5月のレッスンが終わりました。
ご参加をいただきましてありがとうございました!
遠くは熊本県山鹿市からのご参加でした。
ワークショップは季節の常備菜づくり。
翡翠豆を作りました。
食卓にも新緑!目に青葉ならぬ、目に青豆!(笑)。
グリーンピース(えんどう豆) を塩でゆでるので、ゆで汁も
風味たっぷり。塩分に注意をしながら無駄なく活用します。
薬膳としての効能は、脾と胃の働きを高めて消化吸収を
よくする、エネルギーを補う、(消化器に働きかけて)
体のいらない湿気を排出するなど。
今月、特に注目したのは体のいらない湿気を排出する効能。
次の暦、梅雨に向けて、今のうちから体のいらない
湿気を排出しておくことも大切だと思ったからです。
旬のものは、その時期に必要なもの、あるいは次の季節
へと作用することを共有しました。
ワークショップに続いて五季食楽(お食事)。
どちらも月がわりでやっています。
五季食楽とは、ご家庭で実践出来る薬膳風のお料理です。
食前酒(ノンアル) で乾杯をして、肉と魚のおかずを
一品ずつ、副菜・副々菜になるようなものを一品、
汁もの、御飯もの。
食後は季節のフルーツを使ったデザートと
漢方ハーブティーを心がけています。
今月は直会と薬膳としての効能を合わせました。
♪ 屋根より高い鯉のぼり~ ♪ ですので、盛りものに
瓦形の器を使いました(笑)。
乾杯は自家製レモネード。
真夏に匹敵する紫外線対策のビタミンC。
レモンの美肌作用!
お肉は豚肉。
ビタミン類が豊富なので、紫外線やストレスで(ビタミンが)
消耗されやすくなる夏におすすめのたんぱく質です。
フレッシュハーブを貼り付けて焼き、野菜で作ったソースと
煮ました。ソースは翡翠豆とゆで汁(ワークショップ品)、
茄子(直会)、新じゃがいも、トマトです。
魚は蛸。初夏は春に弱った肝を回復するチャンス!だと
思います。蛸はタウリンが豊富なので肝機能のアップなど。
また、五行で夏は赤。
トマトも盛りつけ、カルパッチョにしました。
ソースは自家製の山椒(木の芽) ソース。
副々菜は、豆腐。
気温が上がると体力を消耗しやすくなるので
スタミナ奴など。たれに大蒜、トッピングに韮。
どちらもパワー食材なので効果抜群!
汁ものはレタス椀。
気温は急に上昇するけれど、体はまだ慣れていないので
そのため熱調節がうまくいかない時があります。
そうすると体には余分な熱(余熱)がこもる、溜まりやすい。
旬野菜のレタスには余熱を取る働きがあります。
加熱をするとたっぷり摂れるので具材の主役にしました。
合わせたのは直会の赤ピーマン。
御飯に新茶を使って。
♪ 夏も近づく八十八夜~ ♪
八十八を重ねると「米」になる(米寿の祝い) など、
稲作文化の日本人にとっては大切にしたい行事食です。
お茶の産地で習ったものをアレンジしました。
翡翠豆(ワークショップ品) を飾りました。
季節のフルーツはオレンジと甘夏みかん。
同じ柑橘類なのに、オレンジは余熱を取り、みかんは体を
温めるという。食材の効能って面白いなあと思うところです。
オレンジはババロア、甘夏みかんはソースにしました。
漢方ハーブティー。
初夏の陽射しにハーブがすくすくと育つ頃。
お茶にはローズマリーを使いました。
ハーブティーは植物の成分(薬効)、香り、味がダイレクト。
「薬草茶」としてご紹介をしています。
抽出時間によってお味が変化していくのも面白いですよね!
目標の全品撮影、にはまだ届きませんが、今月はわりと
頑張りました(笑)。
《予告》2017年 6月の ふじももキッチン
◎ ワークショップ
七夕
◎ 五季食楽(ご家庭で出来る薬膳風のお料理)
6月、仲夏は梅雨の季節。
気圧の変化や湿気に対応する献立です。
薬膳として食べる雑穀もご紹介します。
◎ 6月の開催は16日(金)、17日(日)。
場所:大分県大分市。
いずれも満席を頂戴しています。
ご参加の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。