新年度になって最初の土用(春土用) に入りました。
ふじももキッチンでは今月のレッスンでもセミナーさせて
いただきましたが、まだ寒い立春を春の始まりと見なす
ように、春が極まる最後の18日間に夏の始まりを感じる
(のが春土用)。日本の暦の考え方です。
丑の日は4月27日。
土用明け(節分) が5月4日で、5日が立夏。
新緑の季節はすぐそこで、すがすがしい緑が待っています。
季節の変化と共に身体も変わっていくと考える「五行説」
でいう春は肝機能が高まる季節。
目の機能も高まって、いろいろなものが色鮮やかに映ります。
一方で春土用は肝臓の働きが一番低下するとき。
土用のど、土(つち) が春のエネルギーを奪うので
体内の機能が低下するといわれています。
そのため、風邪をひきやすい、あるいは内臓の中央に
属する内臓「脾」が弱りやすいとなっています。
春の極まりでもある土用の時期は解毒、排毒!
土用の文字のごとく、土のもの、とりわけ山菜で
解毒、排毒がおいしい。
来客があったので用意しました。
エグミ・苦味の山菜、緑の野菜、殺菌作用の野菜、
解毒のきのこ。
たらの芽は後だしで天ぷらにしました。
お土産のキリリと冷えたスパークリングワイン、
懐かしい話、未来の話、旅の話などなど料理写真が
ひとつもない理由(笑)。
次回、夏の土用も是非いたしましょう!