ランニングおやじの野望!

50歳を目前に突然走り始めた鈍足おやじランナーのトレーニング雑記です。

フルマラソン3時間22分の走り方

2008-02-15 22:54:43 | 本・漫画・映画など

走歴5年、45歳の日経新聞サッカー記者が走って書いたフルマラソンの自己レースレポート。非常におもしろくて、ためになる。
男女の違いはあっても、今秋の「最後の東京国際女子マラソン」市民の部にぎりぎり出場めざして記録作りに挑戦している方にはぜひとも一読を勧めたい。

『ヨムマラソン 42.195kmの脳内活劇 (吉田誠一著/講談社)

どんなトレーニングをしたか、とか、コースの風景描写などにはほとんど触れず、ただ07年9月30日に3時間25分17秒で自己ベスト更新したベルリンマラソンでの自身の走りと内面を克明に記録。
自己新は出たものの中盤の走りが納得できず、1週間後、ベルリンマラソンの「おまけ」のつもりでエントリーしていたイギリスのネス湖マラソンでその課題に再挑戦。中6日での連続フル、苦しみながらも見事3時間22分11秒でゴール。

書くのが商売の新聞記者さんだから当然なのだろうが、レース中の自分自身を取材対象として客観報道に徹した文章はさすが。
サブ3の高速ランナーの詳細記や、ごく初心者の体験記は数多いが、3時間30分~20分あたりレベルの克明な記録は案外少なく貴重といえる。

「順調にレースが進んでいるうちは、足し算、掛け算を繰り返しているような気がする。『残りの距離をこのまま1km4分50秒で進むと、これこれのタイムでフィニッシュできそうだ』と。
だが、苦しくなってくると、引き算、割り算を始める。『やっと25kmを通過した、ということはあと17kmも残っている。これを5分30秒ペースで進めていくとすると、あと何分、苦しみ続けなければならないのだ』と。
足し算・掛け算の思考から、引き算・割り算の思考に移行し始めると、もう黄信号の点滅だ」

うむ、実によくわかる。そうなんだな~、というようなことが随所に出てくる。
フルは当面封印して「仙台ハーフ」に専念中のワシだが、秋にはまたこの本を座右に再チャレンジしたいものである。


昨夜、通販で仕入れた「ウェイティ-ロープ 1000g」が届いた。
今朝は早速それで、ヘビー縄跳び約30秒+1kmジョグ 3セット実施。
き、効くー。
今夜もプールへ。3日続けてスイムは珍しい。平・クロール各250m。(来週からプールが施設点検で10日間休業のため固め泳ぎ)、

 

コメント
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