きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

葛根湯

2017-01-23 14:17:03 | 健康・病気
今回は薬の体験談のお話です。

風邪などをひくと病院に行かないまでもドラッグストアで市販薬を購入して治そうとされますよね?
私は子供の頃からカプセルや錠剤などを呑み込むのが苦手。

現在の錠剤などは口に含んだままでも溶けないのかもしれませんが、私が子供の頃の錠剤はなかなか飲み込めずに舌の上などに残ったままもたもたしていると溶けだして、そりゃあ飲み込むのに苦労したものです。
たった1錠ですらこのありさまでは複数の錠剤なんて一気に飲むなんて博打は打てません。
一気に口に含んで飲み込めなかった場合、そりゃ目も当てられない惨状になります。
対処方法はただ一つ、面倒でも時間がかかっても1錠ずつ確実に飲み込んでいく方法です。

錠剤でこんな状態なので、さらにサイズが大きいカプセルなんてものは私にとってはゴジラのようなもの
カプセルは溶けだすことはありませんが、その大きさゆえになかなか飲み込めません。
口に含む際もカプセルは必ず咽の方向に縦方向で舌の上に乗せて、しっかりと水を含んでから何度も頭まで前後に振って飲み込みます。

ここまでの一連の動作(もはやルーティン)を行わないと飲み込みすることができない体質。
よく子供の頃は母親に「早く飲み込みなさい!!」とせかされたもんです。
そんな私でも粉薬だと素直に飲めます。
大人になっても相変わらずの体質なので、薬の話になるとできるだけ粉薬やドリンク剤をお願いするようにしています。

大人になった私が粉薬やドリンク剤なら苦労なく飲めることに気づき、風邪をひいた際にドラッグストアでお願いする時に「粉薬かドリンク剤」をお願いすると、ほぼ決まって「漢方」を紹介されます。



風邪の時は「葛根湯」と。
粉薬もありますが、私はドリンク剤をよく利用します。
苦い味わいなんですが、咽につっかえませんし舌で薬が溶けるわけでもありません。
それに薬品を飲み込む時の異物感が無いのがドリンク剤を選ぶ最大の利点。

ただでさえ体力が弱っている時に薬を飲むって行為に体力を使いたくないじゃありませんか。
それにドリンク以外だと薬とお茶はダメとか言われますが、ドリンク剤はまさにドリンクそのものなのでそんな面倒なことは心配しなくてもいい。
こんなありがたい薬品は私にとってはありませんでした。

大人になってからはほとんどこのドリンク剤の葛根湯にお世話になってますが、一昨年、仕事でとある大学の薬学部の先生による生涯学習講座を担当いたしました。
その講座では漢方についてもっと身近に感じてもらえるようにと、毎回助手の方が漢方薬の薬湯を煎じて試飲するコーナーを設けておりました。
担当の私も配膳などのお手伝いをしましたが、それ以外は基本的に煎じるのを手伝いながら助手の方と漢方についてのお話するわけです。
これが面白いのなんの。
さすが薬学部、漢方についてどんどん話題が出てきます。
助手の方は普段から漢方を煎じて飲んだりしているらしく、例えば「だるければこの薬湯」「のどにはこの薬湯」など色々とアドバイスをいただき、むしろ講座よりも助手の方のアドバイスのほうが私にとっては役立ったくらいです(笑)
もっとも、ほとんどのアドバイスは記憶の彼方へ消えていきましたが・・・
助手の方、ごめんなさいm(__)m

その中でも記憶に残ってるのがこの「葛根湯」でした。
やはり風邪で弱っている身体を芯から温めて回復させていく効能があると教えてくれました。

ちなみに毎回作ってくれる薬湯を私は試飲していたのですが、苦味があっても美味しい。
美味しい、美味しいと調子にのって飲んでたのですが、助手の方からは「相当お疲れのようですね、健康な人は苦いと言ってなかなか飲みませんよ(笑)」と忠告されました。

たしかに、その後入院まですることになりますから、さすがに薬学部の助手さんです。

最近では漢方を取り入れる病院も増えてきているようです。

病気の身となっているので、身体全体を治癒する漢方も関心を持ってきている今日この頃です。

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