ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

夏の思い出

2007-07-06 22:58:03 | タバコ(禁煙)

♪夏がくれば 思い出す 遙かな尾瀬 遠い空
 (江間章子 詞)

夏になると必ず聞こえてくるこの歌。作曲された中田喜直 (なかだ よしなお) 先生が亡くなられて7年になる。
本格的な歌曲の作曲家であるとともに「めだかのがっこう」「ちいさい秋みつけた」「雪の降るまちを」などずっと歌い継がれていくであろう童謡を数多く残された。

先週末、丹沢の準備をしていた時、テレビから中田先生の名曲の数々が流れてきた。
「昭和の歌人(うたびと)たち」という75分番組で、「夏の思い出」を最初に歌ったのがシャンソン歌手の石井好子さんだったということも初めて知った。

(音楽学校の1年先輩の石井好子さんに憧れていた中田青年だが、その想いを言葉で伝えることはできず、いつか美しい歌曲を捧げようと思い続けて数年後。昭和24年にNHKラジオ歌謡として放送されることになったこの歌を石井先輩に頼み込んで歌っていただいたのだそう.。現代では考えられないような純情ラブ)

音楽とは無縁のオヤジだが中田先生には何度もお目にかからせていただき、サイン入りレコードまで頂戴している。
というのは、中田先生は温厚で物静かなお人柄ながら、ことタバコに関しては激烈な嫌煙家だったため。反喫煙の市民運動の集まりにもよくお見えになり、事務局を務めていた若き日のワシにもねぎらいのお言葉をかけてくださったのである。

『音楽と人生 随筆集』(中田喜直著/音楽之友社刊 1994年) というエッセイ集を読むと、驚くことに全体のおよそ半分がタバコに関する記述で、中田喜直の音楽観の真髄を期待して手にした読者は面食らうかも。それくらいアンチ・スモーキングの中田先生であった。

録画した番組を改めて味わいつつ。若き日の中田青年から捧げられた「夏の思い出」を歌う石井好子さんの矍鑠とした歌声が聴こえてくる……。


朝、地下足袋クロカン走45分(約7km)、ラスト流し3本。心拍159。なんとかフツウに走れるまでに回復したようだ。
夜、プールへ。平・クロール各500m、30分。


★セラティ・きょうの言葉 (46)
  [オーストラリアの伝説的名コーチ、パーシー・セラティ著『陸上競技 チャンピオンへの道』(ベースボール・マガジン社1963年刊)より]

ほとんどいつも平坦な地面の上ばかりを走っているだけでは、最初一時的に記録がよくなることはあっても、それ以後はほとんど進歩しない。ことに長距離を走る場合に、記録が伸びないものだと私は考えている。

砂丘走やバーベルに、さらにロープクライミング、鉄棒運動、坂の駆け上がりなどを、パワー増強の主要な手段としてつけ加えれば、私が何年間も教え説いてきたものと同じ内容になる。

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジョグ再開 | トップ | あさの あつこ 『ランナー』 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なるほど (路の途中)
2007-07-07 05:21:57
・セラティの言葉はいつも勉強になります。
 若輩の私の理解では、
 「ランナーも平坦なコースを走るだけではその能力の育成に限界があるので、様々な刺激でバランスよく鍛えよ。」ということでしょうか。

 個人的には鉄棒が入っていたのがうれしかったです。
返信する
変化・刺激 (ハギA)
2007-07-07 22:27:03
◎路の途中さん ということでしょうね。
より効率的な走り方、パワーを身につけるには敢えて「走りにくい」場所を走り抜いてこそ実のあるトレーニングになる、ということでしょうか。

それにしても、路さん、この蒸し暑い時期に10kmTTで43分台は私から見たらスゴイですよ。私、冬場の10kmレースで自己ベスト41分半ですけど夏場は5分近く落ちてしまいます。
前日の一人1km3分22秒も立派です! うーん、私も1km3分半を切ってみたい。
返信する

コメントを投稿

タバコ(禁煙)」カテゴリの最新記事