プーチン大統領、ウクライナ侵攻は結局、共産主義の思想から抜け出れないためだ。
他に選択肢がなかった、と。
最後の解決策は、軍事侵攻。
クリミア併合や今回のウクライナ侵攻は、革命理論そのままで。
プーチン大統領は、KGB出身で、共産主義の教育を受け、その後、ソ連崩壊、民主主義体制の大統領制へ。
しかし、いまだにソ連時代が捨てられない。
共産主義を越える思想はない、と思っているみたいだ。
マルクスは、すべての悪の根源は、私有財産制度だと。
それによって、利己主義が発生したと。
共産圏では、エゴを否定して、国家のために。
私有財産制廃止では、人の心の中のエゴを解決できないので、外的な武力などで強制的に統治。
プーチン大統領は、ソ連崩壊後、エゴが発展の原動力である民主主義には行けず、かといって、共産主義の限界でソ連が崩壊した。
中間位置で、方向性が定まらない。
ヨーロッパは先端技術、ロシアは石油天然ガスなどの資源。
お互いに、不足な部分を補い合えば、協力関係で、共に発展するはずが。
何が問題なのか。
結局、プーチンさんが若いころ受けた、共産主義という思想の壁が越えられないということ。
共産主義を越えて、民主主義の利己主義を克服する、という方向性を示さなければ、プーチンさんの悩みは消えない。
同じことが、中国や北にもいえるだろう。
解放されても米欧とは同じ方向には行けない。
エゴ、といわれてもそれがあたりまえの世の中では、罪悪感を感じないが、
そこをついてきているのだから。民主世界では、ピンとこないんだろうが、そこが最重要課題。
まるで思想家が問題にすることを、国全体が問題にしているんだから。
共産主義を越える思想を提示しなければ、この問題は解決しない。
中国や北も、同じく。
果てしなく、西欧米と、露中北の対立が続くことになる。
探してみると、唯一いまマスコミで問題になっている、
統一教会の統一原理、または関連団体の勝共連合の勝共思想だ。
1980年ごろ大学構内での民青の活動が低調なのは、原理研との理論闘争に敗れたためだ、と日共が告白していると週刊誌にある。
東西冷戦の時代、保守の自民党国会議員が近づいたのも、自然な流れだったんだろう。60年安保闘争、朝鮮動乱などを経験した保守としては当然の流れだったのだろう。
そう考えると、マスコミが打ってくるのは、左だから、政治や思想面ではなくてお金の問題で、今がチャンスと思ってるんだろうね。
虎穴に入らずんば虎子を得ず。
狭き門から入れ、というのが予言の言葉かも。
いまのところ、そういうことです。