脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

テルモの健康天気予報

2009年09月27日 | 情報
先日書いた「天気とからだ」の読売記事の続きです。

9月26日の読売新聞
健康プラス、

天気とからだ、4 で

新潟県魚沼市国保守門診療所

内科医で気象予報士の遊佐昌樹さんのお話と、

テルモの健康天気予報』が載っています。

せっかく医療メーカーが出している
健康天気予報なら、

偏頭痛と関節痛だけではなく、
ぜんそくや、
脳脊髄液減少症患者用の症状悪化もぜひ予報してほしいです。

脳脊髄液減少症患者は、ただでさえ、自分の体調変化が読めず、
先の予定がたてられないのですから。

私の場合、
当日の、その日になってみなければ、一人で予定どおり行動できるのか
一人では無理なのか、なかなか予測もつかないため、
どうしてもキャンセルできない重要な予定があるときには、ひとりではなく
いつも、つきそいが必要です。

いい大人なのに、ひとりで外出もできない、病院にも
予定どおり行けないなんて、情けないですが
これが現実なんです。



それにしても、
あの医療機器のテルモが、
天気と体の症状の関係を「予報」してくれていたとは・・・

おもえば、
今は春先に、当たり前に天気予報で取り扱われる「花粉予報」なんて
昔はありませんでした。

花粉症という病態が
まず世間に認知されていませんでした。

そういう時代でした。

時代とともに、
天気と人の体調との関係の理解が
次第に世の中に広がっていく予感がします。


脳脊髄液減少症は、冗談ではなく、本当に
お天気に体調がひどく左右されます。

でも、そのことは身近な人たちにも
最初はなかなか信じてもらえませんでした。

天気には何の関係もなく、
単に都合の悪い時だけ、不調になるような、
仮病患者、わがまま人間に誤解されやすいのです。


でも、天気との関係がはっきりと自覚できたのは、
数年前の台風接近の時でした。

刻々と近づく低気圧を
全身で感じるようなそれはそれは苦しい経験でした。

私の場合、特に天気が悪いその日より、
天気が崩れる前とか
台風が来る前などに、不調になる傾向があります。

その不調とは、体の症状は
首絞め、体のしめつけ、呼吸困難、心臓の圧迫感、
体のふしぶしの痛み、などなど、症状はさまざまで
時には、気がめいる、精神的に不安定になるなど
精神的な不調にも及ぶこともあります。

花粉症が世間に広く認知され、花粉の飛散予報が当たり前になったように、

脳脊髄液減少症とお天気との関係も
いつか、
脳脊髄液減少症とお天気との関係も
世間に認知されていくのでしょうか?



今回の記事で、
「お天気と人の体の関係」に興味をお持ちの医師の存在を知り、

こういった貴重な先生方には
ぜひ、
脳脊髄液減少症の研究に協力してほしいと患者として強く思います。

脳脊髄液減少症を研究すれば、
お天気と人の体の関係について、

もっといろいろなことがわかると思います。

脳脊髄液減少症の症状は
けっして、「起立性頭痛」や「めまい」だけではないのです。

起立性頭痛やめまいで苦しんでおられる患者さんたちには大変失礼ですが、
脳脊髄液減少症の本当の怖さは、そんなもんじゃぁないのです。

私が経験した脳脊髄液減少症の症状の中では、
頭痛、めまい、吐き気、集中力の低下、
なんて、
まだ、かわいいもんです。

(ちなみに今は頭痛はありませんが、
交通事故後に頭痛があったころも、「起立性」ではありませんでした。
寝ていても、寝ていた夜中でも頭痛で目が覚めるような状態でした。

だから、「脳脊髄液減少症」=「起立性頭痛」と絶対視するのは、脳脊髄液減少症患者を見落とす危険があると思います。起立性頭痛を訴える患者もいるでしょうが、それは脳脊髄液減少症の絶対条件ではないと思います。

脳脊髄液減少症では、寝ていても治まらない頭痛や
頭痛がまったくない場合もある。

ということを、
頭痛外来の先生方にはぜひ覚えておいてほしいと思います。)

いろいろな視点、広い視野で、
脳脊髄液減少症の症状について関心を持って、
研究に力を貸してくださる医師が

もっともっと増えてほしいと願っています。
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