二人暮らし 日々諸々。

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ふじももキッチン '19 11月終了

2019-11-14 11:16:42 | 薬膳教室

11月の教室が無事に終わりました。


室礼はふたつ。
まずは、七五三にちなんだ
「柿の七徳」。
柿には、七つの徳があるとされていて
子どもたちが
長じたときに、柿のように
七つの徳を身につける
ことができますように
と願いを込めて。喜び来たる(嘉来=柿) と
当て字する縁起ものでもあります。

つぎに「収穫祭」。
まずは稲穂の収穫、新米。
それから季節の収穫物

秋の実り豊かにたっぷりと。感謝です。

 

 

お菓子は、ゆべし。
陽を補うくるみ、もち米がたっぷり。
秋の新茶によく合いました!

 

 

 

季節のワークショップ。
りんごジャムづくり。

りんごは栄養ではリンゴ酸、リンゴポリフェノール、
食物繊維ほか。

薬膳として食べると、肺を
潤したり、胃腸の調子
を整えたり、余熱を
冷ますなど。

りんごジャムは、切り方や味のバリエーション
が豊富。今回はマッチ棒状にカットをして
皮の色を果肉に移しました。
煮上がりはかわいいピンク色。

瓶詰めの作業は、あらかじめ用意していた
キャラメル味のりんごジャム(茶色) を下に、
上には煮えたばかりのピンク色を。
素敵な2層ジャムが出来ました!

 

 


暦と五行説(水) を活用した冬季養生、初冬の
家庭薬膳は、
進む乾燥と冷え込みによる不調を
祓う内容。
体の冬じたくです!


暦。はじめは立冬。
小春日和の一方で、雨はあまり降らない。
そろそろ冷たい北寄り季節風(木枯らし) が
吹きはじめて乾燥が深まるころ。

潤いを外側から、内側から補います。
家庭薬膳では、食品から潤いを補い、維持を
することで乾燥から起こる不調を予防します。
陰を補う食品、その一方で陰を奪う食品の
摂り方に気をつけます。

 

次に小雪。
木々は日に日に移ろい紅葉へ。
実りのとき。
薬膳としてみる実り、秋の味覚は寒い冬を
乗り切るための栄養源!
気をたっぷり蓄えられる食品が多いのも
特徴なのかなあと思います。

いよいよ気温が下がるので、体温を奪われない
ように体が縮こまります。
流れやめぐりの不調が冷えやこりとして
出てくる、あるいは悪化をするので注意です。

陽を漏らさないこと。
食品では補陽、温性、熱性で対策を。
ただし、体の中は陰と陽(冷と熱の力) の両方の
バランスが取れていることを大切にするので
温める食品ばかりに偏らないように注意します。

それから、五臓の腎。
腎は寒さが苦手なので防寒保温や適度に
ミネラル分を摂って守ります。

 

 

食前のドリンク。
自家製のシトラスフルーツサワー・かぼす。
かぼすは、潤い効果の柑橘です。

 



ドリンクと一緒にお出ししたのは大根餅。
大根に加えた具材は、陰を補う、陽を補う、補腎
する食品。ナッツソースで相乗効果狙い!

 

 

お肉料理は薬膳風の竜田揚げ。
竜田揚げは鶏肉をしょうゆでからめた色を
紅葉になぞる季節らしいお料理。

竜田山に住む竜田姫が秋風に乗って山を下り、
袖をふって木々を染めるという物語も素敵です。

薬膳風としたのは、下味に生薬と補腎の
調味料を使うからです。

 

 

スープも季節ならでは、と紅葉子で。
合わせたのは豆腐。
豆腐の栄養と効能は、潤いづくりに向いています。

 

 

ごはんは収穫祭(の室礼) の直会(なおらい)。
お米は五穀の中でももっとも位が高いと言われていて、
神事や祭事の重要作物。
主食と同時に、年中行事ともかかわりが深い。
薬膳として食べると気を補う食品です。



りんごのコンポート。
りんごジャムをのせて、カルバトスを加えた
クリームソースをかけました。

もみじのクッキーは先の山口県ドライブの
お土産。南天の葉は難除け。
初冬の不調、という難を除けてくださいまし。

アップルティーベースの漢方ティー。
桂花を合わせることで散寒と理気の効能を
プラスしています。とってもりんご三昧(笑)。




 

今月もご参加下さいましてありがとうございました。

◎次回は12月7日(土)、8日(日)

 二十四節気は大雪と冬至。

 ワークショップは「木の実」。
 薬膳における木の実の役割を学びましょう。
 実習はナッツスイーツづくり。
 パーティーシーズンにおすすめです!


 お食事、家庭薬膳は仲冬がテーマ。
 一年で最も昼が短い日、
 一年で一番太陽の力が弱まる
 =陰が極まり陽に転じる日、冬至を迎えます。
 
寒さが増していく候、不調を祓いましょう。 

 

 場所:大分県大分市。

 追加の募集はございません。

 

 



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