台風10号がゆっくりだが、なぜだろう。
昨晩テレビの天気予報で風向をやってたが、それを見ると一目瞭然だった。四国の沖、南側の太平洋に台風があるが、風が回って、日本海に東西に横たわる、秋雨前線のところで 風向きが変わって、吸収されているように思った。
台風ははるか数百km北の、梅雨前線を意識しているのだ。人間は四国や中国地方に、上陸するとか、風や雨がどれぐらい大きくなるか、とか近いところに関心があって、そればかり気にしているが、台風は、その向こうの秋雨前線を意識しているのだと。
秋雨前線が壁のように立ちふさがっているので、北上がゆっくりなのだと。
誰でも天気図を見ればわかるのにね。
以前も述べたが、台風は、前線を超えるのはほとんどなく、手前で右(東)に曲がって、だいたい北東へ進む。
今回は真正面からぶつかって、停滞しているのだから、逃げ道が無いのだろう。
以前もこういう停滞する台風があったが、そのまま衰退したのがあった。
2016年、東から西へ迷走する台風10号。
海水温が高いのが、台風急成長の一因ではあるが、水が激しく蒸発するのは、昼間の太陽光線の激しさだろう。日中36℃や37℃になるが、日本列島の内陸ほど激しい。太陽光線の照射によるものでしょう。
海の中の沖縄は33℃ぐらいでこちらの方が、低い。
お盆が過ぎて、日照時間がどんどん短くなっているのだから、台風は、このまま衰退する可能性もありますよ。
過去の天気図を見てきて、そう思うよ。
日本列島全体が、旅客船事故やスキー合宿事故のようにならないことを、願います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます