上海阿姐のgooブログ

FC2ブログ「全民娯楽時代の到来~上海からアジア娯楽日記」の続きのブログです。

中国版「花より男子」~「新版・流星花園 」2017年制作開始 キャストを発表

2017年12月11日 | エンタメの日記
アジア圏で何度もドラマ化され、各地で社会現象的ブームを起こしてきた「花より男子」中国版ドラマ「新生・流星花園」の制作発表会が行われました。
「新生・流星花園」クランクイン発表会 日時:2017年11月9日 主催:湖南衛視



大ヒット漫画「花より男子」(1992年~2004年 マーガレット連載)はこれまでに何度もドラマ・映画化されてきました。
まず、1995年に内田有紀主演で映画化されています。漫画連載開始から比較的早い時期の映像化でしたが、旬のアイドル女優とそのファンのための映画というかんじでした。当時はレンタルビデオで見た人も多いのでは。

「花男」ブームのきっかけとなったのが、アジア圏で社会現象的ブームを巻き起こした台湾ドラマ「流星花園」(2001年)です。

このドラマは中華圏で大ヒットし、主要キャラ4人を演じた台湾俳優たちは「F4」としてCDもリリースし、熱狂的な人気を得ました。
「流星花園」(Meteor Garden)は原作に比較的忠実な丁寧な脚本で、F4が全員180cm超えの長身でロン毛というビジュアル的に強いインパクトがありました。



「流星花園」の成功は日本にも衝撃を与えました。
台湾人の手によって、日本の少女マンガがこれほど絶妙にドラマ化されていることに驚きと感動を覚えた人も多いはずです。
2000年代前半の台湾では日本の少女マンガのドラマ化が盛んで、「流星花園」のほかにもジョセフ・チェンとアリエル・リン主演の「イタズラなキス」(悪作劇之吻)、ウーズンとEllaの「花ざかりの君たちへ」(花様少年少女)など名作を生み出しています。

その後、2005年にTBSで松潤主演によりドラマ化されて大ヒットし、「花男」はドル箱コンテンツとなりました。

2009年に韓国でドラマ化され、イ・ミンホ、キム・ボム、SS501のボーカルとして活躍していたキム・ヒョンジュンなど若手俳優がキャスティングされました。
その中でも特に、イ・ミンホはこの作品出演をきっかけにイケメン俳優としてブレイクしました。

2009年ににはもうひとつ、中国で「一起来看流星雨」という「花男」をもとにしているとみられるドラマが制作されています。
ただし、2009年中国版には原作のクレジットが入っておらず、制作側である湖南衛視は「湖南衛視のオリジナル作品」というスタンスを取っています。

そして2017年。台湾「流星花園」が制作されてから15年以上の年月が経ちました。

「流星花園」のプロデューサー、台湾F4の生みの親であり、その後も多くの台湾ドラマや映画を成功させてきた著名な女性プロデューサー・柴智屏(アンジー・チャイ)が再び中国で「流星花園」を制作するということで、新たにキャスティングが行われました。

2017年11月9日、制作者である湖南衛視の主催にて「新生・流星花園」クランクイン発表会が行われ、キャストが公表されました。
制作会社代表によると、2018年夏休み時期の放送を目指しているとのことです。

つくし:沈月 1997年生まれ 湖南省出身
道明寺:王鶴棣 四川省出身(制作発表会では18歳と言っています)
花沢類:官鴻 1995年生まれ、台湾出身 22歳
美作:梁靖康 広東省出身 23歳
西門:呉希澤 深セン出身 21歳

 

F4役の4人の平均身長は185cmとのことです。基本的に新人で、これまでほとんど芸能活動の経験がなく、これが俳優デビュー作となる人もいるようです。
花沢類役の官鴻と道明寺役の王鶴棣は非常に顔がいいです。4人とも本当に背が高いです。藤堂静役もほぼ新人ですが170cm以上ある女優をキャスティングしています。制作発表会のインタビューを見ると、つくし役の女優(沈月)が一番芸能経験がありそうです。

ビジュアル的にはちょっとやりすぎなくらいのハイクオリティです。

アンジー・チャイ氏によると、2001年版の「流星花園」は予算不足のため細かい部分の作りが雑で、ロケなども制約があった。また、原作が完結していなかったため本当の意味での結末がない。2017年版は新しい時代の要求に応えられるクオリティと表現で再生させたいと語っています。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする