富士山はいつもどおり落ち着いていた。
通算28回目の足柄峠走。
山北駅から足柄万葉公園までの上り約13kmはほぼ全力で。1時間13分42秒。
今年1月7回目の峠走での上り自己ベスト1時間18分20秒を5分近く更新できた。
(もっとも、今回はスタート地点のさくら湯コインロッカーに荷物を預けて身軽だったから、リュックを背負って走った1月とは条件が異なるが)
客観的に見れば「ランニングどころではないだろう」状況であり、主観的にも「ランニングに逃げている」側面は否定できないけれど。
それでも、一瞬であれこんな自分でもやればできることもある、と実感できたことはプラスになる。ふさぎこんだりヤケになったりするよりはずっとマシ。そう無理やり思うことにしたオヤジである。
万葉公園からは折り返さずそのまま峠頂上を経て、いつもの駿河小山駅方向への長い下りに行かず隣の足柄駅方向への分岐道を下る。約5kmの短く適度な傾斜の下り坂は快適。
万葉公園から40分足らずで足柄駅に到着。電車で山北駅に戻り、さくら湯のプールでほぐす。
本日開催の大阪マラソンや手賀沼ハーフなどでランナーは出払っているらしく、いつもよりすいておりプールは初の一番乗り。誰もいないプールでのんびり泳ぐ。
これで今月の走行距離はちょうど400km。久々に400kmに達して内心喜んでいた。
月間走行距離にこだわる弊害は常々、監督から強く戒められているところだが、日々の頑張りの証しとしてついつい距離の多さを気にしがちであった。
きょう往復の電車内で読んだ新刊本はそんな「距離信仰」を木端微塵に打ち砕くものだった。
『毎日長い距離を走らなくてもマラソンは速くなる!』(吉岡利貢著/ソフトバンク新書)
著者は中学で陸上競技を始め大学まで長距離走を続け、現在は筑波大学関連研究所の研究員。ランニング学会が最近まとめた『走って読んで再発見! ランニングリテラシー』(大修館書店)の執筆者の一人でもある。
『毎日……』の中で著者はトップ競技者から市民ランナーに至るまで日本に根強く蔓延する距離至上主義が諸悪の根源と断じ、それに代わるクロストレーニングの重要性を提唱している。
「市民ランナーレベルでは、週64km、月間走行距離が240~260kmを超えると故障が増えるという報告があります。ベテランの市民ランナーの多くは、月間250km以上走っていますから、故障していない人を探すほうが難しいくらいです。
ところが、ランニングだけではなく、自転車を使ったクロストレーニングを取り入れることによって、故障が減るばかりでなく、走行距離を減らして効率的にマラソンなど長距離走のタイムを縮めることが可能なのです」
自転車を組み入れた具体的な練習内容も明記され、最重要ポイントは高い回転数を維持することにあるようだ。それがランニングでのピッチ数アップにつながることを自らの体験を踏まえて詳述。非常に説得力がある。
ワシも昨年、ロードバイクを購入しながら今は月1回乗るかどうかくらいで完全に宝の持ち腐れ状態。この際、大いに活用していくことにしよう。
★オヤジの心を癒す昭和の歌 (109)
気持ちよく坂を下っている時、なぜか脳裡に流れてきたのが懐かしいこの歌。
♪ 道標ない旅 (永井龍雲/1979)
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◎wiendylanさん おたがい現時点のベスト尽くしましょう。
こっそり地味服のつもりでしたが、しっかり気合入れて刀水ACランシャツ・ランパン(赤)で行きます。No.30236。
では西湘コース上にてお会い(すれ違い)しましょう!!
◎ウォーカーさん お久しぶりです。ありがとうございます。
アキレス腱、かなり痛みますか? ご存じかもしれませんが私も昨夏に両アキレス腱を痛め、思い切って丸1ヵ月ランは休みました。その間、水泳と自転車でつなぎ、かえってリフレッシュできた感じ。
これからトレーニング時間の確保がむずかしくなるかもしれないので、走行距離にこだわらない練習を模索していこうと思います。
月末のフルはどうされますか?
私では何か声をかける言葉は見つからないのですが・・・。
レースがんばって下さいね。楽しみにしてます。
私も相変わらず、のろのろ走ってますよ。
あれこれ弱気なことを書き連ねると、お叱り受けそうなので、とにかく湘南には行きます。
関門通過して折り返せるように現時点での全力を尽くします。
wiendylanさんの快走を祈ります!