二人暮らし 日々諸々。

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ふじももキッチン '17 11月終了

2017-11-21 13:30:34 | 薬膳教室

11月のレッスンが無事に終了しました。
ご参加をいただきましてありがとうございました。

福岡から大分への移動。
楽しみは紅葉。
思った通り!湯布院が見ごろでした。

 

 

今月のお茶とお菓子。

11月は通過儀礼、七五三の月。
重箱に水引を結んでお祝いを。
水引のアイデアは、お世話になっている
「器ギャラリー卓」さんにて習い立て。
ありがとうございました!

重箱には、十三夜(別名 栗名月) にちなみ手製の
栗しぼりと、佐賀県唐津くんちにちなみ、唐津の
老舗 大原松露饅頭の菓子を。

お茶は秋の新茶・蔵出し茶。
春の新茶を寝かせて保存した蔵出し茶。
菓子とよく合う熟成さでした。

 

 

ワークショップは「自家製ヤンニョムづくり」。
かつてローターアクターだった頃、クラブ内に
韓国人の留学生が多く在籍し、またライラプログラム
や研修、韓国ロータリークラブの年次大会などなどに
参加したことから(韓国の) 薬食同源を体験していました。

中でもヤンニョム!
特に留学生メンバーたち!
「11月はキムチを漬ける」と毎年言っていました。

キムチヤンニョムは、来年のお楽しみとして、
まずは手始めに “ねぎヤンニョム” をご紹介しました。

生徒さまには、食べ馴染んでいただけるよう、一口目を
好印象に(笑)。しょうゆを使うようレシピを変えました。

ヤンニョムは “薬念” と書きます。
薬という言葉が示す通り、体に効く食材ばかり。
(体を) 温める、潤す、免疫力を高める、滋養強壮、
強力な殺菌作用、抗酸化作用など。

 

 

お食事、五季食楽(ごき しょくらく)。
五季食楽とは、ふじももキッチンでご紹介をしている、
家庭で作れる薬膳ごはんをいいます(日曜クラスのみ実習)。

陽五行説を活かした体調管理を目指していて、
季節の変化と気候、体の調子に合わせて食材を選び、
はたらきと効能をいただきます。

 

11月は深まる秋と初冬。
色づいた葉が風に舞い散って静かに冬が始まる月。
寒さが進むと体は自然の変化に合わせようと頑張る
ので、上手にサポートして元気を維持するように構成。

 

お肉料理は鶏肉と牛蒡の柳川風。
胃腸を温める鶏肉と、冬の五色 “黒” い野菜に分類
される牛蒡の組み合わせ。
鶏挽き肉に調味しただしをたっぷりと含ませ、
合わせていき、最後は卵とじの要領で仕上げます。
おだしたっぷりで、汁ものにも重宝します。

魚料理は秋鮭の薬膳風南蛮。

 

 

薬膳風南蛮、としたのは、南蛮酢が薬膳風なので。
薬味の生姜、唐辛子に酢は黒酢。ウイルスや細菌から
体を守る八角がベースになっています。

 

 

新そばの季節なのでブリニを焼きました。
そばには血圧を下げる作用があるので冬場の血圧対策。
舞茸のフリカッセと大豆のチーズクリームをのせました。
同じ皿に食前のドリンク、りんごのジュレソーダを。
これからソーダを注ぐ、という写真です(笑)。

 

 

清白(すずしろ/大根) と白菜の御飯。
大根の表記に “白” を使って、冬も(秋に引き続いて)
乾燥対策が必要で、その乾燥対策には “白” い食材
ですよーと。

トッピングは、ワークショップでお作りいただいた
ヤンニョムです。

そうなんです、このヤンニョムは御飯が進んでしまう
危険さなのです(笑)。

皆さまには食べ良かったようで次第にヤンニョムの
使い道・アレンジメニューが浮かんでいました。
確かにどれも美味しそう!
お持ち帰りがありますので、是非、ご家庭でも!

 

 

はじめのお菓子も栗。デサートも栗。
栗は栄養の吸収を促すので、気を増して、体を元気に
してくれる食材です。

11月は師走を控えた月でもあるので、年末に向けて
元気を回復しておきましょう、の意を込めて。

栗のジャムを加えたバターケーキにしました。
のどや鼻などの粘膜が乾燥すると炎症を起こしやすく
なるので、風邪に負けないバリアを維持するには
バターのビタミンAがおすすめ。
粘膜を健康な状態に保ち、細菌などの抵抗力を
高める作用があります。

合わせた漢方ティーは、茉莉花ソイティー。
薬膳シロップを添えました。



 

今月は器も紅葉柄。それから福岡県東峰村の小石原焼、
小石原ポタリーを使いました。
今7月の九州北部豪雨災害。
買って支援!使って支援!販売再開がとても嬉しかった!

 

 

 

《予告》2017年 12月の ふじももキッチン

◎ ワークショップ「リクエスト企画」

 

◎ 五季食楽(ご家庭で作れる薬膳ごはん)

 12月、冬至 仲冬。
 霜柱が立つようになり寒さが増していく12月。
 イベントに年越し準備にと気ぜわしい頃。
 暦では「冬至」がやってきます。

 冬至に “ん” のつくものを食べる風習は
 験担ぎだけではなく、家庭薬膳的にみても
 なるほどな、と理にかなっています。
 摂るに優秀な食材をご紹介いたします。

 

◎開催は8(金)、9日(土)、10日(日)。
 場所:大分県大分市。
 いずれも満席を頂戴しています。

 
 ご参加の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 



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