5月はイベントが多い季節です。野外フェス、コンサート、展覧会などいろいろありますが、尖閣諸島問題以来、日本人アーティスト、タレントが中国で公演やイベントに出演する機会はめっきり減ってしまいました。かつて嵐や安室奈美恵が上海でコンサートをやったのがウソのようです。
しかし、アニメ・漫画・ゲームの世界は別です。今週末上海で行われるアニメ関係のイベントに、日本からビッグゲストが訪れます!なんと人気シナリオライターの虚淵玄先生が上海にいらっしゃいます!!びっくりです・・・!!!
■2014年5月24日~25日 アニメ・同人イベント「AnimeparTy 2nd」会場:上海光大広場

「AnimeparTy」というイベントの中で、ゲームメーカーニトロプラスの代表 でじたろう(小坂崇氣)氏と虚淵玄先生のトークイベントがラインナップされています。キャッチコピーは「愛の戦士・虚淵玄先生と人生を語ろう」です。「人生を語ろう」というフレーズは中国の動画サイトbilibili動画の弾幕流行語です。視聴者が作者に言いたいことがあるときにこの弾幕用語を使います。
AnimeparTyは今回で2回目ですが他のイベントと比べて日系企業の協賛が多いのが特徴です。第1回目はトヨタが協賛で、ニコニコ生放送の生放送主さんをゲストに呼んでいました。
AnimeparTyオフィシャルサイト:http://www.atpapapa.com/
虚淵玄先生の作品は中国ですごく人気があります。とくに2011年にアニメ放送された「Fate/Zero」は異様に人気がありました。「魔法少女まどか☆マギカ」、「PSYCHO-PASS」、「彗星のガルガンティア」なども多くのファンがいます。中国ではコスプレが盛んですが、「コスプレ」というものは単なる扮装ではなく、一種の演劇仕立てのグループパフォーマンスでもあります。グループパフォーマンスとしてのコスプレの世界大会ではフランス、イタリアなどが強いですが、中国も実力をつけてきています。
2013年の中国コスプレ選手権では、コスプレーヤーチーム「無法地帯」(安徽省)が虚淵玄作品をモチーフにした「虚淵玄的世界」という作品を発表しました。この作品は地区予選を勝ち抜き、「CHINA JOY」という中国最大のゲームショーで開催される全国決勝に勝ち進みました。しかも、決勝の大舞台で「虚淵玄的世界」は見事銅メダルに輝いたのです。日中関係が決して良いとはいえなかった2013年の夏ですらも、虚淵玄作品への愛は衰えをみせませんでした・・・。
コスプレ作品「虚淵玄的世界」は、虚淵玄の代表作「Fate/Zero」「魔法少女まどか☆マギカ」「PSYCHO-PASS」「彗星のガルガンティア」「鬼哭街」「沙耶の唄」「Phantom」を組み合わせたものです。
■コスプレチーム「無法地帯」の「虚淵玄的世界」(2013年CHINA JOY コスプレ選手権 安徽予選大会)

2013年度の大会ですが、地区予選の段階では「彗星ガルガンティア」はまだ未放送でした。そのため、地区予選のバージョンは当然ガルガンティアが含まれていなかったのですが、2013年夏の決勝戦のバージョンではガルガンティアのボードが追加されています。ステージパフォーマンスとしてのコスプレは、ただキャラクターの格好をして登場するだけではなく、ストーリーのある舞台劇で、音楽に合わせて踊ったり、格闘したり、作品中のシーンを実写再現します。セリフもアフレコで用意します。演劇ともミュージカルともダンスとも異なる「COSPLAY」としかいいようのない、一種の二次創作芸術です。二次創作ではありますが、構成・演出は創造力が必要とされ、ポージング、ダンス、演技などパフォーマーの力量も求められます。「虚淵玄的世界」の最もチャレンジングな点は、作品のキャラクターが登場するだけではなく、虚淵玄先生ご本人をイメージしたキャラクターが登場することです。しかも、作者として登場するわけではなく、作品世界の象徴として「愛」と「虚」という二つの概念を表現する存在として登場するのです。すごいとしかいいようがありません・・・。
■bilibli動画「虚淵玄的世界」ChinaJoy上海決勝 約20分、出演者約40人。各種格闘シーンのレベルが高く壮観。
http://bilibili.kankanews.com/video/av681984/
「AnimeparTy 2nd-魄-」には他にも多くのゲストが参加し、音楽プロデューサー志倉千代丸、ニコニコ歌手「KUPO&ゼーノ」、SNH48(AKB48の上海版)、有名コスプレーヤーが登場するイベントが予定されています。
しかし、アニメ・漫画・ゲームの世界は別です。今週末上海で行われるアニメ関係のイベントに、日本からビッグゲストが訪れます!なんと人気シナリオライターの虚淵玄先生が上海にいらっしゃいます!!びっくりです・・・!!!
■2014年5月24日~25日 アニメ・同人イベント「AnimeparTy 2nd」会場:上海光大広場

