ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

2軸競歩

2009-05-18 21:12:37 | ナンバ・古武術・動き

先日コメント欄に寄せられた質問を機に、ブログタイトルから「ナンバ走り」をはずした。その際の返信に紹介させていただいた名著『スポーツ選手なら知っておきたい「からだ」のこと』(小田伸午著/大修館書店刊)を読み返していたら、股関節に関して再認識させられる記述があった。

股関節の位置はどこか?  ワシを含め、多くの人は「こかんせつ」という響きにもひっぱられて股間、すなわち脚の付け根あたりをイメージするのではなかろうか。ヒトの骨格をきちんと学んだ方なら先刻ご承知のとおり、違うのだ。

「股関節を英語では、Hip jointといいます。したがって、股関節は左右のお尻の中にある関節だと思ってください。股関節というと、太ももの付け根の前の部分を感覚する人が多いと思います。……股関節は、もっと後ろにあります。お尻のエクボの中に埋まっています。股関節はどこですか? といわれたときには、太ももの付け根の前側を指すのではなく、お尻の横の方を指しましょう」

なるほど。前にも読んだはずなのに、すっかり忘れていた。とほほ。

また、太ももの骨(大腿骨)が骨盤にはまっている部分が股関節なのだが、どのような形状ではまっているかについても誤ったイメージを抱きがち。なんとなく骨盤の真下にはまっているように思ってしまうけれど、もちろん実際は骨盤の側面にソケット状にはまっている。この形状ゆえに股関節は前後の伸展・屈曲にとどまらず、内旋・外旋、内転・外転と自在に三次元方向に動くことができる。「腰が回る」のも、実は股関節が回っているからなのだ。

姿勢を正して真剣に読み直していた最中に、京大出身の競歩選手・杉本明洋選手が山形県天童市で開催中の東日本実業団陸上選手権5000mで18分56秒の日本新記録を樹立したとの報(5/16)。
杉本選手といえば、小田伸午先生に師事して2軸動作を競歩に取り入れてトップクラスで活躍を続けている方である。

それにしても「歩き」でkm3分47秒ペースとはスゴすぎる。5000mを全力で走っても、いまだ20分を切れないオヤジは驚嘆するばかり。
記録横ばい状態が続いている今、もう一度身体操法を探究すべしとの天の声かも、と思い始めたオヤジである。

 ⇒常歩(なみあし)身体研究所

今朝は熟睡してしまい、芝生で地下足袋ジョグ20分(約3km)と筋トレ3セットのみ。

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