないSJ-Mは見るのが辛いです。
ドンヘが花道の端に来たとき、青い蛍光棒を持っている客席のファンに向かって、蛍光棒を渡すようにてを差し出します。蛍光棒を受取りステージで蛍光棒を振った後、客さんに返して、また別の蛍光棒を受取ったのです。SUJUは全員ファンサービスが多いですが、中国ではドンヘが特に多いです。はっと気がつくと「海」と書かれた白色の電光ボードを持っている集団が花道の脇に密集していました。(※ドンヘの漢字名が“東海”なので「海」はドンヘのことを表わす)

次は少女時代です。ユナがあまりにも細くてびっくりしました。全員細いけれどユナがひときわ痩せています。SMTOWN上海でのアイラインを強調するメークはあんまり似合わないのでは・・・もっとさっぱりしたメークの方が可愛いさが引き出されると思います。やはりPAが悪く、少女時代もマイク不調に悩まされていましたが、ポイントごとにテヨンがしっかり歌っていました。
SuperJuniorはハンギョンが抜けた分、フォーメーション上ウニョクとドンヘの2トップが強調されるようになったと思います。ウニョクが更に目立つようになりました。
「ミイナ」を初めて見ましたが上手いです。様式美というかまとまりがあります。
これは場数・経験の蓄積によるものなのでしょうか?揃うところがきっちり揃っていて、タイミングがいいのです。
SUJUは細かいファンサービスが多いです。客席と花道の間にはかなりの距離があるのですが、ソンミンが花道の端に立たったとき、観客が手にしているタオルに手を差し出しました。あんなに距離が離れてたらタオルは届かないんじゃないか・・と心配して見ていたら、ファンが上手にタオルを投げ入れてソンミンがキャッチできたのです。そのタオルを広げて見せた後、汗を拭いて、また投げ返しました。
ウネ(ウニョク×ドンヘ)や83ライン(ヒチョル×イトゥク)のカラミもあり、
SuperJuniorはどうしてこんなにファンが求めていることが分かるんだろう・・!?
と尊敬せずにいられません。

BoAのコーナーが終わるとスクリーン上に「SMP」の文字が浮かび上がります。
「This is SMP」。お待ちかねのSMPタイムです!!
東方神起ファンがコールを始めますが、トップはSorrySorry。会場が一体となり盛り上がりました。少女時代のGenie。足がすごい。足が、足が、すごい・・圧巻!!芸術です。Ring Ding Dong、NU ABOと続きますが、f(x)のNU ABOがすごく盛り上がりました。
f(x)はLunaが歌もダンスも上手いので、ライブステージはLunaが実力でひっぱり、クリスタル、スルリ、Victoryaがそれぞれ可愛らしく舞台度胸も良くがんばっています。
SMPコーナーは前半は良かったのですが、後半の構成が悪かったです。
f(x)の「Mr.Boogie」、SHINeeの「Up and down」、少女時代の「Oh!」の繋ぎが良くなくて、盛り上がりに欠けました。特に「Up and down」と「Oh!」は曲調もテンポが全然違う曲なのに、唐突に「Oh!」が始まるので流れが中断されてガックリきました。
BoAが数曲続けて歌います。ダンスも歌も上手くて完璧なパフォーマンスです。

でもBoAが歌っている間、阿姐の席の周りの人たちは別のものに気を奪われていました。
アリーナの最後方、ポールの真下に黒幕に覆われた2つの箱が運ばれてきたのです。
ユノとチャンミンの登場を察知したファンは、一斉に赤いペンライトを点灯し、東方神起きコールを始めます。
会場が割れるような東方神起コール、鄭允浩(ジェン・ユンハオ)コール、沈昌(シェン・チャンミン)コール・・・コールというより絶叫です。
ユノとチャンミンが上空に吊り上げられ、ワイヤーを伝ってアリーナ席の上を横断し、ステージに向かいます。すごい演出です。サッカーコートの端から端まで空中移動するのです。
このとき、会場の全ての観客がドラムのリズムに合わせて一糸乱れずペンライトを振りかざします。
赤も青もピンクも緑もその他の色も・・・「東方神起!東方神起!」と叫びながら一心不乱にペンライトを振って2人の登場を迎えます。宗教みたいでした。会場の大部分を占めるのは赤いライト、この瞬間、「SMTOWNライブ」というのは、SM教という宗教の全体集会なんだと思いました。儀式は佳境を迎え、ぞっとするような高揚感に会場全体が包まれています。



ユノとチャンミンが「東方神起のユノとチャンミンです」と挨拶し、The Way you are、Miroticなどのメドレーを歌います。ユノは黒、チャンミンは白の衣装に身を包み、すごい気迫でした。特にチャンミン、チャンミンはもうグループのマンネ(末っ子)ではありません。SJのDon' Donにチャンミンが登場しますが、破壊的に美しかったです・・・。
ユノとチャンミンが登場したのは本当に僅かな時間で、挨拶をした後ステージを去っていきます。

ユノとチャンミンがステージに戻ってくることを期待する間もなく、あっけなく「Lucifer」のイントロに切り替わります。
SHINeeはこの日歌った曲の中で、Luciferが圧倒的に良かったです。直近の活動曲だからでしょうか、他の曲と完成度が全然違いました。
少女時代の「GEE」、SUJUの「U」(ロックバージョン)、BoAの「Hurricane Venus」と続くのですが、ユノ+チャンミンの登場があまりにも衝撃的で会場全体が後遺症を引きずっているような気がしました。

最後は出演メンバーが全員登場してH.O.Tの「HOPE」でカーテンコール。
感動しました。「HOPE」をやるとは思わなかったです。出演者全員でステージに立ったのはこの1曲だけですが、男子は男子、女子は女子同士で仲良くしていて、うかつに男女でからんだりしません。ガードが固いです。ボトルに入った水を掛け合ったりしていましたが、SUJUにしては大人しくちょっと物足りなかったです。
でも「HOPE」で終わったのは2010年のSMTOWNに相応しい演出だったと思います。
SMエンターテイメントにとって「HOPE」という曲は精神的な支柱の一つなのだろうか。そんなことを考えながら聴いていました。席が遠かったのでモニターに映った部分しか見れていないのですが、ミノとチャンミンの抱擁、先輩に囲まれて安心して笑っているオニュ、そして久しぶりに見たユノの堂々とした笑顔が印象的でした。

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SMTOWN 2010 in上海(2010年9月11日) 虹口サッカー場周辺の写真

2010年09月13日 | 日記
2010年9月11日(土)SMTOWN上海 虹口サッカー場周辺の写真

【SHINeeのファンサイト】
 

 



【f(x)のファンサイト】右側はKrystalのファンサイト。
 

【少女時代のファンサイト】右側はテシカ(テヨン+ジェシカ)サイト。
 

【SuperJuniorのファンサイト】
 



【東方神起のファンサイト】百度貼吧
「たった一つの 東方神起」 「永遠の中国カシオペア」



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2010年9月11日(土)SMTOWN上海 セットリスト(曲順)

2010年09月13日 | 日記
2010年9月11日(土)SMTOWN上海 セットリスト(曲順)

あんまり自信がないです。曲名が分からない部分が多数あります。
SMTOWN上海の公演時間は4時時間5分、大幅カットされています。

1. La cha Ta f(x)
2. Tik Tok クリスタル(fx)+ジェシカ(少女時代)
3. ? f(x)の曲
4. I will チャンリーイン(張力尹)
5. 晴天・雨天
6. カンタの曲
7. カンタ+スリリ
8. Stand By Me (SHINee)
9. Juliete (SHINee)
10. Replay ヌナノムイェッポ (SHINee)
11. Get Down(SHINee)
12. ジェシカ(少女時代)+クリスタル(fx)の曲
13. 另一個天堂(もう一つの天国) 周覓(チョウミ)+Luna(fx)
14. Soul ヒチョル(SJ)+テミン(SHINee)+Henry(SJ-M)
15. キュヒョン(SJ)+ソヒョン(少女時代)のソロ
16. Sea of Love イェソン(SJ)+ジョンヒョン(SHINee)
17. A-Yo ウニョク、シンドン、Key、ミノ
18. 到了明天 SJ-M
19. Me SJ-M
20. Run Devil Run (少女時代)
21. Etude(?) (少女時代)
22. Kissing you (少女時代)
23. Super Girl SuperJunior+周覓
24. No Other (SJ)
25. ミイナ (SJ)
26. Dancing Out (SJ)
27. BoAの曲
28. BoAの曲
29. I did it for love BoA+Key(SHINee)
----------------------
SMPコーナー "This is SMP"