「AnimeparTy」というイベントの中で、ゲームメーカーニトロプラスの代表 でじたろう(小坂崇氣)氏と虚淵玄先生のトークイベントがラインナップされています。キャッチコピーは「愛の戦士・虚淵玄先生と人生を語ろう」です。「人生を語ろう」というフレーズは中国の動画サイトbilibili動画の弾幕流行語です。視聴者が作者に言いたいことがあるときにこの弾幕用語を使います。
AnimeparTyは今回で2回目ですが他のイベントと比べて日系企業の協賛が多いのが特徴です。第1回目はトヨタが協賛で、ニコニコ生放送の生放送主さんをゲストに呼んでいました。
AnimeparTyオフィシャルサイト:http://www.atpapapa.com/
虚淵玄先生の作品は中国ですごく人気があります。とくに2011年にアニメ放送された「Fate/Zero」は異様に人気がありました。「魔法少女まどか☆マギカ」、「PSYCHO-PASS」、「彗星のガルガンティア」なども多くのファンがいます。中国ではコスプレが盛んですが、「コスプレ」というものは単なる扮装ではなく、一種の演劇仕立てのグループパフォーマンスでもあります。グループパフォーマンスとしてのコスプレの世界大会ではフランス、イタリアなどが強いですが、中国も実力をつけてきています。
2013年の中国コスプレ選手権では、コスプレーヤーチーム「無法地帯」(安徽省)が虚淵玄作品をモチーフにした「虚淵玄的世界」という作品を発表しました。この作品は地区予選を勝ち抜き、「CHINA JOY」という中国最大のゲームショーで開催される全国決勝に勝ち進みました。しかも、決勝の大舞台で「虚淵玄的世界」は見事銅メダルに輝いたのです。日中関係が決して良いとはいえなかった2013年の夏ですらも、虚淵玄作品への愛は衰えをみせませんでした・・・。
コスプレ作品「虚淵玄的世界」は、虚淵玄の代表作「Fate/Zero」「魔法少女まどか☆マギカ」「PSYCHO-PASS」「彗星のガルガンティア」「鬼哭街」「沙耶の唄」「Phantom」を組み合わせたものです。
■コスプレチーム「無法地帯」の「虚淵玄的世界」(2013年CHINA JOY コスプレ選手権 安徽予選大会)

2013年度の大会ですが、地区予選の段階では「彗星ガルガンティア」はまだ未放送でした。そのため、地区予選のバージョンは当然ガルガンティアが含まれていなかったのですが、2013年夏の決勝戦のバージョンではガルガンティアのボードが追加されています。ステージパフォーマンスとしてのコスプレは、ただキャラクターの格好をして登場するだけではなく、ストーリーのある舞台劇で、音楽に合わせて踊ったり、格闘したり、作品中のシーンを実写再現します。セリフもアフレコで用意します。演劇ともミュージカルともダンスとも異なる「COSPLAY」としかいいようのない、一種の二次創作芸術です。二次創作ではありますが、構成・演出は創造力が必要とされ、ポージング、ダンス、演技などパフォーマーの力量も求められます。「虚淵玄的世界」の最もチャレンジングな点は、作品のキャラクターが登場するだけではなく、虚淵玄先生ご本人をイメージしたキャラクターが登場することです。しかも、作者として登場するわけではなく、作品世界の象徴として「愛」と「虚」という二つの概念を表現する存在として登場するのです。すごいとしかいいようがありません・・・。
■bilibli動画「虚淵玄的世界」ChinaJoy上海決勝 約20分、出演者約40人。各種格闘シーンのレベルが高く壮観。
http://bilibili.kankanews.com/video/av681984/
「AnimeparTy 2nd-魄-」には他にも多くのゲストが参加し、音楽プロデューサー志倉千代丸、ニコニコ歌手「KUPO&ゼーノ」、SNH48(AKB48の上海版)、有名コスプレーヤーが登場するイベントが予定されています。