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'13 9月 秋のはじまりの薬膳

2013-09-26 12:49:37 | 薬膳教室

「8月は保養が何よりの養生」 ということで、お教室関連は
すべてお休み。わずかひと月なのに随分と開いてしまった
ような感覚です。新たな気持ちでレッスンを受けてきました。

二十四節気で言うと、秋分を過ぎました。
秋分は一日のうち、昼と夜の長さがぴったり同じになりますよね。
このことから、私たちの体も同じように(陰陽の)バランスを
取りやすい時期なのだそうです。

これからしだいに日が短くなり、秋が深まっていきます。
薬膳では“陰がしだいに極まっていく” と習い、秋冬の
体ケアになってきます。

秋は“乾燥の邪気” 対策です。
とは言え、福岡は残暑がまだまだ厳しく、気温湿度とも高い
日があります。そこで今月は「夏に近い秋」 の薬膳でした。

 

薬膳茶は白きくらげ、いちじく、クコの実、菊花、はちみつなど。
乾燥した空気は臓で言うと「肺」 に影響。肺を潤す食材メインです。

 

秋口に起こりやすい体のトラブルとしては、夏の疲れ、から咳、
肌荒れ、便秘、乾燥便、声がかれる、口の渇き、のどの渇き、
風邪、をひきやすいなど。これらも、乾燥した空気、「肺」が
関係して起こるそうです。

夏(を問わず)の疲労がたまっている時は、気を補うことで改善
します。豚肉を使いました。部位は問わないようですが、骨付き肉
(スペアリブ) を使って骨の髄の薬効もいただきます。いちじくは
潤い効果ですが、煮ものに使う場合は、甘味料としても使えます。
個人的には肉をやわらかくしているような気もしました。

 

夏の間に溜まった熱を上手いこと冷ます炒め物。
薬膳食材キンシンサイも入っているので、効果は一気に
上がります。味付けはアンチョビ。健脳、美肌、気を補う!

 

白い食材には肺を潤す働きがあります。
サラダは白きくらげと梨。ドレッシングをかけ、白ごまを
ふって完成。

 

アボカド春巻き! アボカドは秋によい食材。気を補います。
便秘にも。潤い効果のチーズも使っているのでこれは別名、
体に元気と潤いを与える春巻きです(笑)。

 

先生らしいなあと特に感じたごはんもの。
身近な食材で、体に良く、食べて美味しく、見て美しく! です。
えのきのほうじ茶ごはんです。

お澄ましは冬瓜と山芋。
えのきに冬瓜、山芋…どれも白い食材です。

 

デザートは“The薬膳” の味。漢方が香るぜ わお!
肺を潤す薬膳食材を煎じてシロップにしています。
そこに同じような薬効を持つ梨を入れる…と。
ま さ に即効性ありあり!

 

おまけは白きくらげのスイーツ。これが出てくると秋を実感します。
食べる美容液なのですよ~。秋によい食材の薬効をたっぷりと
摂ったのでリアルな話、翌日に結果が!
どこもここも潤いを感じました(笑)。

 



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