30. Sorry Sorry (SJ)
31. Genie (少女時代)
32. Ring Ding Dong (SHINee)
33. Nu ABO (fx)
34. A Man in Love (SJ)
35. カンタの中国語の曲
36. Mr. Boogie (fx)
37. Up and down (SHINee)
38. Oh! (少女時代)
39. Quasimodo SHINee
40. The name I Loved オニュ(SHINee)+リョウク(SJ)
41. ダンス ウニョク、テミン、ヒョヨン、ルナ、ユリ、ユナ、スヨン、シンドン、ドンヘ、ミノ、ビクトリア
42. BoAの曲
43. BoAの曲(バラード)
-----------------------
ユノ&チャンミン登場
44. 東方神起メドレー The way you are、Miroticなど
45.チャンミン+ユノ
46. Don' Don SJ+チャンミン
47. ユノ+チャンミン
48. Lufier (SHINee)
49. Gee (少女時代)
50. U (SJ)
51. Hurricane Venus (BoA)
52. HOPE  全員
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こんにちは!

2010年08月31日 | 日記
こんにちは! 私、阿姐(アジエ)はFC2で「全民娯楽時代の到来」というブログを書いてました・・・
・・・って皆さん知ってますよね・・・。

あのブログは一個の記事が長かったですよね・・・。

でも自分は人に言われるまで「長い」ということに気付いていなかったのです。
ブログを通じてお知り合いになった方にお会いすることがありましたが、

「いつもあんなに長い記事書いて、大変じゃないですか?」

とことあるごとに言われました。

文字数をカウントしてみると「多いな」とは思いました。
でも、自分で書いているせいかもしれないけれど、読み返してみるとあっという間に読み終わるので、字数が減ったらもっとあっという間に読み終わってしまうのでは??と思ったのです。

「書くのは時間がかかっても、読むのはあっという間だな。」
などと思っていました。

しかし、ブログを書く上で大変だったのは書くこと自体ではありませんでした。
中華芸能ネタと韓国芸能ネタをバランスよくアップしたいと思っていたのですが、これがなかなか難しかったです。妙なこだわりを持ったのがいけなかったです。

自分はエンタメ(中国語でいう“娯楽”)が大好きだけど、特定の芸能人が好きというより、アジア芸能自体が好きです。
なので、特定のタレントのことではなく、そのとき流行ってるものを書きたいと思ってしまいます。
また、芸能という分野においては「港台、内地、日韓、欧美」が混在しているのが上海の現実でもあるので、それを上手く表わしたかったです。
  ※ 港台:香港と台湾  内地:中国大陸  日韓:日本と韓国  欧美:欧米

結果として、風呂敷を広げすぎて収拾がつかなくなってしまったような気がしてます・・・。

あと、内容によっては自分の個人ブログじゃなくて、別のところにアップさせてもらった方がいいのでは?と思うこともありました。
中国だと「百度貼吧」や私設ファンサイトなど不特定多数のファンが投稿できて、興味がある人が集まるパブリックなサイトがあるのですが、日本はそういうスペースがどこにあるのかよく分からないです。
mixiコミュニティがそういう役割を担っているのでしょうか? 何かいいアイディアがあれば教えてください。

対象が何であれ、好きなこと、書きたいことを、分かりやすく書くのが目標です。

【おまけ:上海の写真】外灘(ワイタン)浦西側。万博前に舗装されてきれいになりましたが、中国国内観光客で溢れかえっていて落ち着きません。銅像は中華人民共和国建国後の初代上海市長・陳毅(チェン・イー)の銅像。

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ブログの更新

2010年08月29日 | 日記
こんにちは。上海阿姐です。FC2が本格的につながらなくなっているので、こちらのgooブログを更新していこうかと思っています。
よろしくお願いします~!
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お知らせ(2010年4月14日)

2010年04月14日 | 日記
全民娯楽時代の到来~上海からアジア娯楽日記
http://allasia.blog74.fc2.com/
の緊急用として作成したブログです。

当面、http://allasia.blog74.fc2.com/ の方を更新していこうと思っています。
よろしくお願いします。m(__)m
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