ロシアのウクライナ侵攻で、ロシアからヨーロッパ向けの天然ガスや原油輸出が制限されて、日本もその影響で電気代が高くなる。
昨日届いた電力会社からの電気料金値上げの資料をみると、
1.太陽光発電の設置拡大で、昼間の電力需要が減少
2エコキュートの普及で、夜間電力需要が増加
つまり、夜間の余剰電力がなくなり、むしろ発電しなければならないと。
だから、夜間電力は、もう安くつくれなくなったと。
コロナ発生以降、原油、天然ガス(LNG)、石炭の輸入単価は、上昇していたが、ロシアのウクライナ侵攻が追い打ちをかけて、2020年ごろから比べると、原油・LNGは約3倍、石炭は約6倍だと。
新電力では、大口顧客の割引制度を利用して、単価を安くし、小口の契約者がその恩恵を受ける、というシステムだったが、コロナの影響で、たぶん大口顧客としての最低使用電力量を割るところがでてきたんだろうが、内情は発表されてないだろうね。
1.最低契約量を満たさなければ、割増も取られるでしょうし、
2.1000が最低だとすると、800しか行かなければ、1000/800で、電気料金は1.25倍となるでしょうし、
3.新電力から契約者が辞めて行けば、残った契約者で、割るとなるのでさらに割増。
4.燃料の高騰で、電力会社からの電力料金自体が、燃料調整費で割増。
これを解決するのは、原発稼働ですね。
震災後の対応として、現実的には、原発を回しながら、津波対策の防波堤建設や、非常用電源の確保などを並行して行っておけば、このような極端な電力不足や電力料金値上げはなかったでしょう。
当時の菅直人政権が、原発事故後の適切な対応をできなかったことを、電力会社だけの設備の不備として責任を回避したことに原因があったと思うよ。
だって、当時の民主党政権では、原発増設を発表し、岩手県や北海道でも建設計画だったんだから、このような原発建設基準の見直しはしてなかったよね。自分は原発の専門家だとか言って。
福島原発では、大地震の揺れが原因ではなく、10mの津波によって、地下の非常用発電機が水没したことが、原因で冷却水が入らなかったので、メルトダウンしたのですから。たぶん北西方向は、炉壁が破れての放射能漏れでしょう。
日本海溝の底が斜めに滑って、上下に20m一瞬で動いた、というのが津波の原因。
1000年に一度という大地震だったんだから、次は1000年後ということで、この12年間大地震も大津波も発生してない、ということが事実であり、これが科学的データでしょう。
机上の検討だけで、現実と一致してない、というのは、東日本大震災の予測ができなかった、といいうことでも明白だね。20mも食い込んでたのにね。
政治は現実を解決していくことだから、この12年間原発を稼働させながら、次の大地震や津波に備えて、設備や法律整備、手法の検討を並行させていくのが、現実の国民生活の社会基盤を保護することでしょう。