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脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」

過去から現在へ、脳脊髄液減少症、体験克服記。

脳脊髄液減少症と月経異常  

2008年12月07日 | つぶやき
本日12月7日(日)の朝日新聞医療面に

痛みの病理学①として、

「女性特有の月経周期にかかわる痛み」が特集されています。

女性ホルモンとの関係については触れていますが、

その女性ホルモンをつかさどる下垂体に悪影響を与えて、

月経周期を狂わせたり、月経痛や月経前の頭痛をひどくしたりすることのある、
脳脊髄液減少症という原因があることについては
何も触れられていません。

おそらく取材でも、そういった話は出てこなかったものと思われます。

今の、脳脊髄液減少症の社会や医学界の認知度では、
無理もありません。

まして、
脳脊髄液減少症ではない健康な、
しかも男性記者では、

月経と脳脊髄液減少症との関係について、気づくはずがありませんから
しかたがありません

でも、
脳脊髄液減少症の女性患者さんなら、すでに気づかれていると思いますが、

脳脊髄液減少症と、月経痛や月経困難症、月経周期の異常などは、
非常に深い関係があります。

脳脊髄液減少症の病状の個人の程度にもよりますが、

女性の脳脊髄液減少症患者であれば、多かれ少なかれ、
以前にはなかった、
月経に伴う苦しみを体験されていることでしょう。

脳脊髄液減少症は月経量や月経周期を狂わせたり、
月経に伴う痛み、体調不良を異常なまでにひどくしたりします。

脳脊髄液の減少により、下垂体に何らかの異常が起こると思われます。

脳脊髄液減少症で正常に分泌しなくなるのは、
何も「成長ホルモン」だけではないのです。

大人になってしまうと、
「成長ホルモン」のように、
目で見て気づくことはできませんから、
月経異常などは、本人だけの気づきです。

しかも、性にともなうことでもあり、
本人すらも黙っていることが多く、
公になりづらいことですが、

脳脊髄液減少症になると
明らかに「女性ホルモン」にも異常がでるのは
私の体験からも事実のようです。

脳脊髄液減少症を抱えると、月経に伴う不調や痛みが本当に倍増し
苦しみます。

月経に伴う異常なまでの体調不良に振り回されて
一月の半分は寝込んで行動できないこともあります。

この脳脊髄液減少症と婦人科症状との深い関係について
気づいている産婦人科医は、
今の段階ではほとんどいないと思います。

私も、脳脊髄液減少症とわからず、
婦人科で長く治療を受け続けました。

本日私が訴えたいのは、
もし、
脳脊髄液減少症の女性患者さんで、
私と同じように、
脳脊髄液減少症になってから、

月経時に伴う頭痛、生理痛などの痛みが倍増したり、
月経時の眠気や体調不調がひどくなったり、

月経量や月経期間が、以前と違ってきて、

月経期間が短くなってしまったり、逆に長くなかなか終わらなかったり、
月経量が健康時より多すぎたり少なすぎたり、と
さまざまな月経異常の経験のある女性患者さんがおられましたら、

ぜひ、
この「痛みの病理学①
月経周期知って防いで、女性ホルモン、深く関連」

の記事を書いた、朝日新聞和田記者様に

脳脊髄液減少症での月経との関係の体験をお伝えください。

脳脊髄液減少症の女性患者のひとりひとりの声が書いた新聞記者に伝わることにより、

いつの日か、産婦人科医も、症状が似ていることで、

子宮内膜症とか、月経前緊張症とか、月経困難症とか、
更年期障害とかと誤診することなく、

脳脊髄液減少症を産婦人科医でも、早期発見できる日がくることを
私は期待しています。

現段階では、
もし、脳脊髄液減少症が原因で、
月経に伴う頭痛や体調不良、子宮の絞られるような痛みを訴えて
産婦人科医を受診しても、

まさかそれが、「脳脊髄液減少症」で起きている症状と
気づく産婦人科医はいないも同然だと私は思うからです。

つまり、
脳脊髄液減少症患者が、産婦人科で、
「もしかしたら、それは脳脊髄液減少症の婦人科症状かもしれませんよ。」と
医師に気づいてもらえる可能性は
今の段階では、限りなくゼロに近いと思うのです。

だからこそ、
脳脊髄液減少症で婦人科症状の悪化を自覚している、私を含め女性患者が
声をあげなければと思っています。

連載記事「患者を生きる」のところに
「ご意見。体験は メール iryo-K@asahi.comへ。」と書いてありました。

このアドレスでメールは届くと思います。

または、

朝日新聞医療グループ

eメール     kenko@asahi.com

ファックス   東京 03-3524-0533    
ファックス   大阪 06-6201-0249

郵便      〒104-8011 朝日新聞医療グループ宛

で、医療面記事担当の方へ届くと思います。 

脳脊髄液減少症に関しては、
体験した患者しかわかりません。

しかも、脳脊髄液減少症の治療に取り組む脳外科医は男性医師が
圧倒的に多いのです。

脳脊髄液減少症でも、さまざまな月経異常が出たり、
月経に伴う苦痛が、健康時より悪化することを本当に体験して知っているのは、

脳脊髄液減少症の女性患者だけです。

私達女性患者がこの事実を伝えなければ、
社会も医学界もいつになっても、その事実に気づくことなく、
脳神経外科の男性医師も、その事実に真剣に取り組むこともなく、
このままでは、
産婦人科医と連携することも難しいでしょう。

産婦人科医も、
婦人科の症状と脳脊髄液減少症との関係に気づくことができないでしょう。
つまり、
脳脊髄液減少症の産婦人科での早期発見ま難しいままでしょう。

だから、
私はこれから、少しずつでも、
脳脊髄液減少症と月経や性にかかわる症状を
書いていくつもりです。


私個人は、朝日新聞や、記者様に何度か
体験や意見を伝えていますが、

私一人がブログやメールで訴えても、
なかなか信じてもらえません。

どうか、女性患者の皆様も体験した事実をお伝えください。

それにより、脳脊髄液減少症の婦人科症状も、
社会や医学界で認知されて、
理解が深まり、
婦人科でも、
脳脊髄液減少症の早期発見されることを期待しています。

また、少し前の朝日新聞医療面では、同じ記者様が
うつ病や、パニック障害などの症状についても書いておられました。

これに関しても、私は脳脊髄液減少症でも二次的に起こることを
何度も記事にしてきましたし、メールでもお伝えしてきましたが、

もし、脳脊髄液減少症であったのに、病名が判明する以前に、
うつ病やパニック障害、適応障害、と実際に誤診された経験のある患者さんがおられましたら、
その体験も記者様にお伝えください。

重ねてお願いいたします。

特に、女性患者の皆様、
どうか体験談よろしくお願いします。


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