二人暮らし 日々諸々。

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2011 6月の養生 薬膳教室

2011-06-16 17:17:53 | 薬膳教室

「湿」 で覆われる季節。
田んぼに水が入るように身体にも水が入って次の季節を迎える
準備に入っています。ですが、身体に余分な水分は溜め込み
たくはありません。整えば健康! と言われる「脾」 と 「胃」 が
湿気によって働きがグンと落ちるからです。
…ということで今月は「水余り症候」にならない献立☆

最初に出していただく季節のお茶。
今月は「イーミースイ」。「なつめ」 と 「はと麦」 。
お茶感覚で食べるスープ。ジンジャーシロップを加えて。
この時期の「なつめ」 は脾、胃の気を養う代表格☆

 

「はと麦」 は水出しに最適なので、この時期は常食に。
黒い点々に薬効。研磨されていないものがベスト☆


お料理は、脾、胃に入りやすいもの。お粥のどろどろ状が
ベスト。どろどろが潤いを戻して余分な水分をすくい取るので。
ちなみに中国ではお米に限らず、どろどろにすることを「粥」 と
言うそうです。例えば豆をどろどろに炊いて豆粥と言うなど。


お粥2種☆ 「黄著(おうぎ) 人参のお粥」。

 

くこも一緒に。なるほど~どろどろの感じが分りました(笑)。

 

「小豆粥」。日本は7倍粥ですが、薬膳は10倍粥。
ですので、小正月に食べる小豆粥とは、どろどろ感が違います。
小豆の渋もエキスと捉えるので、ゆでこぼしはしません。
写真奥に見えるのは「炒五色」。食材五色の野菜炒めです。
「黒きくらげ」 は今が旬♪ 生のモノを贅沢に。これも水分出し。

 

「お粥の友」 。塩卵。そういえば上海で食べた記憶が。
塩分濃度がとても・かなり・異常に濃いので、塩代りに。

 

豆腐にトッピングして「塩卵豆腐」。
仕上げに、あさつきと太白ゴマ油をぱらり☆ さらり☆

 

ブクリョウ。粉末にして使います。これも水出し。

 

「ブクリョウ入りのシュウマイ」。
ブクリョウ粉は餡の中、片栗粉の代わりです。

 

消化は、「サンザシとロンジン茶」。
サンザシの甘酸っぱさが大好きです♪

今月も、美味しさに盛り上がりました♪
加えて身体も整うなんて、なんとも贅沢な話(笑)。
食卓に賢く取り入れたいなあ。
「まだまだ多い・多過ぎる身体」 だけど調子良いです!!
Jun 16.